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富士山(2月23日は富士山の日!)
<トップの画像 提供:やまなし観光推進機構>
~信仰と芸術の対象 日本一の山・富士山~
日本一の高さ(標高3,776m)を誇る活化山、富士山。2013年6月に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉-」の名称で世界遺産に登録されたことは記憶に新しいと思います。
山梨県と静岡県では、富士山の豊かな自然および美しい景観並びに富士山に関する歴史および文化を後世に引き継ぐことを期する日として、毎年2月23日を「富士山の日」と定めています。今回は、古くから人々に深い感銘を与え、「心のふるさと」として親しまれ、愛されてきた富士山についてご紹介します!
富士山と信仰
日本一高くそびえる富士山は、古くから『信仰の対象』として、日本人の自然観に大きな影響を与えてきました。かつては噴火を繰り返す山として畏れられていましたが、噴火が鎮まると、日本古来の山岳信仰と密教等が習合した「修験道」の道場として、多くの修験者が「登拝」を行う場所になりました。現在も、夏の登山時期になると、御来光を拝んだり、噴火口周囲を一周するお鉢巡りなどをするために、山頂を目指す人々で賑わっています。
<ダイヤモンド富士/写真提供:やまなし観光推進機構>
富士山と芸術
富士山は、その雄大さと美しさから、『芸術の源泉』として、絵画、文学、詩歌、演劇の題材として数多くの芸術作品に取り上げられてきました。日本最古の「万葉集」や「竹取物語」や「伊勢物語」などの古典文学などにも登場し、古くから日本人にとって身近な存在だったことがわかります。葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五拾三次」などの浮世絵は有名ですよね。これらは海外に輸出され、ゴッホやモネなどの西洋芸術家にも影響を与えたというのだから驚きです。
<歌川広重 「東海道五十三次之内 由井 薩埵嶺」 ©The New York Public Library>
世界遺産に登録され、国内外からも人気の"日本の誇り"富士山。「富士山の日」をきっかけに、富士山の歴史と文化に思いを寄せて過ごしてみるのも良いかもしれません。
<写真提供:やまなし観光推進機構>
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