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浮くのも意外と一苦労!?『死海で浮きながらのんびり読書する』を実践してみたらこうなった!
「死海」はアラビア半島北西部のイスラエルとヨルダンにまたがる巨大な塩湖です。体が沈まない不思議な湖として世界的に知られており、死海で浮きながら新聞や読書を楽しむ人の光景を一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか。
死海という名前の由来はその塩分濃度によるもので、普通の海が3%ほどなのに対し、死海は10倍近い23%~30%もあります。当然この塩分中では生物は生息できないため、Dead Sea(死海)と呼ばれるようになりました。また塩分濃度が高いほど浮力は大きくなるので、死海が絶対に沈まないのはそのためです。
死海に実際入ってみると、まず気付くのは染みるようなピリピリ感。やはり他の海とは成分が違うことをすぐに肌で感じます。小さいすり傷があると染みて激痛に襲われるので、数日前から体のケアを万全にして挑みましょう。
そおっと浮いてみようとすると、今までにない浮力に戸惑いなかなか苦戦します。足が浮いてきてしまうので、立ったまま浮くことは難しく、すぐにひっくり返ってしまいそうになります。結果ラッコのようなお腹を上にした体勢が一番楽なのですが、いざ新聞を読もうとすると、その体勢になるまでにどうしても新聞が水に浸かって水没してしまいます。
次のページをめくることも難しく、「あれ、あの有名なポーズは写真用!?のんびり読書なんて絶対無理だ。」ということに気付かされるのです。それでもプカプカ浮いた時の不思議な感覚には感動ものです。
死海の周辺には泥のたまったような場所がたくさんあって、全身泥パックをすることができます。死海には主要な7種類の天然ミネラルをはじめ、50種類以上のミネラルが含まれていて、お肌に潤いと保湿力を与えてくれます。
周辺のお店では死海の塩や泥の石鹸、バスソルトなどがお土産として売られていて、地元の女性たちも愛用しているんだそう。日本でも通販やネットショップ等で販売しているので、ご興味ある方は購入することもできますよ。
(文:南まい)
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