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インド2(心を開くとインドは"心地よい")
──木下さんにとって"インドの魅力"ってどこにあるんでしょう?
木下さん インドの一番の魅力は「人」ですね。インドって日本の9倍近くの国土があって、あちこちに魅力が詰まっているんですが、そこにインド人がいなければ、きっと私はインドに行かないです。それくらい、人の魅力が強いんです。
酒井 単に優しいとか温かいといった表現ではくくれない魅力があります。
木下さん とにかく好奇心が旺盛です。興味をもった人とか物事をじっとみつめます。だから、インドを歩いているとあちこちから視線を感じるんですが、それは「好感や興味」を持たれているということなんです。慣れないうちはちょっと違和感を感じましたが、それが逆に頼もしくもあるんです。なにかトラブルに巻き込まれた時などにちょっと声をあげればすぐに人が集まって、みんなで助けてくれますから(笑)。
酒井 そうそう、とても親切なんですよね。
木下さん 以前、私の娘とエアインディアに搭乗した際、サービスでアメを配ってくれたんです。それを娘がすごく気に入ったので、客室乗務員に「もう少しください」と伝えたら黙って行ってしまわれて。しばらくしたらアメの入った袋を丸ごと持ってきてくれたんです。意味なく笑ったり愛想を振り撒かず、親切な心のままに行動する、とてもシンプルでストレートなインド人らしい出来事でした。
──インドに行ったことがない方の中には、治安や衛生面に不安を感じる方がいらっしゃると思いますが...。
木下さん この会社に入って、何十回とインドのいろいろな地域に行きましたけど、怖い思いをしたことは一度もないんです!もちろん、他の国同様、海外旅行をするにあたっての最低限の注意は必要ですが、まったく構える必要はないです。日本の尺度で計らずに、心を開いて、ありのままのインドの姿を受け入れてみてください。こんなに"楽しい国"はほかにはないですよ。
酒井 ツアーでは、ホテルも基本的にデラックスクラスをご用意しているんです。インドのホテルの仕様の豪華さは日本のホテルの比じゃないんです。ですから滞在中のご心配もほとんどいらないですよ。
──お食事の心配をされる方も多いですよね。毎日カレーなんじゃないかと。
酒井 まあ一言でいうとカレーなんですけどね(笑)。でも、日本のカレーとは全然違って、炒めものや煮物などがスパイスで味付けされているといったイメージです。インド料理の『スパイス』は日本食の醤油やだしみたいなものなんです。いろいろな素材を、様々な調理法と味付けで調理するので、意外と飽きないですよ。ホテルでのお食事が多いので質も高いですし、朝はホテルのビュッフェで世界各国のメニューからお好きなものをお選びいただけます。行程中中華料理や日本料理もご用意しておりますので、お食事に関してはご心配いりません。
木下さん チャンスがあればぜひ露店での『チャイ(甘く煮出したミルクティー)』を試していただきたいですね。暑いときに熱々の甘いチャイを飲むと本当に元気になるんです。庶民の方々との触れ合いもできますし。
酒井 10~20ルピー(20~40円)程度で体験できる本場の味ですから。
木下さん きちんと茶葉を使っているから、紅茶の香りを存分に楽しめるんです。
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空飛ぶ地球儀 編集部
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