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中国・北京の歩き方-北京首都空港第3ターミナル超活用法
中国・北京の旬でレアな現地情報とは別に、実際に中国・北京においでになろうとする方々に中国・北京の歩き方をご紹介する「中国・北京の歩き方」第二回目は、「北京首都空港第3ターミナル超活用法」です。特に初北京の方は一体どうすれば、北京首都空港第3ターミナルをとことん活用することができるのでしょうか?
まず、日本人であるあなたがJALやANAで北京においでになったのであれば、普通であればそこが第3ターミナルです。この第3ターミナル、実は北京オリンピックの際の膨大な外国人客を迎えるべく増設されたもので、既存の第1および第2ターミナルと合わせてアジア最大規模・世界第二位の空港なのです(第一位は米国のアトランタ空港)。
そんなわけで、せめて日本に帰る時に少し散策してみるといいでしょう。というのも、あなたが滞在するホテルの近くには、もしかしたらもしかすると日本風のコンビニもファーストフードも気の利いたお土産店も何もなく、あるのは外国人向け土産店風中華デパートしかないかもしれないからです... 転じて第3ターミナルであればファミリーマートもバーガーキングもピザハットもあります! しかも物価の関係で日本より総じてやや安いのです。お土産品にしてもホテル近辺にあるような中華デパートより品数も質もずっと上で、場合によってはよりリーズナブルな場合さえあります。
(せめて日本に帰る時に少し散策してみるといい第3ターミナルにはファミリーマートもバーガーキングもピザハットもある)
ところで、せめて日本に帰る時に少し散策というのは、北京からの出発ゲート(つまり4階)に上述の主要な施設が集中しているからです。別の要素は、初北京なあなたが空港の到着ゲート(2階)から出て来ると、恐らくは現地ガイドの方があなたをホテルまですぐに連れて行ってしまうだろうということです... それで到着した時点でガイドさんに「ちょっとだけ4階を見てきたいので待っててもらえません?」とお願いしてみるのも一つの手です。
うまく了解してもらったなら、恐らくあまり乗り気のしないガイドさんを後にして(「第3ターミナルを案内して!」等ガイドさんに予定外の行動のサポートのお願いはNGですのでご注意を)到着ゲート右手のエスカレーターか到着ゲート左手のエレベーターで2階から4階に移動します。その際、正面のエスカレーターは上の階には行かないので乗らないように気を付けて。
(到着ゲート右手のエスカレーターか到着ゲート左手のエレベーターで2階から4階に移動できるが正面のエスカレーターは上の階には行かない)
もし仮にJALやANA以外で北京においでになったがゆえに第1ないし第2ターミナルに到着してしまっても、それぞれのターミナルは無料シャトルバスによって結ばれているのでどうぞご安心を。もっともその場合は、ガイドさんにスーツケースを預けて自分だけ第3ターミナル見学というのはちょっと叶わないかもしれませんが...
そんなこんなで第3ターミナルにおいでになったなら、下記のチェックリストをどうぞご参考あれ。
・味千拉面(飲食):味千ラーメンは日本発のラーメンチェーン店で、日本のラーメンの味をかなり忠実に再現しています。
・COSTA珈琲(飲食):コスタカフェは日本未上陸の英国最大級カフェで、米国流カフェのスタバ以上の質へのこだわりで有名です。
・漢堡王(飲食):日本への再上陸を果たしたバーガーキングはここ北京でも健在で、日本より値段が若干安めです。
・大長今(飲食):韓国料理ならあの「宮廷女官チャングムの誓い」の大長今へ。
・凱絲恩貝(飲食):シンガポール発のKISS'nBAKEは日本では知られていないものの、本格ベーカリーとして中国で展開中です。
・必勝客(飲食):日本でもおなじみのピザハットですが、ほぼ同じメニューなのに若干安めなのが嬉しいです。
・全家便利店(コンビニ):日本のファミリーマートをそのままに、中国独自メニュー品もあります。
特にパッケージツアーの場合、上述のようなお店に行く機会はほとんどあるいは全くなく、観光コースに上述のようなお店があるかどうかはなんとも言えないのです... 初北京でなにもかも新しいモノだとちょっと...という向きの方は、実のところ第3ターミナルこそが値段の交渉やぼったくりや偽ブランド品とは全く無縁の、日本の環境に一番近い総合施設の一つなのです。
とはいえずっと第3ターミナルにいるわけにもいかないので、中国・北京の歩き方の第三回目は初北京の方に特におススメな北京の隠れ観光スポットをご紹介します。初中国の皆様、どうぞお楽しみに!
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ぺきんせいかつ
- IT屋として中国・北京に長期出張中。結果、ライター業や現地コーディネーター業がいつの間にか生業に。現地にいないと分からない中国人視点から見た中国の真相を、日本の皆さんにお届け中。