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ローマやベネチアとは別の顔。北イタリアの清らかな自然に包まれる♪
観光大国であるイタリアにはローマやベネチアなど、有名な観光地が数多くありますが、今回はそんなイタリアの都市とは異なる魅力を持つ、自然いっぱいの北イタリアに行ってきました!
その中でも、世界遺産に登録されているドロミテ山塊を東西南北に分けてご紹介したいと思います。(ガイドブックでは東と西だけに分かれていることが多いですが、細かくご紹介するため、その辺りはご容赦ください・・・)
まずはドロミテの東側・コルティナ・ダンペッツォから!
ドロミテの東側で観光の拠点となるのはドッビアーコとコルティナ・ダンペッツォ。今回はコルティナ・ダンペッツォを拠点に、ドロミテ東側の最大の見所であるトレチーメとミズリーナ湖を観光しました。
まずはトレチーメへと向かいます。お天気を心配していましたが、今日は晴れ!駐車場から、周りの山々が綺麗に見えました!
さて、ハイキングスタートです!
山の上は少し寒いかな・・・とも思いましたが、歩いていると汗ばんでくるので、脱ぎ着しやすい服装が便利かもしれません。靴は、海外の方の中にはサンダルで歩いている人もいましたが・・・ ほとんどの人はハイキングシューズやトレッキングシューズを履いていました。
私もハイキングシューズを履いていても一度滑ってこけましたが、砂利道で足元を取られやすいので、ハイキングシューズやトレッキングシューズを準備した方が、安心です!
目指すラヴァレード小屋までのハイキングコースは、迷うこともないほぼ1本道。途中、小さくて可愛らしい高山植物を見ながら、のんびり歩くこと50分くらいでしょうか。
標高2,344メートルのラヴァレード小屋に到着です!
綺麗にトレチーメを写真に収めるために、ここから更に、上へと登っていきます!
ここから10〜15分登ると・・・トレチーメの名前の通り、3つの頂が!!
左からピッコラ、グランデ、オッチデンターレの3つの頂。お天気も良くて、3つ並んだ姿は美しい・・・。
納得いくまで写真を撮って、再びラヴァレード小屋を経由して、駐車場へと戻ります。戻る途中もトレチーメを横から見ることができるのですが、山は見る角度で全く異なる表情を見せてくれるから、面白いですよね。
さて、トレチーメを後にして次に目指すはミズリーナ湖です!
ミズリーナ湖までは、バスで20分くらいです。ミズリーナ湖の北側から、散策してみました。
北側から歩き始めて、南側に見えてくるのはソラピス山。手前に見えるのは、喘息などを治療するための、子供たちの療養所だそう。それだけこの地域は自然豊かで空気も綺麗なんですね。
山のお天気は変わりやすく、この日は午後から雲が多くなってきてしまいました。
なんとこの日の夜からは雷雨に・・・ホテルの部屋で雷の音を聞いた時は、今日行けてラッキー!と思いました。
続いてはドロミテ西側を巡ります!
西側ルート観光の起点としたのは、ボルツァーノ!
まずはボルツァーノの街からロープウェイに乗って、ソプラボルツァーノ駅へ。ここからはレノン高原鉄道に乗車して、終点のコラルボ駅を目指します!
この1両編成の列車は開通100周年の記念列車で、運行時間が決まっていて、午前中は09:10発、10:10発と11:10発の列車、そしてコラルボ駅からの折り返し便だけだそう。
駅員さんからはそのように聞きましたが、その日のスケジュールで変わってしまうこともあるそうなので、この車両に乗りたい場合には当日駅で確認するのが一番ですね。
コラルボ駅に到着してからは、歩いてピラミデ・ディ・テッラへと向かいます!
写真のようなマークと標識に従って歩くこと30分ほど。
見えてきました、ピラミデ・ディ・テッラ!
トルコのカッパドキアをすごく小さくした感じ、といえば伝わるでしょうか・・・。自然の創り出した景色と、背後に見える家々、草原とのコントラスト。
この周辺には他にもハイキングコースがいくつかあるので、時間に余裕のある方は、終日かけてハイキングしてみるのも良いかもしれませんね!
ドロミテ南側からは、カレッツァ湖を!
ドロミテ街道の南側(見方によっては西に含まれるかもしれません)には、美しい湖が!!ボルツァーノからだと、エガ谷を通りながら1時間ほど。ドロミテの東側(コルティナ・ダンペッツォなど)から西側(ボルツァーノなど)へ向かう途中、またはその反対ルートでも、立ち寄ることができますね。
駐車場からカレッツァ湖は、もうすぐ目の前!出発前に日本で写真で見ていた通りの、美しいエメラルドグリーンの湖と、背景にはラテマール山をはっきりとみることができました。
写真を撮った後は、森林浴をしながら湖の周りをぐるりと一周。綺麗な空気の中での散策は、とっても気持ちよかったです!
大草原に癒される〜ドロミテ北側ルート〜
最後は、北側ルートをご紹介します!
オルティセイという街からロープウェイに乗ってアルペ・ディ・シウジへ。ここは、「ドロミテの展望台」とも言われる広大な丘陵地帯で、ヨーロッパ最大の放牧地でもあります。
ロープウェイを降りたら、この景色!
ロープウェイを降りたら、すぐ近くのリフト乗り場からリフトに乗って下まで降りてみました。
ロープウェイからは放牧地だけあって、牛も見ることができ、山々を見ながらゆっくりと、大草原へと近づいていきます。
到着したら、遊歩道を散策。見渡す限り草原、そして遠くにはドロミテの山々。国は違いますが、まるでハイジにでもなったかのような気分です。
東西南北、ロープウェイに乗ったり電車に乗ったり、ハイキングしてみたりと様々な角度からドロミテの山々を満喫することができました。これまで2度、イタリアを訪れましたが、中部イタリアや南イタリアとは違った魅力を持つ北イタリアは、自然豊かで、のんびりとした時間が流れていました。
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