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Vivid Sydneyに行ってきました
2009年に始まったVivid Sydney(ビビッド・シドニー)。シドニーの冬の始まりでもある5月と6月の3週間弱で開催されるこのイベントは、オペラハウスやカスタムハウスなど、シドニーを代表する建物たちがライトアップされる「光」と「音」のイベントとして始まりました。ここ最近でさらに注目が高まり、今では150万人くらいの人たちがこのイベントに訪れるくらい、人気度の高いシドニーイベントの一つになりました。
シドニーと言えば「夏にビーチ!」というイメージですが、そのイメージからか冬になるとやはり観光客の数も減ってしまうこともあり、どうにか冬のシドニーを盛り上げようということから始まったのがきっかけ。それが今や150万人の人たちが訪れる冬の代表イベントとなったというサクセスストーリーがこのイベント背景にあります。
確かに始まった当初よりも毎年年を重ねるごとに訪れている人たちも多くなったなと感じますし、アートの設置個所もどんどん増えているなと思いながら、準備中のCircular Quay(サキュラキー)を眺めていました。オージーはイベント好きですからね!人気のあるイベントは毎年スケールが大きくなっているように思います。
こちらのイベントの見どころは、オペラハウスの帆の部分や現代美術館、カスタムハウスなどの建物に映し出される光の彫刻。過去にはオペラハウスの帆全体に女性の映像が出ていましたが、自分の顔の3Dイメージを映し出すということもありました。動物や水族館などのイメージだったり、ちょっとしたショートストーリーにからくりを組み込んだものだったり、次々と変わる光の演出に圧巻され、見ているだけでそのアートの中に引き込まれていきます。
ひんやりとした空気の中でさらにライトの光が輝きを増す。寒さで目がちょっと涙目になって、さらに光の演出の感度が増す。冬だからこそ、光がさらにきれいに見えるというトリックもありますね。
日中や夕方のシドニー湾も素敵ですが、建物全体をアートのキャンバスとして光を演出するこの夜のライトアップされたシドニー湾は格別です。
3つのコンセプトでもある「光」のライトアップ以外にも、「音」では国内外のアーティストが音楽イベントに参加していて、無料から有料のものまであります。まだ「音」のイベントには参加したことがないですが、来年こそは!!「アイディア」では、シドニーフィルムフェスティバル(国内外の映画やドキュメンタリーの上映や、プレゼンテーションや音楽についてのカンファレンス等)もあるので、映画好きな人、クリエイティブ系を趣味や仕事にしている人にとってもとても良い機会に溢れたイベントであることは間違いありませんね。
毎年パワーアップしているVivid Sydneyですが、以前はCircular QuayとCBD(市街地)のみで行っていたのが、2015年からはシドニー北部のChatswood(チャッツウッド)、Pyrmont(ピアモント)にあるカジノ、セントラルパークも加わったそうです。いろいろな場所での開催になるので、1日だけではすべてを見きれないこともあり、この時期に来ると、シドニー中の夜の光のアートを楽しめるはずです。是非この壮大なスケールで楽しめる冬のシドニーにも訪れてほしいなと思います。
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KAORI
- 2007年よりオーストラリア移住。半年間のバックパッカーハネムーンで東南アジア・インド・トルコ・東ヨーロッパ14か国の旅を終え、再びオーストラリアへ。教育業界で世界各国の生徒さんや留学エージェントさんとお仕事する1児の母。