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こんな風に食べる!メキシコスタイルのバーベキューが凄い
暑い季節がやってくると人気なのが野外のバーベキュー。実は私の住むカリブ海地方ではメキシコ人は一年を通して、しょっちゅうバーベキューをしているんです。では週末に家族や友人が集まって庭先でワイワイとするメキシコ人流の美味しすぎる内容をご紹介しましょう。
どんなお肉を食べる
バーベキューでは牛肉、豚肉、鶏肉、バーガー、チョリソと何でも食べられています。お肉は既に味がついているものを焼いたり、自分でバーベキューソースをお肉にぬったり、お肉は厚かったり薄かったりとそれぞれです。バーガーのパティを焼いてハンバーガーを作る人や、チョリソというスパイスの入った少し辛いソーセージを焼く人も結構います。チョリソと聞くとスペインのチョリソが有名ですが、実はメキシコのチョリソもとても美味しいんですよ。
サイドに欠かせないメキシコならではの料理とは
メキシコ人がバーベキューでどんなお肉を焼いても一緒に食べたいのがトルティーヤです。これなしではバーベキューは始まりません。トルティーヤにはフラワートルティーヤとコーントルティーヤがありますが、バーベキューで一緒に食べられるのはサイズのより小さくトウモロコシの粉でできたコーントルティーヤの方です。
トルティーヤにスライスしたお肉をのせて、その上に細かく刻んたトマト、玉ねぎ、コリアンダーを混ぜたトッピングにライムかけて食べるのは定番中の定番。家族皆が集まってするバーベキューならトマトソースとコンソメを入れて作るご飯や煮込んだ豆もお肉と一緒にトルティーヤにはさんで食べることがあります。
こちらそれぞれを少しずつトルティーヤにのせてクルクルとくるんで食べるのです。また、ノパレスというサボテンを焼いたものを食べる人や、ケサディヤというチーズをトルティーヤで半分におりたたんで焼いたものを食べる人もいます。
ここで忘れてはいけないのがハバネロなどの辛いチリで作られたホットソース。具の全てをトルティーヤの上にのせた後で何かしらのホットソースをササっとかけて食べるのがメキシコ人流。また、ハラペーニョやセラノ、ハバネロなど生で食べられるチリを細かく刻んでライムと混ぜ、お手製のホットソースを作るこだわり派もいます。
一番人気はアラチェラ
さて、バーベキューでも一番人気なのが「アラチェラ」と呼ばれるお肉です。牛肉をソースでマリネして柔らかくなったのがアラチャラ。お好みの焼き加減で焼いてから、トルティーヤと一緒に食べますが、ある人はそこにサワークリームとスライスしたアボカドをのせ、またある人は細かく刻んたトマトと玉ねぎ、コリアンダーを混ぜたトッピングをのせて食べます。どちらも美味しすぎる組み合わせで私も大好きなのですが、メキシコ料理でよく使われるサワークリームは意外にお肉との相性がよく、ワオと思わず口に出てしまうほど感動してしまいますよ。
アラチェラはレストランでも食べられる
そう、アラチェラは家庭で食べられるだけでなくレストランでも食べられるんです。レストランでも普通はバーベキューを連想させるようにバーベキューピットで焼かれたネギやジャガイモが添えられています。メキシコで美味しいお肉で有名なのはモンテレィやソノラなどのメキシコの北部なので、メキシコ北部スタイルのお肉のレストランを見つけたら、お肉好きの方はどうぞ見逃さないでくださいね。
バーベキューからメキシコ料理に欠かせない食材が見える
例えば日本料理にお米やお醤油が欠かせないのと同じで、メキシコ料理にも欠かせない食材があります。その一つは主食であるトルティーヤ。そしてライム、サワークリーム、チリペッパーです。メキシコ料理はこれらをうまく組み合わせて何ともユニークな味を与えてくれます。メキシコ料理と聞くと辛いと連想する人も多いと思いますが、多くの場合辛いソースは料理と分かれていますので、メキシコにご旅行の際は是非多くのメキシコ料理を味わっていただければと思います。
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Yu Larraz
- 2009年よりメキシコ在住。カリブ海のキレイな町で英語教師、日本語教師の傍らWebライターとしても活動中。