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奈良県1(あるもの全てが自然体)
修学旅行・大仏・鹿...それだけじゃない!
あなたの記憶に繋がる 今、はじまりの『奈良』へ。
▲今年「式年造替(しきねんぞうたい)」の年を迎える春日大社。(写真提供:春日大社)
法隆寺や聖徳太子など誰もが一度は耳にしたことのある日本の歴史。日本のはじまりとも言える場所となった奈良県。
今回は奈良県出身の企画担当・森田と奈良県情報発信課・御池さんのお二人に、奈良の魅力について語っていただきました。
(右)奈良県東京事務所 情報発信課 主任主事 御池 友里子さん
(左)阪急交通社 ツアー企画担当 森田 周吾
森田
奈良って修学旅行で訪れたり、歴史の勉強に出てきたり、多くの人が一度はどこかで触れていると思うんです。でもそれだけじゃない。奈良に住んでいた頃は気づかなかった魅力があると思うんです。今日は改めてその魅力をお聞かせください。
御池さん
実は私も奈良に住むまでは、修学旅行での思い出や「大仏・鹿」のイメージしかなかったんです(笑)。東京で育って、大学進学で奈良に住み始めたのですが、それを機に"ディープな奈良"を知ってからは、もうすっかり奈良の魅力に取り憑かれてしまいましたね。
森田
奈良から県外へ出た私とは逆ですね!県外から奈良へ来た御池さんにとって"奈良の魅力"は何ですか?
御池さん
自然と歴史が一体となった「特有の空気感」でしょうか。山に囲まれ、田畑が広がるのどかな風景の中に、法隆寺など世界遺産の寺や神社が普通にあるんです。「ここに世界遺産がありますよ!」と主張しているわけでもなく、ただただそこにある。そこで暮らしている人たちも特別に意識してないというか。きっと1300年前の人も同じ風景を見たんだろうな、と感じる。昔から変わらないそのままの空気が流れているんですよね。豊かな自然と有名な寺社建築、それから神話や歴史が一体となっているんです。
森田
奈良出身の私には生まれた時からもう当たり前にそこにあるものなので、確かに生活に融け込んでいますね。「いい散歩コースだな」くらいにしか思っていなかったです(笑)。でも奈良を出た今、改めて思い返すとあれはやっぱり都会にはない特別な空気なんですね。
御池さん
そうですよ!奈良の人は本当はすごいものを持っているのに、すごそうにしないんですよね。世界遺産が3つもあるのに(笑)。全てが自然体なんです。自然も歴史もそして人も、みんながのんびりと一緒になって生活していますよね。
森田
お客様からよく伺うのは、他の観光地と違って奈良は「すっ」と入っていける場所だと。観光に来ているはずなのに、よそ者感を感じず、馴染めてしまうみたいなんですよね。
御池さん
分かります!奈良を訪れた時、なぜか懐かしい気持ちになったんです。日本がはじまった場所ですから、これが"原風景"というか、日本人の心に刻まれた風景なんでしょうね。
>>>続き「奈良県2("日本のはじまり"を感じる)」はコチラ!
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