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ポルトガルってどんな国?ポルト、リスボンなどの魅力的な観光地&美味しいポルトガル料理を堪能しました!
久冨と申します。今回、2月15日~2月22日の8日間、ポルトガルに行ってきました!幸いにも毎日天候に恵まれ、大変充実した旅となりました。今回は私が現地で自分の目で見て感じたポルトガルの魅力を、ほんの一部ではありますがご紹介いたします。
目次
- 代々の王妃が愛した町「オビドス」
- 奇跡が起こった聖地「ファティマ」
- 涙の館「クゥインタ・ダス・ラグリマス」に宿泊
- もう一つの「ポルト」観光
- 大航海時代の面影を残す街「リスボン」
- 日本人の口に合うポルトガル料理の数々
- 有名レストランガイドの一つ星レストラン「フォルタレーザ・ド・ギンショ」
- 最後に
代々の王妃が愛した町「オビドス」
ポルトガル観光のスタートはオビドスからでした。
ここは、オビドスに魅了されたイザベル王妃が愛した町として知られ、13世紀から19世紀まで代々の王妃の直轄地となりました。
ローマ時代に海からの敵の侵入を防ぐ為に築かれた砦の名残で、現在も町は城壁に囲まれています。白い建物が連なり、絵葉書のような町並みです。
ここの名物は「ジンジャ(Ginja/Ginginha)」という、サクランボを漬け込んだ果実酒で、特にオビドス産は質が良いことで知られています。
奇跡が起こった聖地「ファティマ」
オビドスからコインブラへ向かう途中で、ファティマに立ち寄りました。
ここは、第一次世界大戦中の1917年に、この地で3人の子供たちの前に聖母マリアが出現するという奇跡が起こったところで、その後カトリックの聖地として有名な場所になりました。
バジリカの前にある広場には、毎年5月と10月の大祭時には、約10万人の巡礼者で埋め尽くされます。
今年はその"奇跡"が起こってからちょうど100年目にあたり、例年にも増して世界中から注目が集まりそうです。
涙の館「クゥインタ・ダス・ラグリマス」に宿泊
コインブラでは、貴族の館「クウィンタ・ダス・ラグリマス」に宿泊しました。
このホテル名は「涙の館」という意味で、カスティーリャ王国のペドロ王子とその侍女イネスの悲哀物語の舞台として有名です。
裏の庭園には、イネスとペドロ王子が愛を語った「恋人たちの泉」と、イネスが殺された場所と伝えられる「涙の泉」があります。
館内には、この物語を描いた絵画や、劇作品のポスターが飾られていました。
ホテルの敷地には、サウナやプール、ゴルフ練習場などもあり、滞在中は快適に過ごせると思います。
>クゥインタ・ダス・ラグリマス(Quinta das Lagrimas)公式サイトはこちらから
もう一つの「ポルト」観光
世界で一番美しい書店とも呼ばれる「レロ・エ・イルマオン」
まずは"世界で一番美しい書店"とも呼ばれている「レロ・エ・イルマオン」を訪ねました。
ここは、古い建物を利用した現存の書店で、あの人気魔法映画の魔法学校のモデルにもなったと言われている場所です。
2階へと上がる階段はその素晴らしさから「天国への階段」と称されるほどです。
アズレージョが美しい「サン・ベント駅」
次に、アズレージョ(=タイル)が美しい「サン・ベント駅」も訪ねました。ここは元々は修道院だった場所を、20世紀に入ってから駅舎として利用しています。
このアズレージョは、ポルトにまつわる歴史的な出来事を描いています。
大航海時代の面影を残す街「リスボン」
リスボン到着後、まずはベレン地区から観光をスタートしました。
「ジェロニモス修道院」は、エンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業をたたえ、1502年に着工し、約1世紀をかけて完成した建物です。
「ベレンの塔」は、1520年に完成し、元々はテージョ川の河口を守る要塞として造られました。かの司馬遼太郎氏は、その姿から「テージョ川の貴婦人」と表現されました。
「発見のモニュメント」は、1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念して建てられました。
モニュメントの前の世界地図には、日本が発見されたのは1541年と記載されていますが、これはポルトガル船が豊後(現在の大分県周辺)に漂着した年のことです。
日本人の口に合うポルトガル料理の数々
今回の旅では、さまざまなポルトガルの名物料理を食べることが出来ました。
カルド・ヴェルデ(Caldo verde)
ポテトスープをベースに千切りのチリメンキャベツを煮込んだ「カルド・ヴェルデ」。
カタプラーナ(Cataplana)
ハマグリやエビ、野菜などを鍋で蒸し煮にした「カタプラーナ」。
アローシュ・デ・パッド(Arroz de Pato)
鴨の炊き込みご飯「アローシュ・デ・パッド」。
どれも日本人の口に合う味付けが多かったと思います。
パスティス・デ・ナタ(Pastéis de nata)
デザートで食べた、ポルトガルのポピュラーなお菓子「パスティス・デ・ナタ(エッグタルト)」。
パオ・デ・ロー(Pão-de-ló)
カステラの元祖とも言われる「パオ・デ・ロー」も食べました。
有名レストランガイドの一つ星レストラン「フォルタレーザ・ド・ギンショ」
ポルトからリスボンに移動する途中で、カスカイスという町に立ち寄りました。
ここはポルトガルの太陽海岸「コスタ・ド・ソル」の西端に位置し、元々は海沿いに立つ要塞を改装してホテルにしている為、大西洋を眺められる絶好のロケーションです。
このホテル内のレストランは、有名レストランガイドで2014年度に一つ星を獲得したこともあり、味はもちろんのこと、食器や食事の盛り付けの一つ一つにも気配りが感じられ、日本人観光客も大満足しているとのことです。
>フォルタレーザ・ド・ギンショ(Fortaleza do Guincho)公式サイトはこちらから
最後に
日本とポルトガルの関係は、鉄砲伝来の頃から江戸時代を経て長く続いておりますが、意外と一般的に知られていないところが多く(正直、私自身も知らないことが多かったのですが)、今回の旅行では、観光地や食事など魅力的な部分を沢山見ることができ、大変勉強になりました。現在、ポルトガル旅行が少しブームなようですので、これが続くといいなと思います!
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