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斜塔だけじゃない!ピサでのんびり観光のススメ

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記事投稿日:2015/07/09
最終更新日:2017/12/14

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斜塔がとても有名な街、ピサ。小さい街ながらイタリアの歴史に触れられる観光スポットも多く、ゆったりと満喫できる魅力的なエリアでもあります。フィレンツェ観光と一緒に、ピサへも繰り出してみては。

※以下、写真はクリエイティブコモンズライセンスに基づき掲載しています。
参考:クリエイティブコモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

※サムネイル写真:Pixabay

「ピサといえば斜塔」。でも、それだけではありません。魅惑の観光スポットをご紹介!

フィレンツェから日帰りで訪れることもできるこの小さな街は、あまりに有名な斜塔のイメージがあるためか、その他の見どころをあまり知らない方も多いのではないでしょうか。

実は、小さいながらも華麗な歴史を持つピサは街歩きも楽しいエリア。今回は、そんなピサの街をのんびり歩いてみることにしましょう。

かつて世界最強の海洋都市ともうたわれた、ピサ

現在は地形が変わり港は見えなくなってしまいましたが、かつてピサは海に面し、貿易によって財を成したイタリア最古の海洋都市でした。ピサ第一の黄金期は11世紀~13世紀。この頃、ピサの海軍は西地中海で最強、いや世界最強ともいわれていたそうです。

イタリアで最も裕福な都市として名を馳せ、この頃の象徴として建てられたのがお馴染みのドゥオモ、洗礼堂、鐘楼(斜塔)でした。その後ジェノヴァに負けて衰退するも、メディチ家のコジモ一世による再開発で復活を果たしました。これがピサ第二の黄金期です。

この頃、あのルネサンスの巨匠ヴァザーリに設計させたのが、今もカヴァリエーリ広場に並ぶ建物です。

イタリア最古の大学がある学園都市でもあるピサ

ピサにはイタリア最古の大学であるピサ大学があり、現在も若者が多い学園都市としての性質も持っています。なんと、あのガリレオ・ガリレイが研究をしていたことでも有名な大学でもあります。

大学構内に入れば学生をたくさん見かけることができ、彼らが皆ガリレオの後輩だと思うと、なんだか尊敬の念を抱いてしまいます。

参考:ピサ大学公式サイト(イタリア語)※外部サイトに遷移します

おすすめ散策その1:メッゾ橋~ソルフェリーノ橋をお散歩

引用:Flickrより
Lungarno Pacinotti

メッゾ橋そばのガリバルディ広場からソルフェリーノ橋までのアルノ川沿いは、そぞろ歩きに楽しい散歩道。ルネサンス時代の古い街の趣が残り、静かに流れるアルノ川をただ眺めているだけでも心地の良い通りです。

おすすめ散策その2:気品あふれるサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会

アルノ川沿いを歩いていると、まるで砂糖菓子のような繊細で美しい姿をしたサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会が見えてくるでしょう。ロマネスク・ゴシック様式の白亜の教会は、小さいながらも気品のある佇まいで、アルノ川の景観に華を添えています。

おすすめ散策その3:カヴァリエーリ広場で巨匠の建築を堪能

引用:Wikimedia Commonsより
Palazzo Carovana Pisa

広場に入ると、ここだけ建物の様子が違うことに気づくことでしょう。この一画は16世紀、いわゆるピサ第二の黄金期に巨匠ヴァザーリが設計したルネサンス建築が、ずらりと広場を囲んでいるからです。

周辺のサント・ステファノ・ディ・カバリエリ教会の建築も、ぜひ鑑賞してみてください。

おすすめ散策その4:斜塔の建つ、カンポ・ディ・ミラコリ広場はじっくりと観察

ここが、最も多くの観光客に馴染みのある「ピサの斜塔」の立っている広場「カンポ・ディ・ミラコリ広場」です。上下四層にもなるドゥオーモ(聖堂)は、複雑かつ軽快で優雅な佇まい。これは、本体をしっかり造り、繊細な装飾を後から存分につけたからこそ実現したもの。

見事な列柱の列は実際にドゥオーモを支えているのではなく、装飾的な用途で付けられたものなのです。アーチの列は交易で関わりのあったアラブの影響を受けており、エキゾチックな趣も含んでいます。白大理石に黒とパステルカラーの色大理石を合わせたデザインは、見事としか言いようがありません。

おすすめ散策その5:ドウオモの内部にも入ってみましょう

こちらのドゥオモ、内部は更に美しく荘厳で、ガリレオが振り子の等時性を発見したといわれる(※諸説あり)ランプが吊り下がっています。

Photo by Steve Jurvetson [Happy Sunday] CC BY 2.0

Photo by Steve Jurvetson [Happy Sunday] CC BY 2.0

白大理石を基調としたドーム型の洗礼堂は、広場の中で一際存在感を醸し出しています。ドームの内部は音響効果が素晴らしく、発声すると見事な和音になって響くといいます。

引用:Flickrより。
piazza dei miracoli

ピサで最も有名な鐘楼(斜塔)は途中地盤沈下で傾きながらも、着工から180年もの歳月をかけて完成した歴史を持ちます。その危うさゆえの美しさは、今でも健在です。

洗礼堂、ドゥオーモ、そして鐘楼の作りだす調和の美は、最も華やかだった頃のピサの姿を今に伝えてくれます。

散策に疲れたら、バルやレストランで一息入れて

ピサの街はこぢんまりとしていますが、あちらこちらに魅惑的な通りが見え隠れします。カヴァリエーリ広場近くのFaggiola通りには、観光客が少ない穴場のバルやトラットリアが並びます。さらに、Borgo stretto通りには地元民が好んで通うアーケードがあります。この辺りのバルで一息入れると良いでしょう。

ライターおすすめのお店!「L'ostellino」

L'ostellinoは、地元民にも評判のサンドウィッチ店。軽くランチにしたい時など重宝します。

L'Ostellino

住所:Piazza Cavallotti,1, 56126 Pisa, Italy
営業時間:11:59 - 16:30(土日は18:00まで営業)
※編集部注:2016年12月現在の情報に修正いたしました。

ピサに滞在するなら、早朝散策で贅沢な時間を過ごしてみては

ピサを観光する人々の多くは、バスでカンポ・ディ・ミラコリ広場付近に着き、斜塔などの見学を済ませると足早に帰ってしまいます。ですが、時間に余裕があるならばピサに滞在するのもひとつの手。

緑の美しい時期などは早朝散歩に繰り出し、緑と白のコントラストが爽やかなカンポ・ディ・ミラコリ広場で、じっくりと斜塔を眺める......なんてこともできてしまいます。日中は人の多い広場ですが、早朝ならばため息の出るような美しい風景もこの街の歴史も、独り占めできてしまいます。

ライターがおすすめする、ピサのホテル

ピサのホテルは3つ星程度が基本で、規模も比較的小さいところが中心。その中でおススメしたいのはホテル「Relais Centro Storico Residenza D'Epoca」です。

日本のガイドブックではあまり見かけないホテルですが、古めかしい建物にアンティークの家具や調度品がマッチし、ヨーロッパの邸宅のような雰囲気が魅惑的。5部屋しかない家族経営のホテルだからこそ、親切なオーナー家族のホスピタリティーに触れられます。

Relais Centro Storico Residenza D'Epoca

住所:Corso Italia, 26, 56125 Pisa, Italy
電話:+39 50 45231

優雅な夜景もお楽しみください

ピサの夜は、アルノ川沿いに柔らかな明りが灯り、決して派手ではないながらも落ち着きのある夜景が楽しめます。かつて世界に名を馳せた華麗なる強国、ピサ。時にはゆっくりと滞在し、栄華の歴史と穏やかな現在を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

参考:Flickrより引用。
Lungarni #2 (by night)

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