本場スコットランドでスコッチ・ウイスキーを試してみよう!

スコットランドの名産というと、スコッチ・ウイスキーが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか?スコットランドはウイスキーの聖地です。

スコットランドには、たくさんのウイスキーの蒸溜所があり、ウイスキーを販売する店がたくさんあります。ウイスキーの蒸溜所を回るツアーも人気です。

ウイスキーという言葉は、ゲール語(スコットランド語)の "uisge beatha"「生命の水」という言葉に由来します。

ウイスキーは15世紀にアイルランドとスコットランドで誕生し、その後スコットランドで蒸留技術が発展したとされます。 

スコッチ・ウイスキーといっても、たくさんブランドがあり、また地域によって味が違うので、どのウイスキーを飲んでいいのか、どれをお土産に買っていいのかわからないのではないでしょうか?

エジンバラ城の前にある「スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス」では、スコッチ・ウイスキーの説明を聞くことができるだけでなく、味見ができます。 初めてスコッチ・ウイスキーを試したい時は、とても良いスタート点となると思います。

この記事では、スコッチ・ウイスキーを簡単に紹介し、スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンスをご紹介します。

目次

スコッチ・ウイスキーとは

スコッチウイスキー スコットランド 展示
<生産地の異なるスコッチウイスキー>

スコッチ・ウイスキーとは、スコットランドで製造されるウイスキーです。2009年のスコッチ・ウイスキー規則で以下のように定義されています。

「スコットランドで、大麦を酵母で発酵させたものをアルコール分94.8度以下に蒸溜し、容量700リットル以下のオーク樽で最低3年以上熟成させ、アルコール40度以上のウイスキー」

スコッチ・ウイスキーは、大麦麦芽(モルト)を乾燥させる際に燃焼させる泥炭(ピート)の独特の煙のような香り(スモーキーフレーバー)が特徴で、その香りの強さは地域により異なります。

基本はシングルモルト

スコッチ・ウイスキーの醍醐味は、シングルモルトと言って、大麦麦芽(モルト)のみを使って、単一の蒸留所で造られるウイスキーです。 

シングルモルトは、その土地の気候、風土、水、熟成樽の個性が反映されるため、蒸留所ごとの独自の味わいが楽しめることが、人気の秘密です。

ピートとは

レッドモス保護区、泥炭層湿原 スコットランド モルト
<レッドモス保護区 泥炭層の湿原>

スコッチ・ウイスキーを語るに欠かせないアイテムが「ピート」です。

ピートとは、スコットランドの野山に生えるヘザーやヒースなどの植物や、コケ類やシダなどの水生植物が長い年月をかけて堆積したもので、日本語では「泥炭」と言います。

このピートを使って、大麦麦芽(モルト)を乾燥させる煙りの香りが、シングルモルトのスモーキーフレーバーの特徴となっています。

ピートは15センチ堆積するのに約1,000年かかると言われているので、まさにスコットランドの土地への自然からの貴重な贈り物なのです。

スコッチ・ウイスキーの生産地

5つの産地 スコッチウイスキー スコットランド 展示
<5つの生産地>

スコットランドには100を超えるモルトウイスキー蒸留所があるそうです。 

昔は、家族経営の何世代も続く小さな蒸溜所もたくさんありましたが、近年M&Aの波により、ほとんどの蒸溜所が大きなブランドの傘下に入っています。 しかし、今でもそれぞれの蒸溜所で独特のウイスキーが製造されていることに変わりはありません。

地域としては、ハイランド、スペイサイド、ローランド、キャンベルタウン、アイラの5地域、またはハイランドからオークニー諸島などの島嶼部(アイランズ)を独立させ、6地域に分類する方法も採用されています。

私は、ウイスキーのことはまだまだ勉強中ですので、簡単に聞いたことを書きますね。

1. ハイランド (Highland)

ピートの香りがして飲みごたえのあるものが多くあります。

代表的な銘柄は、グレンモーレンジィ、ダルモア、クライヌリッシュ、エドラダワー です。

2. スペイサイド(Speyside)

スペイ川の流域に多くの蒸留所があります。スコットランド全土の約半数、およそ50の蒸留所があります。

スペイサイドにはフルーティーで華やかな風味を持つ銘柄が多く、親しみやすいのが特徴です。

代表的な銘柄は、ザ・マッカラン、グレンフィディック、グレンリベット。

3. キャンベルタウン (Cambeltown)

キャンベルタウンモルトの特徴は「香り豊かで、塩気と甘味が混じる風味を持つこと」ですが、蒸溜所は3つのみで少量生産です。

代表的な銘柄は、スプリングバンクです。

4. ローランド ( Lowland)

ローランドはエジンバラ付近です。その特徴は、まろやかで軽いことで、ローランド産の銘柄は、オーヘントッシャンやグレンキンチーなどです。 

オーヘントッシャンの現在の所有者は、日本のサントリーですので、聞いたことのある方と思います。

5. アイラ (Islay)

アイラ島には、8つの蒸溜所があり、アイラ島で造られるウイスキーを特徴付けるのが、「潮っぽさ」です。

蒸溜所のほとんどが海沿いに建っているうえに、アイラ島のピートには、海風が運んできた海産物が多く含まれているため、「海藻のような塩の香り」があるそうです。

アイラモルトの銘柄は、ボウモア、ラフロイグ、アードベッグ、ラガヴーリン、カリラなどです。

6. アイランズ(Islands)

アイランズとは、オークニー諸島、スカイ島、マル島、ジュラ島、アラン島にある6つの蒸留所です。この地域は、ハイランドに含まれることもあります。

個性派が揃った生産地で、アイランズ・モルトに共通する特徴はみられないそうですが、ジュラ島のモルトウイスキーはとてもスモーキーです。

スコッチ・ウイスキーは、日本のウイスキーの原点

スコッチ・ウイスキーは、日本のウイスキーの原点ということをご存知ですか?  

大正時代にニッカウイスキーの創業者となった竹鶴政孝氏がスコットランドに留学し、モルトウイスキー造りの技術を学び、サントリー創業者の鳥井信治郎と共に山崎蒸留所で本格的な製造を開始したのが日本のウイスキーの始まります。

そのため、日本のウイスキーは、スコッチの製法を基礎として、日本人の味覚に合わせて発展したものと言えます。 今では本場のスコットランドでも日本のウイスキーは人気があることは嬉しいことです。

スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス

スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド 
<スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス>

スコッチ・ウイスキーのことをもう少し知りたいと思ったら、スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンスを訪れてはいかがでしょうか? 

スコッチ・ウイスキーの世界を紹介してくれます。スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンスは、エジンバラ城の入り口のすぐ手前にあります。

製造過程や生産地の説明をしてくれるツアーがあり、そのあと試飲することができるので、スコッチ・ウイスキー初心者にはありがたい場所です。 各国語のオーディオガイドが用意されていて、日本語もあります。 

ツアーの流れはこんな感じです。

1. スコッチ・ウイスキーの原料を説明

ウイスキーの説明 スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<ウイスキーの原料の説明>

最初の部屋では、スコッチ・ウイスキーの原料の説明があります。

2. スコッチ・ウイスキーの製造過程の説明

製造過程の説明 スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<製造過程の説明>

次の部屋では、製造過程をわかりやすく説明してくれます。

3. 生産地の説明

産地の説明 スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<生産地の説明>

5つの生産地の特徴の説明があります。

4. シングルモルト、グレーン・ウイスキー、ブレンデッド・ウイスキーの説明

種類の説明 スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<種類の説明>

シングルモルトだけでなく、グレーン・ウイスキーとブレンデッド・ウイスキーがあることを説明してくれます。

5. 世界最大のスコッチ・ウイスキー・コレクションのある部屋でウイスキー試飲

スコッチウイスキーコレクション スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<4000本のスコッチ・ウイスキー・コレクション>

ツアーの最大の目玉は、世界最大の4000本近くあるDiageo Claive Vidizコレクションの部屋です。輝くばかりの美しさの圧巻のコレクションです。

試飲の仕方 スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<試飲の仕方>

眩いばかりのコレクションルームの中で、試飲の仕方を説明してくれます。グラスを傾けて色を見て、それから香りを楽しみながら飲むという流れだそうです。

シルバーツアーはここまでですが、ゴールドツアーに参加すると、アイランズを除く4つの地域のウイスキーを飲むことができます。 

6. 更に4生産地のウイスキーを試飲

試飲 スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<試飲>

試飲は、バーでします。 ガイドさんが最初に1つ1つのウイスキーの説明をしてくれます。

ツアーの時間は75分ですが、ガイドさんとお別れしてからも、バーでエジンバラの眺めを楽しみながら、ゆっくりとウイスキーを味わうことができます。

スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス ( The Scotch Whisky Experience)

  • 所在地::354 Castlehill, The Royal Mile, Edinburgh EH1 2NE
  • 電話:0131 220 0441
  • 営業時間:10:00~18:20 (クリスマスの日のみお休み)
  • 料金:シルバーツアー(50分)25ポンド、ゴールドツアー(75分)39.5ポンド
  • 公式サイト: スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス

最後に

ウイスキーの産地 パネル スコッチウイスキーエクスペリエンス スコットランド
<ウイスキーの生産地と特徴がかかれたパネル>

スコットランドに来たら、スコッチ・ウイスキーを試したい、おみあげに買いたいとは思うけれど、よく知らないのでは、ウイスキーショップに入ってもどれを買っていいかわからないのが普通です。


スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンスは、スコットランドに来たんだから、スコッチ・ウイスキーを知りたい、違う産地のウイスキーを楽しみたいという人にはうってつけの場所です。

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Sachiko

名古屋市出身、海外滞在歴30年、38カ国490以上の都市を訪れました。多趣味で、アート系のクラッシック鑑賞、バレエ・ダンス鑑賞、美術鑑賞、アンティーク収集から、スポーツ系のテニス・ダイビング、グルメまで色々なことが好きですので、様々な視点で皆様に旅の楽しさがお伝えできればと思っています。猫2匹をインドネシアで拾い、スコットランドまで連れてきました。現在はスコットランドのエジンバラに在住。スコットランドの魅力を皆さんにお届けできればと思っています。

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