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イギリス/クリスタル・パレス・パーク
今回は、南ロンドンにある広大な公園、クリスタル・パレス・パークをご紹介します。
この公園、実は過去にも一度、こちらのブログに登場しています。
スポーツ関連の施設を中心にお届けした前回とは、また異なる一面をお伝えしたいと思います。
まずは特徴的なクリスタル・パレスの鉄道駅の写真から。クリスタル・パレスとは、「水晶宮」のこと。1851年に、第1回目となる万国博覧会がロンドンのハイド・パークで開催されたのですが、そのときの会場として造られたのが水晶宮、「クリスタル・パレス」でした。万博後、鉄骨とガラスで構築されたこの巨大な建造物はロンドン南部シドナム地区の公園内に移され、スケールアップして再建されました。しかし残念ながら1936年に焼失。現在は、この地域自体と公園、鉄道駅、そして地元のサッカーチームに、「クリスタル・パレス」の名が残されています。
鉄道駅と隣接する形で位置しているのが、この公園の人気施設のひとつである子供向けファームです。羊、ヤギ、アヒル、ウサギ、馬といった、農場でおなじみの動物たちを身近に見学することができます。
そしてなんといっても外せないのが、こちらのファーム内にある爬虫類や魚類の飼育施設!親切な係員の方たちが、カメレオンやトカゲたち・・・
・・・そしてヘビなどを、子供たちにも触らせてくれるのです!
また、クリスタル・パレス・パークのシンボル的存在といえるのが、こちらの恐竜たちに出会える水辺!ヴィクトリア朝時代からこの場に住み着いている恐竜たち(の銅像)は、老若男女を問わず大人気です。
恐竜たちの詳細は、こちらの看板で確認できるほか、スマートフォンを持参していれば無料でアクセス可能なオーディオガイドを利用することもできます(Darwin and the Dinosaurs audio trail: http://www.audiotrails.co.uk/dinosaurs/)。
恐竜の水辺を抜ければ、お約束のカフェがあります。こちらのカフェの充実度も嬉しい限りです。暖かいお食事からちょっとしたスナックまで、店内でも屋外でも、気軽に利用できます(しかも美味しい!)。
カフェの向かいには、遊具の揃ったいわゆる児童公園もあります。広くて安全面もしっかりと整っており、家族連れには嬉しい限りです。公園の向こうに見えているのは、ナショナル・スポーツ・センターの建物と、その先にそびえる電波塔(テレビ塔)の姿。ロンドン・ヴィクトリア駅、ロンドン・ブリッジ駅の両駅から、どちらも電車で30分弱という距離にあるクリスタル・パレス・パーク。ロンドン中心街にある公園とはまた一味違ったパーク体験を味わいたい方には是非、おすすめです。
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。