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上海グルメの大定番!カリカリ&フワフワの焼き小籠包
上海には、軽食・おやつが食べられる「小吃」のお店がたくさんあります。
最も有名なのはやはり「小籠包」ですが、もうひとつ絶対に外せないのが「生煎(シェンジェン)」。小麦粉で作られた皮に具を包み、蒸し焼きにしたもので、「焼き小籠包」ともいわれています。今回は、上海市内に多数のチェーン店を持つ人気店と、地元民に愛され続ける老舗店をそれぞれご紹介したいと思います。
まずはじめに取り上げるのは、ピンクの看板が目印の「小楊生煎(シャオヤンシェンジェン)」です。観光地付近やショッピングモールのフードコートなど、至るところに店舗があるにも関わらず、食事どきにはどこも行列ができるほどの人気ぶり!ですが、大きな鉄鍋で一気に焼き上げるので、意外と待ち時間はかかりません。
先にカウンターで注文を済ませてから、受け取り口に行って生煎をもらうシステム。紙パックでの持ち帰りも可能です。テーブル席は広々としていますが、混雑時には相席になることも。店内や食器類などは、比較的清潔に保たれていて安心です。
いちばんオーソドックスな「小楊生煎」は、4個で8元(日本円で約160円※店舗によって価格変動あり)と驚くほどリーズナブル!カリカリに焼かれた薄い皮のなかに、ジューシーな豚肉の餡とスープがたっぷりと入っています。
時間がたってもアツアツのままいただける生煎ですが、火傷には気をつけて。まずは皮を少しかじり、スープを啜るかレンゲに移しましょう。後はそのままパクパクと食べてもOKですし、黒酢や唐辛子などをつけながら味の変化を楽しむのもおすすめです。
こちらのお店は、3種類の生煎のほかスープやワンタン、春雨などのサイドメニューが充実しています。個人的には、「酸辣粉(9元、日本円で約180円)」がお気に入り。ほんのり酸味が効いたピリ辛スープにモチモチの春雨がよくからんで、つるりと食べられちゃいます。
旅行で訪れるなら、リニアモーターカーの発着駅「龍陽路」駅にある龍陽広場店、または観光スポット「田子坊」近くの「日月光中心広場」にある日月光店などが行きやすくて便利かなと思います。
さて、次は老舗の生煎専門店「大壷春(ダアフーチュン)」をご紹介します。こちらも市内にいくつか店舗がありますが、「小楊生煎」に比べるとよりローカル感が漂う、昔ながらのスタイルを貫いています。
店内はかなり狭く、食事を楽しむ人やテイクアウトの順番を待つ人などでいつも賑わっています。鉄鍋にぎっしりと詰まった生煎が焼かれる様子を間近で眺められるのは、こじんまりとしたお店ならでは。ちなみにこちらも、先にカウンターで注文を済ませてから、受け取り口で生煎をもらうシステムです。
看板メニューは「大草虾鮮肉生煎(海老入り焼き小籠包)」。4個で12元(日本円で約240円)と、こちらも嬉しい価格設定ですね。生煎はまさに手作りという感じの素朴な見た目で、やや小ぶりな印象。皮は厚めでフワフワしており、底の部分のこんがりとした焼き目とともに食感を楽しむことができます。スープは若干少なめ。地元の人たちは、生煎全体に黒酢をかけながら食べていました。
サイドメニューは少なめですが、「?肉?飩(海老ワンタン)」は隠れた逸品!具がたっぷり入っていてたった7元(日本円で約140円)なので、生煎とセットで頼むお客さんも多いようです。
いかがでしたでしょうか?お店によって、生煎の味やスープの量、焼き加減などに大きな違いがあります。朝食タイムから深夜まで営業しているお店も多いので、旅行中にいくつか食べ比べながら、好みのタイプを見つけるのもおすすめです!
小楊生煎
住所:上海市浦東新区龍陽路2000号 龍陽広場2F
※上海市内に多数支店あり
大壷春
住所:上海市黄浦区浙江中路117号
※他にもいくつか支店あり
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Myusya
- 旅行ライター。ブログでは、上海のグルメ、ショッピング、アートに関する情報を中心に、趣味である旅行や料理の話題なども綴っています。