ヨハネスブルグの電車は安全なのでしょうか。

映画「ツォツィ」には、ローカル電車の車内で主人公の仲間が男性から財布を奪い、その腹にアイスピックを突き刺す場面が登場します。毎日こういう事件が起きている訳ではありませんが、色々な人の話を聞く限りローカル電車の治安はあまりよくなさそうです。旅行者が単独で利用するのは避けた方がいいと思います。

ところでヨハネスブルグ周辺ではローカル電車以外に、2010年のサッカーワールドカップ開催に合わせて開通したハウトレイン（Gautrain）という特急電車が走っています。この電車は、サントン（Sandton）やローズバンク（Rosebank）、プレトリア（Pretoria）、O.R.タンボ国際空港などを結んでいて旅行者にとっても結構便利。また、警備もしっかりしていて安全なので、企業の駐在員にもよく利用されています。

ということで、使いこなすと何かと便利なハウトレインの乗り方を簡単に紹介したいと思います！

こちらはローズバンク駅。ローズバンクの改札は地下なので、エスカレーターかエレベーターで移動します。ハウトレインはサントンを境界に、北は地上、南は地下を走っています。

自動券売機です。ゴールドカード（Gold Card）というICカードに必要な金額をチャージして利用します。1回限りの乗車でもICカードが必要で、切符の販売はありません。金額は自動券売機に貼ってある一覧表から探しましょう。駅の数があまり多くないので、初めてでも見つけられるはずです。

支払いは、現金またはクレジットカードで。よくわからない場合は窓口の係員に相談すると、親切に（？）手助けしてくれます。

これがゴールドカードです（番号を一部加工しています）。

改札はタッチ式。

ローズバンクの乗り場は深い地下にあります。なんだか大江戸線を思い出すな......。

運行は平日ピーク時で12分間隔。それ以外の時間帯と休日は20分間隔以上になります。詳しくはハウトレインのホームページで確認してください。

車内は自由席です。お好きな席へどうぞ。

乗車時間20分ちょっとで、無事プレトリアの駅に着きました。改札にカードをタッチして駅を後にします。

駅構内はしっかりと警備されていますが、駅を一歩出るとそこは街の中。チップ目当ての自称「案内人」やタクシードライバーのいいお客さんにならないように、次の目的地への交通の足は事前に確保しておくのがオススメです。