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フランス2(食と姉妹都市)
食と姉妹都市
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フランスのどのようなところが好きですか?
金田さん
フランス人は自分たちの文化をとても大事にしているところが素晴らしいと思います。フランスを代表する文化の一つである料理を例に挙げると...。南仏の名物料理『ブイヤベース』。その本場・マルセイユには「ブイヤベース憲章」というものがあり、使用する材料やレシピ、サービスなどが細かく規定されているんですよ。アイデンティティとクオリティーコントロールを重んじる姿勢によって伝統が守られているんです。そしてその伝統が各地域に息づいているからこそ、文化にも多様性が生まれているんだと思います。
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ワインなどもそうですよね。ボルドーやブルゴーニュなどのブランドは、伝統の製法をフランス人たちが誇りをもって守ってきたから、今でも世界中で愛される名産になっているんですね。
©Atout France/Olivier Roux
金田さん
フランスはワインの一人あたりの消費量世界一を誇るだけあり、種類も数も豊富です。高級なブランドワインから気軽に楽しめるハウスワインまで、お店によって様々な種類が用意されているので、料理と一緒にワインを味わうのはフランスならではの醍醐味でもありますね。
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フランスは物価が高めですが、ワインは日本と比べても比較的価格が安いので、お食事中に是非味わっていただきたいですね。
ところで、フランスと日本とはどんな繋がりがあるのでしょうか?
金田さん
多くの観光客が訪れるという面ではもちろんですが、姉妹都市という形での繋がりも多いんですよ。例えば、南仏の都市「エクス・アン・プロヴァンス」と「熊本市」は、熊本市から檜の能舞台を贈呈したことがきっかけで姉妹都市になったという経緯があり、実は『海外で唯一の総檜の能舞台』がエクス・アン・プロヴァンスにあるんです。そのような文化的な交流も行われているんですよ。
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ジヴェルニーの「モネの家」で、日本を代表する絵師・喜多川歌麿の浮世絵が飾られているのを見た時は、鳥肌が立つほど感動しました。日本がフランスの画家に強い影響を与えていたんですね。
▲モネの家(©Atout France/Catherine Bibollet)
金田さん
そうですね。そういった日本との繋がりを感じながら旅をすると親しみを感じますし、フランスのまた違った一面に出会えるかもしれませんね。
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空飛ぶ地球儀 編集部
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