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グアム(常夏のビーチリゾートで "チャモロダンス"を楽しむ!)
祖先から受け継いだ魂の踊り "チャモロダンス"
▲ココナツ・シェル・ダンス(写真提供:グアム政府観光局)
ハファ・デイ!(チャモロ語で「こんにちは!」「ようこそ!」) 日本の6都市から直行便が運航し、飛行時間はたったの約3時間半で、時差もわずか1時間の常夏の楽園グアム。そんなグアムの伝統文化の一つ、チャモロダンスについてご紹介します。大きく分けて2つの踊りがありますが、1つめは、「アンシェント」と呼ばれる古代チャモロダンスです。
▲バイラン・ガポトゥル・ヘアダンス(写真提供:グアム政府観光局)
現在、グアムの人口の約37%を占めるチャモロ人の祖先はグアム最初の定住者です。3500年以上前に東南アジアからカヌーで渡来した熟練の船乗りたちだったとされています。彼らは周囲の島々との移動と交易のために高速のアウトリガーカヌー「プロア」を造り、天体の運行や潮の流れ、海の動植物を羅針盤にして自由に航海していました。母系社会で、人々は自然を敬い、グアムを創った創造神を信仰していました。古代チャモロダンスは、グアムの創造神に捧げる踊り、戦士の踊り、漁師の踊りなど、新しい生命や実り、収穫、自然などをテーマにした生命感にあふれるダンスです。リーフスカートなど、自然素材を用いた衣装を着て踊ります。
もう1つは、スペイン風の「スパニッシュダンス」です。
▲バイラン・チャチャ(写真提供:グアム政府観光局)
1521年に世界一周の航海の途にあったマゼラン一行がグアム島を発見し、1565年から333年間、スペイン統治時代が続いたグアムでは、チャモロ文化もスペインの影響を大きく受けました。4分の3拍子のワルツのリズムが基本で、独特のフットステップがあり、テーマは恋愛や土地の美しさなど、明るくラテン的な雰囲気に満ちています。男女が一緒に踊ることも多く、「ミスティーシャ」というスペイン風の衣装などを着て踊ります。
星の形の白砂が彩るビーチ、雄大に広がる青い空、息をのむようなグラデーションの夕日など、美しい自然あふれるグアム。一年中ベストシーズンの常夏の楽園グアムで、チャモロ文化に触れながら、リゾートバケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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空飛ぶ地球儀 編集部
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