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台湾レトロ体験&台湾グルメを「新台灣原味懷舊餐廳」で!

<TOP画像:レトロな店内散策も楽しいレストラン>
台湾「懐かしい台湾」の雰囲気と台湾料理を味わいたいなら、台湾南部高雄にある「新台灣原味懷舊餐廳(しんたいわんげんみーわいじゅうつぁんてぃん)」がおすすめです。
かつて鼓山区明誠路で人気を集めていた同店は、現在は高雄市立美術館近くへ移転しました。このエリアは、LRT(ライトレール)の景色が「龍貓隧道(トトロトンネル)」のようだと話題となった場所で、観光とあわせて立ち寄りやすいロケーションです。
市内中心部からのアクセスも良く、ゆったりとした街並みが広がる美術館周辺の雰囲気ともよく調和しています。
目次
まるで昔にタイムスリップ
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<各所にレトロな文物がたくさん並んでいます>
店内に一歩足を踏み入れると、そこには昔の台湾を再現したノスタルジックな世界が広がります。レトロな商店の看板、古いポスター、生活雑貨、昔の家庭用品などが所狭しと並び、まるで台湾の古い町を歩いているかのような感覚になるレストランです。
オーナーはレトロな文物コレクターだそうで、このテーマパークのようなレストランがオープンしました。
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<まるで駅にいるかのような雰囲気です>
オーナーが長年かけて収集してきたコレクションは、単なる装飾にとどまらず「体験型空間」として楽しめるのが特徴です。席によって雰囲気が異なり、どこに座っても写真を撮りたくなります。
店内に飾られているコレクションの中には、日本語で書かれた看板や薬、雑貨なども。昭和生まれの世代には、見たことがある!という懐かしい物もたくさんあります。
展示されている列車の中にも席があり、そこで食事ができたりもするので、旅行の思い出作りにもぴったりです。昭和世代には懐かしく、若い世代には新鮮に映る、世代を超えて楽しめるレストランです。
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<列車内の席>
2階もあります
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<2階は円卓です>
2階は団体のお客様用のスペースとなっていますが、見学できますので、2階にも是非行ってみましょう。2階にもレコードプレーヤーなど骨董品が置かれています。
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<団体メニューの一部。台湾ビールもあります>
移転後に進化したメニュー
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<1階の席の様子>
レトロな雰囲気の中で味わえるメニューは、台湾家庭料理が中心ですが、移転に伴い、メニュー内容もより充実しました。
現在は台湾家庭料理を中心に、少人数でも利用しやすい定食スタイルの一人用のセットから、グループ向けの合菜(大皿料理)まで幅広く展開しています。
※春節(旧正月)の時期は特別メニューのみとなり、メニューが異なることがあります。
台湾らしさを感じるおすすめ料理
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<「蔥爆松阪豬(ネギと豚トロの炒め物)」のセット420元>
人気メニューには、台湾の定番料理が並びます。一人のセットは、メイン一品(全11種類)とスープ、小鉢、ご飯、飲み物が付いて399元からです。ミニマムチャージは大人400元、子供200元です。
おすすめは、「蔥爆松阪豬(ネギと豚トロの炒め物)」のセット。香ばしいネギと柔らかい豚肉でご飯がすすみます。おつまみにもぴったりです。
ご飯は、普通のご飯と昔ながらの「豬油拌飯(豚のラードまぜご飯)」そして、さつまいもが2~3切れのった「地瓜飯(さつまいもご飯)」の3種類から1種類選びます。「地瓜飯」は、さつまいもが甘く、ご飯に混ぜてもおいしいです。
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<カシュウや棗などの漢方を鶏肉と煮込んだスープ>
スープは6種類から1種類選びます。カシュウのスープ「何首烏燉雞盅」は漢方の味が濃く、本格的です。漢方に抵抗がなく、台湾の漢方スープを味わいたい方に。
飲み物は5種類から選びますが、ホットはありませんが、氷なし「去冰」にできます。温かいお茶は最初に別にポットで出していただけます。
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<中華風の入れ物で出されるスープ(中央下)と「地瓜飯(さつまいもご飯)」(中央上)>
2名から注文できるセット料理(平日のみ)は、お得で旅行者にも利用しやすい内容。前菜、主菜、野菜料理、スープなどがバランスよく組み合わされ、台湾らしい味わいを一度に楽しめます。単品料理も豊富で、人数や好みに合わせて自由に組み合わせられるのも魅力です。
セットのほか、台湾料理は単品でもオーダーできますので、「鳳梨蝦球(パイナップルと海老の台湾マヨネーズがけ)」や「月亮蝦餅(海老のすり身揚げ)」など少しずついろいろ試してみるのも良いです。ご飯も別にオーダーできますし、「烏魚子炒飯(からすみチャーハン)300元」などもあります。
おかずにおすすめなのが「梅干扣肉(340元)」。梅干(乾)菜と合わせて煮込んだ豚ばら肉の塊(豚の角煮)です。「梅干(乾)菜」は「梅干し」ではなく、日本の高菜の漬物に似ている「からし菜」の漬け物で、中華料理に使われる材料です。
「梅干扣肉」は、昔は新年だけに食べられるごちそうだったという人もいます。ごちそう「梅干扣肉」を是非お試しください。
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<席によって異なる雰囲気も楽しんでください>
どの料理も味付けは比較的やさしく、日本人の口にもよく合います。素材本来の味「原味」の名の通り、派手さよりも素朴さを重視した味わいが特徴です。
家庭料理の温かみが感じられ、どこかほっとする美味しさがあります。台湾料理に慣れていない方でも挑戦しやすいメニューが多く、家族旅行にもおすすめです。
美術館&市場散策とあわせて楽しむ
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<広大な敷地の「内惟埤文化園区(Neiweipi Cultural Park)」>
店舗が位置するのは、緑豊かな美術館エリア。すぐ近くには高雄市立美術館や「內惟藝術中心」があり、アート鑑賞や公園散策の後に立ち寄るのに最適です。
高雄市立美術館や「內惟藝術中心」がある「内惟埤文化園区(Neiweipi Cultural Park)」は、約40ヘクタールにも及ぶ自然とアートが調和する大規模な文化公園の中にあり、 屋外の彫刻庭園や緑地公園も鑑賞散策スポットとして人気です。
高雄市立美術館(Kaohsiung Museum of Fine Arts)
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<市民の憩いの場でもある美術館>
高雄市立美術館は、1994年6月に開館した公立の美術館で、館内は展示スペースとして地下2階、地上4階の展示室や特別展覧室などがあり、国内外の現代美術や台湾の作家の作品展示、展覧会、研究教育普及活動を行っています。
高雄市立美術館は、常設展のほかに特別展もよく行われていて、人気の特別展は長蛇の列となることもあります。
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<美術館のロビー>
入館料(常設展)は90元ですが、特別展は別途チケットが必要で、 特別展のチケットは展覧内容によって価格が異なります。特別展のチケットを購入すれば、常設展示も追加料金なしで入館できます。
1階のホールとミュージアムショップ、カフェは、チケットを買わなくても利用できるので、ぜひ立ち寄ってみてください。お土産にアートでお手頃な台湾製のかばんやせっけんなどのグッズが手に入ることも。
特別展では、台湾のパイナップルケーキなどのお店とコラボしたお菓子をはじめ、ポストカードや文具、Tシャツなどいろいろなものが販売されます。
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<緑豊かな場所です>
美術館には、台湾の家庭料理や台湾茶などを提供する「三秌茶屋」というカフェもあります。美術館周辺にはおしゃれなカフェや飲食店がたくさんあるので、時間がある方は周辺を散策しながら探してみてくださいね。
三秌茶屋 Tearoom Autumn(高雄市立美術館エリア内)
- 電話:+886-7552-2371
- 営業時間:11:30~20:00
- 定休日:月曜
- Facebook:三秌茶屋
高雄市立美術館
- 所在地:高雄市鼓山區美術館路80號(入口は美術東二路近く)
- 電話:+886-7-555-0331
- 開館時間:9:30~17:30
- 定休日:月曜
- アクセス:高雄市地下鉄MRTレッドライン「巨蛋」駅下車、徒歩約7分
- 公式サイト:高雄市立美術館
內惟藝術中心
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<「龍貓隧道(トトロトンネル)」でも話題に>
この美術館エリア(公園内)の端にある「內惟藝術中心」は、LRT(ライトレール)「C21A內惟藝術中心」駅から徒歩でアクセスできます。この駅ができた当初、駅から眺める景色が「龍貓隧道(トトロトンネル)」のようだと話題になりました。
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<シンプルで美しい建物です>
「內惟藝術中心」は、高雄市立美術館の西側にあり、美術館からは徒歩10分ほど、LRT(ライトレール)「C21A內惟藝術中心」駅から歩いてすぐです。
こちらは、高雄市美術館、高雄歴史博物館、高雄電影館(映画館)が共同運営している新形態の芸術文化体験型のアートセンターです。中にはカフェもあり、外にも座るスペースがあってゆったりできます。
柴山に呼応した白い山のような建物は、高雄展覧館、高雄市立図書館総館などを設計した劉培森建築師事務所によるものです。館内は、一階のみですが、展示エリア、映画館、カフェ、修復センターなどに分かれています。
中に入るとすぐにたくさんのスピーカーの展示が見えてきます。こちらはフランス人の音場設計者でサウンドクリエーターであるALAIN FRANÇAIS氏の展示で、65個のスピーカーが置かれ、指揮者の立場から、演奏者の立場から、など色々な角度から音が体験できる装置です。
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<音が体験できる装置>
このような装置や芸術作品のほか、書籍が閲覧できて買うことのできるコーナーもあり、芸術に関する本などが置かれて販売されていますが、ペーパーオブジェクトは芸術家の作品、置かれている椅子も実は芸術品の椅子の展示だったりと、自然に芸術が取り込まれている展示になっています。
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<「內惟藝術中心」内のカフェ>
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<特別展や映画館などを除き、入館は無料なので、ぜひ立ち寄ってみてください>
內惟エリアの歴史文化等に関する展示や国内外の11のデザイナーの商品が販売されているコーナーもあります。販売されているのは、工芸品、食品などで、お土産にもよさそうなものも見つかります。
內惟市場
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<市場は14:30~18:30頃まで営業しています>
「內惟藝術中心」の後ろ(北)側のドアから外に出ると、向かい側には「內惟市場」があります。
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<数十元からの屋台グルメも味わえます>
野菜や果物が多いですが、おかずや屋台グルメなどもあります。ぶらぶら歩くのが楽しい、地元に根付いた市場です。
內惟藝術中心
- 所在地:高雄市鼓山區馬卡道路329號
- 電話:+886-7-553-8935
- 営業時間:11:00~21:00
- 定休日:月曜
- アクセス:LRT(ライトレール)「C21A內惟藝術中心」駅下車、徒歩約3分
- 公式サイト:內惟藝術中心
まとめ|高雄で「懐かしい台湾」に出会うならここ
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<レストランの外観>
「新台灣原味懷舊餐廳」は、単なるレストランではなく、台湾の歴史や暮らしを感じられる体験型空間です。美術館観光と組み合わせやすい立地、レトロな店内装飾、台湾家庭料理を幅広く楽しめるのがポイントです。少人数からグループまで対応可能なので、高雄旅行で、グルメと文化体験を同時に楽しみたい方におすすめのレストランです。
美術館周辺は落ち着いた住宅街で、観光地の喧騒とは少し違う、ゆったりとした高雄を感じられるエリアです。九份のようなノスタルジーを体験したいけれど、時間の都合で遠出できないという方にもぴったり。
市内にいながら台湾の昔の空気感を味わえる貴重なスポットです。ぜひ足を運んで、懐かしい台湾の世界を体感してみてください。きっと台湾と日本の関わりを更に身近に感じることができるはずです。
新台灣原味懷舊餐廳 高雄館
- 所在地:高雄市鼓山区美明路148號
- 電話:+886-7-555-5148
- 営業時間:11:00~14:00・17:00~21:00
- アクセス:LRT(ライトレール)「C21A內惟藝術中心」駅から徒歩約16分。台湾鉄道「內惟」駅下車、徒歩約3分。
- 公式サイト:新台灣原味懷舊餐廳 高雄館
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千里
- 静岡県出身、台湾の高雄在住。現在、日本語・中国語教室を開きながら、ガイド、特約翻訳、通訳、ライター等に従事しています。




























