<前篇>カーニバルはリオだけじゃない!サンパウロ カルナバル2017♪

2017年のサンパウロ(São paulo)のカーニバル(Carnaval)は2月24日から2日間Sambódromo do Anhembiで開催され、多くのサンビスタや世界各国からの観光客で賑わった。

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昨年は観戦のみだった私マンゲイラも、1年のブランクを経て気持ち新たにG.R.C.E.S.Mocidade Alegreという強豪チームでの参戦となった(今まではImperio de casa verdeという2016年のチャンピオンチームでパシスタやジスタキでお世話になった)。

ラッキーなことに創立50周年となるG.R.C.E.S.Mocidade AlegreでDestaqueという山車に乗るポジションを頂くこととなった。このDestaqueとはポルトガル語で「目立つ人」という意味を持っており、日本の祭りに例えるなら神輿の上で踊る"大工方"のようなものである。※ただし大工方は神輿が壊れた際に修理ができるそうだが、Destaqueは上に乗って踊っているだけである...。

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本来なら、サンビスタ特にダンサーはCarnaval前に行われる全てのEnsaio(練習会)に出て体を作り上げ、その年のEnredo(テーマ曲)に合わせて踊れるようにならなくてはいけない。しかし中には、私のように遠方から参加する者もいるため、Ensaioに参加しなければならない最低限の回数が決まっている。それをクリアし、仕上げのEnsaio técnico(技能練習会)に出れば出場可能となっている。そんなことから、今回のカルナバルに向けての準備は昨年末から始っていたのだ。

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カルナバル24日当日、なんと夕方から大雨のサンパウロはテレビでもカルナバル開催を心配する映像が流れていたが、奇跡的に集合時間前にやんだ雨に皆が「Graça de deus」とこの奇跡を神に感謝した。

我がチームはカルナバル初日の2番目、0:20にスタートするのだがDestaqueの場合、山車に乗せる作業がクレーンで行われるために、2時間前から集合し早々と乗せられ、踊る台の上で待機していなくてはならないのだ。そして、私は今回火の鳥の山車の左側4番目の台に乗せてもらえる事となった。(当日まではどのポジションかは分からないのが普通)

さすがに、自分が乗せてもらう時にカメラは撮影できないので他のサンビスタがクレーンで乗せられる様子が以下↓

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同じ山車の右側のダンサーが慎重に乗せられる。クレーンスタッフには本当に感謝の言葉しかない。

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Desfle(パレード)開始迄2時間、隣のダンサーと世間話等をして大体時間が過ぎるのだが「今日の雨はまず凄かったねー」から大体始まり、自分の出身や家族構成、チームに何年在籍しているかなど、まあまず話題に事欠かないのがブラジル流である。2時間などあっという間に過ぎていったのであった。

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いよいよ山車にエンジンがかかり、スタート地点へと動き出した。

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前篇はここまでです。続きの後篇はこちらからご覧ください!

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マンゲイラ靖子

2012年よりブラジル在住。 Samba命!リオ1回、サンパウロ6回、(浅草9回)のCarnaval出場経験を持つ。現在は夫と猫3匹とでSP州に暮らし、主に日系コミュニティでの仕事に携わる。 より深いブラジル情報を発信できるよう日々模索中。

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