日本遺産「斎宮」観光モデルコースを巡って平安時代にタイムスリップ|三重県

天皇に代わり、伊勢神宮の天照大神に仕えた皇女「斎王」が居住した三重県明和町の国史跡斎宮跡。2015年、文化庁の日本遺産に認定されました。

史跡内には、貴族の邸宅(寝殿造)を模した伝統的工法による木造建築の施設「いつきのみや歴史体験館」や平安時代初期の建物を復元した「さいくう平安の杜」などの施設が点在します。

復元道路「古代伊勢道」を歩いたり、平安装束を着てお姫様気分で写真撮影したり、貴族の日常体験・遊びをしたりしてみませんか。3時間の観光モデルコースを紹介します。

>>日本遺産『祈る皇女斎王のみやこ 斎宮』についてはこちら

目次

国史跡斎宮跡とは

国史跡斎宮跡
<国史跡斎宮跡>

国史跡斎宮跡は、古代から中世にかけての約660年間、天皇に代わり、の天照大神に仕えた皇女「斎王」が居住した場所。規模は東西約2km、南北約0.7km、総面積約137ヘクタールで、およそ甲子園球場35個分の広さです。

1970年開始の発掘調査は現在も続いており、かつての『幻の宮』は少しずつ姿を現し始めています。観光モデルコースは斎宮歴史博物館を発着点に、復元道路 古代伊勢道や体験施設 いつきのみや歴史体験館、復元建物 さいくう平安の杜などを約3時間かけて徒歩で巡ります。いざ出発!

斎宮歴史博物館

斎宮歴史博物館
<斎宮歴史博物館>

斎王と斎宮の歴史や魅力を広く紹介する施設。占いによって選出された斎王が伊勢に赴き、都に帰るまでの流れや斎王が乗った輿、原寸大の斎王居室復元模型などを展示します、中でも必見なのが映像展示『斎王群行』。天皇が皇女の髪に別れの儀式として「櫛」を挿すシーンは何度見ても涙を誘います。

斎宮歴史博物館

  • 所在地:三重県多気郡明和町竹川503
  • 電話:0596-52-3800
  • 開館時間:9:30~17:00
  • 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
  • 入館料:一般340円、大学生230円、高校生以下無料
  • 公式サイト:斎宮歴史博物館

古代伊勢道と1/10史跡全体模型

古代伊勢道
<古代伊勢道>

1/10史跡全体模型
<1/10史跡全体模型>

飛鳥時代~奈良時代に、都と伊勢神宮、志摩国を結ぶ幹線道路として整備された古代伊勢道。斎王はこの道を通って斎宮に入り、またこの道を通って都へと帰りました。

伊勢神宮を訪れた記録がある平清盛も通ったと考えられています。道幅は約9m。約350mの古代伊勢道が終わる辺りで、史跡全体を1/10に縮尺した「1/10史跡全体模型」が見えてきます。

内院や神殿、寮庫では音声ガイダンスを聞くことができますよ。

いつきのみや歴史体験館

いつきのみや歴史体験館
<いつきのみや歴史体験館>

葱華輦(そうかれん)
<葱華輦(そうかれん)>

小袿(こうちき)
<小袿(こうちき)>

平安時代の歴史や文化、技術などを体験できる施設。館内には、斎王が京の都から斎宮にやってくる際の乗り物 葱華輦(そうかれん)をはじめ、平安の香り体験、盤上ゲーム 盤すごろく、貝覆い、蹴鞠(けまり)などがあります。

貴族女性の衣装 十二単の一部を復元した『小袿(こうちき)を着てみよう』は、写真撮影可。実際に羽織ってみると、ずっしりと重さを感じます。

いつきのみや歴史体験館

  • 所在地:三重県多気郡明和町斎宮3046-25
  • 電話:0596-52-3800
  • 開館時間:9:30~17:00
  • 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
  • 入館料:無料 ※一部有料体験あり
  • 公式サイト:いつきのみや歴史体験館 

さいくう平安の杜

さいくう平安の杜
<さいくう平安の杜>

顔出しパネル
<顔出しパネル>

古代衣装体験
<古代衣装体験>

斎王を支えた役所の中心「寮庁」。さいくう平安の杜は、寮庁の中心的建物 正殿や最も広い建物 西脇殿、正殿に対して直角の向きに建てられた東脇殿を復元しました。また、幅15mの広大な区画道路を実物大で再現。

正殿は室生寺金堂(奈良県)、西脇殿は法隆寺聖霊院(奈良県)や厳島神社客神神社拝殿(広島県)、東脇殿は春日大社車舎(奈良県)などを参考にしています。

檜皮葺きの入母屋造や擬宝珠の装飾などが見どころ。西脇殿では、顔出しパネルや古代衣装体験(15分500円、1時間1,000円、簡単十二単30分 3,000円)などが楽しめますよ。

さいくう平安の杜

  • 所在地:三重県多気郡明和町斎宮2800
  • 電話:0596-52-3890(いつきのみや歴史体験館)
  • 開館時間:9:30~17:00 ※2~11月は9:30~16:00
  • 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
  • 料金:無料 

歴史の道

伊勢神宮 日本遺産 斎宮 観光モデルコース 歴史の道
<歴史の道>

斎王や斎王ゆかりの和歌が刻まれた「歴史の道」。斎宮歴史博物館へと続く道沿いに24基の歌碑が並びます。最初に登場する『わが背子を大和に遣ると さ夜深けて暁(あかとき)露にわが立ち濡れし』は、天武天皇の皇女 大伯皇女の作。

飛鳥時代に謀反人として倒れた同母弟の大津皇子を想う歌で、万葉集に残されてします。伊勢物語のモデルといわれる恬子(やすこ)内親王や最後の斎王・祥子内親王の和歌も並びます。

まとめ:斎宮歴史博物館へのアクセス

日本遺産 祈る皇女斎王のみやこ 斎宮を紹介しました。いつきのみや歴史体験館近くのいつき茶屋では、自家製みたらし&あんこ&きなこの味が楽しめて、コンロで焼きながら味わえるSNSで話題のお月見だんごや発掘カレーなどが味わえます。

各施設に無料駐車場がありますので、時間に余裕のない方は車での移動をおすすめします。ありし日の斎宮に思いをはせてみませんか。

  • 近鉄斎宮駅から徒歩15分
  • 伊勢自動車道玉城ICより車で20分
  • 松阪・伊勢市街より車で約30分

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haruharu

伊勢生まれの伊勢育ち。昔から旅行が好きで、学生時代はユースホステリング部に所属。仲間と共に、北海道や九州、米国を旅しました。50歳を過ぎたあたりから、地元の歴史にも興味が。旅行者の視点で楽しめる記事を紹介します。

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