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ベルリンに行ったらぜひ訪れたい5つの美術館・博物館
旅行先で訪れる場所はどんな場所でしょうか。文化や美術好きな人にとっては、美術館や博物館が旅行の目的地になるでしょう。そんな人たちにとって、ベルリンはうってつけの場所かもしれません。街の至る所に大小様々な文化施設があります。その数は非常に多く、どこに行くか悩んでしまうほど。そこで今回はぜひ訪れてほしいお勧めの美術館や博物館を5つ紹介したいと思います。
1. ペルガモン博物館
ベルリンの文化を象徴する博物館島。世界遺産にも選ばれている文化地区には5館の美術館や博物館が軒を連ねています。ペルガモン博物館は、そんな博物館島を代表する建物。そこには現在のトルコにあったペルガモンの祭壇が移築され、建物の中で古代の建築物を鑑賞できるようになっています。残念ながらペルガモンの祭壇は現在修復に入って見ることができません。ですが、他にミレトスの市場の建物などが展示されており、歴史ある建造物の中に実際に入るようにして建築空間を楽しむことができます。
2. ハンブルガーバンホフ現代美術館
ベルリンは多くのアーティストが住む街。そしてこの街で新しい美術作品を作り出しています。そんな現在進行形の文化の雰囲気を感じられるのはハンブルガーバンホフ現代美術館。かつて駅舎として使われていた建物には広大なホールが広がっています。そんな空間を活かすようにして、現代美術のモダンな作品が展示されています。コレクションには、ポップアートの代表者でアンディー・ウォーホールの作品があるなど、現代アート好きには見逃すことができません。
3. 絵画館
ベルリンでクラシックな美術作品を鑑賞したいのなら、絵画館はお勧めの場所。 こちらには13世紀から18世紀のヨーロッパ絵画がコレクションされています。特に充実しているのはオランダ、ドイツ、イタリアのもの。 ブリューゲル、デュラー、ボッティチェッリなど著名な画家の作品が展示されています。中でも見どころはフェルメールの作品。現存している作品が僅か30点ほどしかありませんが、そのうちの2点がここ絵画館で鑑賞することができます。ですのでフェルメールを見るだけでも訪れる価値があるかもしれません。
4. 新博物館
博物館島で人気があるのはペルガモン博物館だけではありません。新博物館も美しい展示空間で人々を魅了しています。第二次世界大戦による損傷のため、新博物館は修復作業が続けられていましたが、建物は現代の建築家の手を経て蘇り、2009年から再び博物館として人々を迎え入れています。展示空間は建物の歴史を活かしつつ、モダンな空間も取り入れています。そのため単調な空間とならず見飽きることはありません。展示されているのはエジプト美術を中心とした古代の出土品。それが美しい展示空間と組み合わさり、素晴らしい鑑賞体験をすることができるでしょう。
5. アルテナショナルギャラリー
ベルリンで印象派などの19世紀の美術作品を楽しみたいなら、アルテナショナルギャラリーがお勧め。数は決して多くはありませんが、マネやモネ、そしてルノワールといった著名な印象派の画家たちの作品がコレクションされています。個人的に特にお勧めしたいのは、ドイツのロマン主義を代表するカスパー・ダーヴィト・フリードリヒの作品。自然と対峙する人間の姿をドラマティック描くことで知られているアーティストの代表作2点が展示されています。ベルリンを訪れたらなら、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの素晴らしい作品を鑑賞してみてはどうでしょうか。
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K.Hayashi
- 大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化について多くの記事を執筆中。