北京のスーパーマーケットって?オススメはデパート級の中国系スーパーマーケット

中国・北京に来て足を運んで絶対間違いないスーパーマーケットというのは、やっぱりイトーヨーカドーやイオンのような日系のスーパーマーケットなわけで、店構えから売っている物まできっとデジャヴに違いないのですが、北京にまで来てわざわざイトーヨーカドーやイオンに行くというのはどうなのか?と思われる旅行通な方は少なくないはず。

そんな向きの方々にオススメなのが、The Placeこと「世貿天階」。

北京オリンピック直前の2007年に建設された8万平方メートルもの商業面積を有する北京市初の屋内外インタラクティブ型ショッピングモールである「世貿天階」は北京8大人気観光地の一つで、頭上を覆う世界第二でアジア最大の長さ250メートル幅30メートルの巨大LEDスクリーンも楽しめます。

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(世界第二でアジア最大の巨大LEDスクリーンが楽しめるThe Placeこと「世貿天階」)

ですが中には「世貿天階」はもう行きましたという人や、日系のスーパーマーケット以外のスーパーマーケットはどうなのか?という、さらなる旅行通の方もおられるはず。そんな向きの方々にオススメなのが、いわゆる中国系のスーパーマーケット。

スーパーマーケットは中国語で「超市」と書くのですが、その規模は大小さまざまで、最初にご紹介した大型ショッピングモールも大括りでは超市(厳密には複数の超市を含む複数施設)、コンビニ程度の大きさの小規模スーパーも超市で通じます。

そして「世貿天階」が米国・ラスベガスの世界一な巨大LEDスクリーンのあるショッピングモールを強く意識しているように、最近は街の小規模スーパーも日本人にとってなんだかデジャヴな装いだったりします...

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(コンビニ程度の大きさの小規模スーパーの「超市」も日本人にとってなんだかデジャヴな装い)

ですが売っているもの、もっと言えば売り物のランクつまり商品の質がそれぞれ異なっているのが、中国のスーパーマーケットの中国らしいところなのかもしれません。

「世貿天階」に入っているZARAやSEPHORAといった超一流ブランド品から、日系スーパーマーケットでしか手に入らない日本メーカ品、デパート級の中国系スーパーマーケットの中国メーカー品、コンビニ規模のスーパーマーケットで時に見かけるなんちゃってメーカー品(つまり有名メーカー品によく似た二流メーカー品)、さらには露店(もはや超市ではない)で売られている自作品や二手(中古品)と、中国のおおらかさと客層の幅広さとがひしひしと伝わってきます...

それでデパート級の中国系スーパーマーケットであれば、中国ならではのいちおうそれなりな中国メーカー品が買えます。たとえば洋服売り場に行けば、それなりなチャイナドレスや男性用立ち襟シャツ等があります。

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(洋服売り場にはチャイナドレスや男性用立ち襟シャツ等がある)

デパート内の本売り場では、中国語の勉強に役立つ辞書やレシピ本や学童用図書を安売りしていたりします。

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(本売り場では辞書やレシピ本や学童用図書を安売りしていたりする)

デパート内の生鮮食品売り場では、それなり新鮮で美味しい果物等が中国価格(日本のおよそ5分の1)で手に入るかもしれません。

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(生鮮食品売り場では中国価格でそれなり新鮮で美味しい果物等が手に入るかも)

北京ダックのチルド食品や冷凍水餃子も中国系スーパーマーケットならではの品揃えだったりします。

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(北京ダックのチルド食品や冷凍水餃子も中国系スーパーマーケットならではの品揃え)

そしてこれは...これは中国風サラダとも前菜とも副菜とも言える「涼菜」です。時間のない時や突然の来客時に重宝で、自分の好みのものをミックスしてその場で調味料をかけて混ぜてもらいます。

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(中国風サラダとも前菜とも副菜とも言える「涼菜」は時間のない時や突然の来客時に重宝)

最後にレジに来てレシートが出てくると、デジャヴながらも日本人として中国の庶民が買うものと同じものを値段の交渉なしに買えたという安心感と満足感しきりです(路上や市場では値段の交渉が必須です...)。お釣りをごまかされる心配もなく、100元札を出して「小銭は?」と聞かれたら首をすくめればOK。

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(レジでは中国の庶民が買うものと同じものを値段の交渉なしに買えたという安心感と満足感しきり)

そんなわけで北京においでの折は、デパート級の中国系スーパーマーケットに足を運ぶのも一興です。滞在しているホテルのフロントに「我想去比較大的超市」と書いた紙を見せればOKです。

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ぺきんせいかつ

IT屋として中国・北京に長期出張中。結果、ライター業や現地コーディネーター業がいつの間にか生業に。現地にいないと分からない中国人視点から見た中国の真相を、日本の皆さんにお届け中。

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