直行便で行くハワイ島観光!3泊プラスαのおすすめは?

キラウエア火山

<サムネイル・トップ写真:Pixabay

ハワイ諸島で最も大きいハワイ島は、とても1日では周り切れないほどの広さと、魅力あふれる自然環境に満ちています。できることであれば3泊以上は滞在したいのですが、では、どのようなプランで滞在するのが良いのでしょうか?元ハワイ在住ライターが、おすすめのプランとプラスαで追加したいアクティビティについてご紹介します。

目次

直行便によってアクセスも快適に!ハワイ島を存分に楽しもう

「ビッグアイランド」の愛称で知られ、ハワイ諸島最大を誇る広さは東京都の約5倍というハワイ島。今も活動が続くキラウエア火山、海底からの高さはエベレストを凌ぐ世界最高峰のマウナケア(標高4,207m)、火山活動で黒砂に覆われたブラックサンドビーチなど、自然豊かな大地のパワーに驚かされる島です。

ここは、火山の女神ペレが住むといわれる神秘的な島でもあります。主な都市は、国際空港もある西の「カイルア・コナ」と、情緒溢れる素朴な東の「ヒロ」。日本からは、昨年12月から運行が始まったハワイアン航空の羽田-コナの直行便(水曜、金曜、日曜の週3回)で気軽にアクセスできるようになりました。

そこで今回は、西側のコナとコハラ・コーストを軸に3泊プラスαという形式で、ハワイ島観光のおすすめプランをご紹介します。

ハワイ島へ行くならハワイアン航空がおすすめ!

ハワイアン航空
<Photo by Simon_sees(CC BY 2.0)>

日本からハワイ島のコナ国際空港への直行便は、日本航空が2010年10月に撤退して以来の復活です。これで、日本からハワイ島への観光がより身近になりました。ハワイアン航空は、ハワイで最も歴史のある地元の航空会社です。

機内ではアロハシャツを着たクルーが接客してくれたり、ハワイアン音楽のBGMがかかっていたりと、乗った瞬間からリゾート気分を感じることができます。私もハワイ滞在中に、島間移動でよく利用していました。

ハワイアン航空

広いハワイ島を思いっきり楽しむためのポイントは?

ハワイに住んでいた私が、初めてコナ国際空港を利用したのが約10年前。いきなりタラップを降りて、素朴な滑走路をテクテクとターミナルビルまで歩いた記憶があります。ハワイ島内では、今も公共交通機関が発達していません。ハワイ島は観光の見どころやホテルも点在しているので、レンタカーが必須でしょう。

空港内には各レンタカー会社の営業所があるので、到着便の時刻に合わせて事前に予約をしておくのがベターです。幸い、ハワイ島では真っ直ぐな一本道が多いので道に迷う心配は少なく、ハワイで初ドライブという場合でも無理なく運転できますよ。

初めて観光するときは目的を絞り込むのがベター

主な観光スポットとしては真っ赤な溶岩流が海に流れ込む活火山のキラウエアが有名ですが、米国で唯一のコーヒー産地であるコナコーヒー農園、マンタと一緒に泳げるアクティビティなど、見どころはたくさん。ただ、とにかく広い島なので、1日でオアフ島のように周ろうとするのはやや無謀です。さらに、オアフ島ほど日本語が通じるところが多くありません。

そこで、観光拠点のホテルをカイルア・コナ側にするか、火山見物、またはヒロ中心というように行きたいスポットや目的を絞り込んで、宿泊地もじっくり選んでおく必要があります。

ハワイ島のグルメやショッピングで満喫

まず紹介するのは、カイルア・コナから車で約30分、コナ国際空港から北へ約30kmに位置するハワイ島屈指のリゾート地ワイコロアで1日を過ごすプランです。コハラ・コーストにあるワイコロア・ビーチ・リゾートには、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジとワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパなど、約10軒のホテルやコンドミニアムが建ち並びます。

ファミリーにはヒルトンがおすすめ!というのも、敷地内を流れる運河でボートに乗ったり、ホテルのトラム(路面電車)で敷地内を移動できたりと、子供たちに大評判だから。私も家族で利用しましたが、大人でも結構楽しめました。

Kenneth Lu[Tram at the Hilton Waikoloa Village](CC BY 2.0).jpg
<photo by Kenneth Lu(CC BY 2.0)>

このエリアにはレストランやショッピングセンターもすべて揃っているため、まる1日満喫できますよ。大型ショッピングセンターのクィーンズ・マーケット・プレイスには高級ブランドやブティックはもちろん、ギャラリーのほか、高級レストランやフードコートも充実しています。

フラやレイメイキングなど、ハワイアンカルチャーの無料レッスンやエンターテイメントが充実のもポイント。のんびりとくつろぎながら、ハワイの文化や歴史を家族揃って楽しむのも良いでしょう。

1日の締めくくりは、ビーチに沈む夕陽を眺めながらトロピカルカクテル片手に味わうハワイアンディナー。ショッピングゾーンのキングス・ショップス内には、カジュアルなイタリアンや地中海料理レストランなど、ゆったりとした時間を過ごせるお洒落なレストランもあるので、のんびりと素敵な食事を味わってくださいね。

ワイコロア:各店舗情報

ワイコロア・ビーチ・リゾート

ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ

▼関連記事:ハワイ島の「ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ」で、充実のリゾート滞在を

ワイコロア・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

クィーンズ・マーケット・プレイス

キングス・ショップス

ハワイ島の名所旧跡をレンタカーで1日ドライブ

次は、ハワイ島の貴重な名所旧跡をレンタカーでドライブするプランです。まずは、宿泊するワイコロア・ビーチ・リゾートから小1時間ほど北上し、ハワイ島の北端に近いカパアウで、カメハメハ大王像を見学します。ちなみに、オアフ島のダウンタウン、イオラニ宮殿の向かい側にも有名なカメハメハ大王像がありますが、実はこちらが元祖でオリジナルなのです。

Blake Handley[King Kamehameha Statue, Kapaau](CC BY 2.0).jpg
<photo by Blake Handley(CC BY 2.0)>

その後、15分ほど来た道を戻れば、ハワイ先住民の伝統的な漁村を再現したラパカヒ州立公園があります。ここでは、先住民の漁法や生活様式をじっくりと見ることができますよ。さらにカイルア・コナよりずっと南に下がって、ホナウナウ湾に面したプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園に立ち寄りましょう。ここは約73万㎡もある広大な土地で、かつては王家のものでした。

その昔はカプ(タブー)を破った人が逃げてくる場所でもあったなど、ハワイ文化を深く感じられる場所。神殿や「ティキ」と呼ばれる守護神像も復元されている、ハワイの神聖な歴史公園です。

オールドタウンのカイルア・コナをのんびり1日散策

コナコーヒーの実
<写真ACより>

カイルア・コナの街は美しい海岸沿いにあり、お洒落なカフェやレストランのほか、ローカルの雑貨屋さんなどが建ち並ぶハワイ島の人気スポットです。前述したプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園の近くには、世界三大コーヒーのひとつで、いま日本でも人気のコナコーヒーの産地があります。

コナコーヒーは、ハワイ島西海岸の「コナコースト」が主な栽培エリアです。コナコーヒーという名称も、この地名に由来しています。ちなみに、米大統領の官邸ホワイトハウスでもコナコーヒーが愛されています。

また、このエリアには、段々畑のような日本のUCCコーヒー農園などもあり、人の背たけよりやや高いくらいのコーヒーの木に熟した赤い実がなっていることも。このあたりの気候と温度がコーヒーの栽培に適しているそうです。私が訪れた時は、真っ赤な実がたくさん生っていました!

本場のコナで挽きたての1杯を味わえるというのは貴重な体験。ここではコナコーヒー豆の焙煎体験もできるので、私もチャレンジしたことがあります。香ばしい自分だけのオリジナルコナコーヒーがとてもおいしくて、良い思い出になりました。

UCCコーヒー農園

▼関連記事:コーヒー好きなら行ってみて!ハワイ島の魅力的なコーヒー農園3軒

3泊以上する場合のプラスαのおすすめ情報

今回はハワイ島西側のコナとコハラ・コーストを軸に据えた3泊プランをおすすめしましたが、3泊以上できる方向けにプラスαの情報をご紹介します。

のんびりとリゾートホテルライフをプラス

ハワイ諸島全体の約60%という広大な面積を占めるハワイ島だけに、オアフ島では見かけないリゾートホテルがたくさんあります。1日では遊び尽くせないほど広い敷地を誇る大型ホテルや優雅な大人の時間を楽しめるホテルなど、旅のスタイルに合わせて選びたいですね。

たとえば、プライベートビーチでウミガメ(グリーンタートル)に出会ってみたり、雄大な海を目の前にしたレストランでのんびり食事を堪能したりなど、ゆったりと優雅なステイを楽しんでみてはいかがでしょうか?

マウナケアツアーをプラスして、サンセットと星空に感動

ハワイ島は5つの火山で構成されています。ハワイ最高峰のマウナケアの夜は、まるで天然のプラネタリウムなのです。標高4,205mの山頂付近には、日本のすばる望遠鏡のほか、世界各国の天文台がある世界的にも有名な天体観測スポット。山頂まで連れて行ってくれるツアーもあるので、ハワイ島最大の魅力とも言える大自然のパワーを体感してみてください。

すばる望遠鏡

▼関連記事:マウナケアでサンセット&星空観測。そして珍しい植物を観察しました!

自然の力に圧倒されるキラウエア火山見学をプラス

はるか昔から今なお噴火活動を続けているキラウエア火山。火口周辺を巡るハイキングコース(※)や火山博物館のほか、徒歩で入れる溶岩洞など、地球の鼓動を身近に実感できる場所です。

虹の名所として知られるレインボー滝へ行くタイミングは、虹が見られる可能性が高い朝がおすすめ!ハワイ島の大自然が感じられる王道の観光スポットです。宿泊日程に余裕がある方は、最初にご紹介した観光ルートにこれらのプランを加えていけば、より充実したバカンスが楽しめるはず。ホテルと時間を上手に使って、たっぷりとハワイ島観光を楽しんでくださいね。

(執筆:ごとう ただし)

※編集部註:キラウエア火山周辺のトレイルコースは、およそ6km。歩きやすい靴と服装、天候の変化に備えてウインドブレーカーなどを準備して、参加することをおすすめします。

編集部メモ:ハワイ島滞在をたっぷり楽しむ5つのポイント

◎1:ハワイ島はとても広いので、3泊以上のプランを立てる
◎2:日本から直行便があるハワイアン航空が便利
◎3:観光スポット巡りにレンタカーは必須。英語でのコミュニケーションも想定しよう
◎4:滞在やショッピングはワイコロア、観光は名所旧跡やカイルア・コナがおすすめ
◎5:4泊以上できるなら、マウナケアやキラウエア火山のツアー、ホテルでのんびり滞在も♪

※編集部追記2017年6月1日:当記事公開時、JALの撤退についてご紹介しておりましたが、2017年9月15日に成田 - コナ国際空港間の直行便を復活させることがアナウンスされております。

参考:https://www.jal.co.jp/inter/route/kona/index.html

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