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フィレンツェで5つ星ホテルに泊まるなら「HOTEL LUNGARNO」はいかが?
※編集部註:2020年1月、加筆修正をいたしました。写真は初出時(2015年8月)のものです。
フィレンツェ旅行で、ちょっとハイクラスなホテルを探しているなら、「HOTEL LUNGARNO(ホテル・ルンガルノ)」はいかがでしょう?5つ星でありながらラグジュアリーとフレンドリーが同居する、フェラガモグループのホテルです。
ヴェッキオ橋からは徒歩3分、アルノ川がそばに見えるロケーションは非常に魅力的。洗練された客室も注目ポイントですよ。
目次
- 1. フェラガモ一族が経営するSLH加盟の「HOTEL LUNGARNO」
- 2. フレンドリーなサービスも、旅の思い出に
- 3. アメニティも、もちろんフェラガモ
- 4. 泊まるなら、ロマンティックなアルノ川サイドの客室で!
- 5. 必ず食べたい、感動の朝食
1. フェラガモ一族が経営するSLH加盟の「HOTEL LUNGARNO」
筆者の大好きな街、フィレンツェ。そこで滞在するにあたり、オススメしたいホテルが「HOTEL LUNGARNO(ホテル ルンガルノ)」です。初めて泊まった時からこのホテルが持つ魅力の虜になり、フィレンツェに来たらココ!と決めているほど大好きなホテルです。
この「LUNGARNO」はフェラガモ一族が経営するホテルということもあり、何から何までセンス抜群! オシャレな内装、洗練されたサービスなど、一つ一つにウットリしてしまいます。
<エントランスもロマンチックな意匠です。>
エントランスはこんな感じ。大規模なラグジュアリーホテルに比べこぢんまりとした印象を受けますが、こちらのホテルは、小規模ながら洗練されたサービスと空間を提供する「S.L.H(スモールラグジュアリーホテルズ)」に加盟しています。
S.L.Hのコンセプトは、インディペンデント(独立系)な小規模でありながらユニークな滞在を楽しめるホテル、ということ。そのため、フィレンツェ滞在をより自分らしい体験にしたい、という方におすすめできると言えるでしょう。
2. フレンドリーなサービスも、旅の思い出に
<ロビーのラウンジスペースもシックな雰囲気。窓の外にはアルノ川!>
HOTEL LUNGARNOには、小規模経営だからこそできるサービスが満載。たとえば、ドアマンやベルボーイ、レセプションにレストランスタッフ、どなたもフレンドリーでとても親切です。
何度も顔を合わせている間に、ちょっとした彼らの趣味の話になることもしばしば。私が話したベルボーイの彼は、ジブリの大ファンであることを、照れ笑いしながらお話してくれました。
また、サッカーのチケットの取り方を教えてもらった時には、「ここの席は高いけど観にくいし......私のオススメはここの席よ!試合もバッチリ見えるし安全だし、しかもお値段もお手頃!」と、フレンドリーに教えてくれたことも。
泊まるたびに、ちょっとした事でも全てを楽しい思い出に変えてくれる、なんともイタリアらしいフレンドリーなコミュニケーションを体験できるホテルです。
3. アメニティも、もちろんフェラガモ
<石けん2種、ボディシャンプー、シャンプー、コンディショナー、ボディローション、シェービングクリームなどが置かれています。>
ホテルのお楽しみと言えばアメニティ。こちらも全てフェラガモの製品です。ファラガモの香水「TUSCAN SOUL」という上品な香りで統一されていますが(ホテル滞在当時)、この香りは全てイタリア産の材料で作られていて、爽やかで洗練された森林と花の香りは、男女問わずお気に召すこと間違いなし。
単なる「フレグランス」という表現では物足りないぐらい、まさに「トスカーナのソウル」が詰まった素晴らしい香りだと思います。写真には写っていませんが、メンズのシェービングフォームまで同じ香りで揃えられています。
4. 泊まるなら、ロマンティックなアルノ川サイドの客室で!
<昼はヴェッキオ橋のにぎやかさが楽しめます。>
アルノ川側と道路側では客室の値段も変わってくるのですが、初めての方は少し奮発してでも、アルノ川サイドの客室を予約することをオススメします。ヴェッキオ橋鑑賞のベストポジションの一つで、夜はさらにロマンティックですよ!
<この夜景には思わずウットリ。>
もちろん、客室の内装にもウットリしてしまうはず。
<調和のとれた内装が素晴らしい。>
客室の内装はブルーと白でまとめられていて、とてもエレガント。最新の設備というワケではないので、新しく大きな日本のホテルに慣れた人は戸惑うこともあるかもしれません。しかし、そんなところもチャーミングに思えるのが、このホテルの素晴らしいところ。
もちろん、何か不具合があった場合はすぐに対応してくれるので、遠慮なくフロントに連絡しましょう。
<品の良い空間で、心も安らぎます。>
<洗面台もエレガント。>
ちなみに、冷蔵庫に入っている飲み物までとってもオシャレ。ミニバーのチョコレート(有料)は「チョコレート界のロマネコンティ」と称される「AMEDEI」のものです。
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5. 必ず食べたい、感動の朝食
<シンプルな見た目ながら、感動的な美味しさ。>
筆者がこのホテルをオススメする時に、必ず話すポイントが「朝食」です。ペストリーは「フィレンツェで一番美味しい」と言われている、ホテルのすぐ近くパン屋さんから取り寄せられていて、クロワッサンやデニッシュはついつい食べ過ぎてしまうほど。
また、新鮮なモッツァレラチーズは、日本では味えないような味。ヨーグルトのような感覚で頂くことができ、ナイフで割ってみるとそのクリーミー具合がよく分かると思います。その他のハムやフルーツも全てシンプルながら、感動の美味しさです。
筆者はこの朝食をベストコンディションで食べたいがために、朝から早起きしてミケランジェロ広場まで散歩してみたりして、お腹をしっかり空かせてから朝食へ向かいます。
また、ヨーグルトはビン入りのオシャレなデザイン。種類は行く度にちょこちょこ変わっているので、その時々で美味しいものがセレクトされているのかもしれません。
<こちらはレモン味。ラベルもオシャレです。>
HOTEL LUNGARNOは、ヴェッキオ橋(ポンテ ヴェッキオ)から徒歩3分という抜群のロケーションということもあり、とても人気の高いホテルですが、レストランだけの予約も出来ますし、ロビーでお茶を楽しむこともできます。
フィレンツェ旅行者にとって、なくてはならない素敵な場所ですが、年々予約が取りにくくなっているとのこと。旅の予定がたったら、すぐの予約をオススメ致します。
撮影:yukaco
基本情報
- 名前:ホテル ルンガルノ(HOTEL LUNGARNO)
- 住所:Borgo S. Jacopo, 14, 50125 Firenze, Italy
- 公式サイト:https://www.lungarnocollection.com/hotel-lungarno
※最新情報は公式サイトをご確認ください。
>>>ホテル ルンガルノの予約状況を【Hotels.com】で詳しく調べてみる
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yukaco
- 17歳のときに初めてフィレンツェ、ヴェネチアへ行ってからすっかりイタリア贔屓に。定期的にイタリアへ旅行。
食、ファッション、アートが得意分野。興味があればどこへでも行くフットワークの軽さでハードスケジュールな取材も敢行。
イタリアの中で一番好きな場所はミラノ・スカラ座。好きな食べ物はラヴィオリ。