シニアに人気の国内旅行先ランキング! 60歳以上対象のアンケート調査より

旅行に出発する二人

仕事や子育てが一段落し、自分の時間が増えてくるシニア世代。「次はどこへ旅に出ようか?」と思いを巡らせている方も多いのではないでしょうか。

今回は、全国の60歳以上の男女550名を対象としたアンケートで「旅行先として一番行ってみたい都道府県」について聞いてみました。この結果をランキング形式でご紹介します。同年代の方々が「今、行きたい!」と感じている場所はどこなのか、その理由や現地の楽しみ方を見ていきましょう。

【調査概要】

  • 有効回答数:550名
  • 調査期間:2025/12/15~2025/12/21
  • 調査機関:株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)
  • 調査対象:全国、60歳以上の男女
  • 調査手法:Webアンケート

目次

1位:北海道

知床

堂々の第1位は、不動の人気を誇る「北海道」。アンケートでは全体の約29%の支持を集め、2位以下を圧倒しました。

人気の理由は、スケールの大きな自然と食の豊かさです。自由回答では「食べ物もおいしいし、自然がいっぱい」「観光、食べ歩きに一番」といった声が多数。若い頃に観光やスキーで訪れた方も、年齢を重ねてから「知床にはまだ行ったことがない」「フェリーの旅がしたい」など、ゆったりとした行程で未踏の地を巡る旅に憧れを抱いているようです。

北海道の観光スポット

・札幌市時計台・大通公園(札幌観光の定番)
・小樽運河(倉庫群とガス灯の風情ある景色)
・函館山からの夜景(ロープウェイで登れる世界三大夜景)
・富良野・美瑛の丘(ラベンダー畑などの美しい田園風景)
・知床五湖(高架木道があり歩きやすい世界自然遺産)

北海道の名物グルメ

・ジンギスカン(新鮮なラム肉と野菜を専用鍋で)
・海鮮丼(ウニ、イクラ、ホタテなど北の海の幸)
・札幌ラーメン(味噌ベースの濃厚なスープ)
・石狩鍋(鮭と野菜を味噌で煮込む郷土料理)
・スープカレー(スパイスの効いたサラサラとしたカレー)

シニア旅行におすすめのポイント

広大な北海道ですが、札幌・函館・小樽などの主要都市は公共交通機関が充実していて、レンタカーなしでも十分楽しめます。登別や定山渓などの名湯も多く、観光の疲れを癒やす「保養の旅」ができるのも嬉しいポイント。

2位:沖縄県

沖縄

第2位は、南国リゾート「沖縄県」。非日常感を求めるシニア層から根強い人気です。

選んだ理由には、「温暖だから」「本州と気候や文化が異なるから」など、パスポートのいらないリゾートとして支持する声が並んでいます。「かつて訪れたカリブ海に似た雰囲気を国内で味わいたい」という海外経験豊富な方からの意見もありました。また、「ジャングリアに興味がある」という回答も複数ありました。

沖縄県の観光スポット

・首里城公園(琉球王国の歴史を感じる世界遺産)
・沖縄美ら海水族館(大水槽を泳ぐジンベエザメは圧巻)
・国際通り(お土産選びや食事が楽しめるメインストリート)
・JUNGLIA(ジャングリア)(やんばるの自然を活かした新スポット)
・ひめゆりの塔・平和祈念公園(歴史を学び平和を祈る場所)

沖縄県の名物グルメ

・沖縄そば(豚骨とかつおだしの優しい味わい)
・ゴーヤーチャンプルー(苦味がクセになる家庭料理)
・アグー豚のしゃぶしゃぶ(甘みのある脂が特徴)
・ラフテー(泡盛と醤油で煮込んだ豚の角煮)
・海ぶどう(プチプチ食感が楽しい海藻)

シニア旅行におすすめのポイント

冬でも暖かく過ごしやすい気候は最大の魅力。那覇市内であれば、空港直結のモノレール「ゆいレール」を使って渋滞知らずでスムーズに移動できます。高級リゾートホテルで海を眺めて「何もしない贅沢」を味わうのもおすすめです。

3位:東京都

東京スカイツリーなど

第3位には日本の首都「東京都」がランクイン。

理由は「とにかく活気がありワクワクする」「何でも売ってるから」など、大都市ならではのエネルギーや利便性を挙げるものが多く見られました。「好きなので」というシンプルな声もあり、美術館、劇場、グルメとあらゆる娯楽が集結する東京は、何度訪れても新しい発見があるのではないでしょうか。

東京都の観光スポット

・浅草寺・仲見世通り(江戸情緒を感じる最古の寺院)
・東京スカイツリー(地上350mからの大パノラマ)
・皇居東御苑(都心とは思えない静寂と緑)
・上野恩賜公園(博物館や美術館が集まる文化の杜)
・柴又帝釈天(『男はつらいよ』の舞台、下町の風情)

東京都の名物グルメ

・江戸前寿司(新鮮なネタに職人の技が光る)
・天ぷら(ごま油で香ばしく揚げた江戸の味)
・もんじゃ焼き(月島などで楽しめる下町の味)
・蕎麦(老舗の名店で味わう粋な一枚)
・どぜう鍋(浅草などで愛されるスタミナ料理)

シニア旅行におすすめのポイント

世界屈指の交通網があり、どこへ行くにも電車やバスでアクセス可能。バリアフリー化が進んだ施設も多く、美術館巡りや観劇など屋内で楽しめる活動が豊富なので、天候に左右されずに旅程を組めます。はとバスツアーなどで効率よく名所を巡れるのも魅力です。

4位:京都府

清水寺

第4位は「京都府」。歴史や寺社仏閣好きのシニアにとって外せない場所です。

「学生時代によく行っていた。昔を思い出したい」「一度も行ったことがない憧れの地」という声に加え、「まだ行きたい場所がある」「寺社仏閣が多いので」とリピーターが多いのが特徴です。若い頃にはあまりピンと来なかった「侘び寂び」を改めて味わいたいという方が多いようです。

京都府の観光スポット

・清水寺(「清水の舞台」からの絶景)
・金閣寺(池に映る黄金の輝きは必見)
・嵐山・竹林の小径(風情ある散策路)
・伏見稲荷大社(千本鳥居の朱色のトンネル)
・二条城(大政奉還の舞台となった歴史的建造物)

京都府の名物グルメ

・京懐石(旬の食材を味わう和食の神髄)
・湯豆腐(南禅寺周辺などで楽しむ優しい味)
・おばんざい(京野菜を使った家庭的な惣菜)
・鯖寿司(厚みのある鯖と酢飯が好相性)
・抹茶スイーツ(宇治抹茶を使った甘味)

シニア旅行におすすめのポイント

バスやタクシーを使えば点在する名刹を効率よく回れます。「観光タクシー」を利用し、ドライバーの解説付きで巡るのも知的好奇心を満たす良い方法。早朝参拝など静かな時間帯を狙えば混雑も避けられます。

5位:大阪府

道頓堀

第5位は食い倒れの街「大阪府」。

「まだ見ていない観光地がある」「行ったことがない」と、未体験の大阪に興味を持つシニアが一定数います。また「地元だから安心」という声もあり、住みやすさと観光の楽しさが共存しているのも大阪ならでは。また、万博の余韻も訪れたい気分を後押ししているようです。

大阪府の観光スポット

・大阪城公園(壮大な天守閣と季節の花々)
・道頓堀(グリコの看板など「THE大阪」な景色)
・あべのハルカス(日本一高いビルからの展望)
・海遊館(世界最大級の水族館)
・万博記念公園(太陽の塔がシンボルの公園)

大阪府の名物グルメ

・たこ焼き(外カリッ中トロッのソウルフード)
・お好み焼き(店ごとのソースや具材を楽しむ)
・串カツ(二度づけ禁止も楽しい庶民の味)
・てっちり(大阪はふぐの消費量が日本一)
・豚まん(お土産にも人気)

シニア旅行におすすめのポイント

大阪の人々は基本的に気さくで、道に迷っても親切に教えてくれる温かさがあります。地下街や商業施設のエスカレーター・エレベーター完備率が高く、天候を気にせずグルメやショッピングを楽しめるのもメリットです。

6位:福岡県

福岡タワー

第6位は九州の玄関口「福岡県」。

理由は圧倒的に「食」への期待。「北海道は素材そのままだが、福岡は調理してさらに美味しくしている」「美味しいものが食べたい」という食通な意見が多くありました。「歴史感がある」と太宰府天満宮などへの関心や、中洲の屋台文化への興味も挙げられています。

福岡県の観光スポット

・太宰府天満宮(学問の神様・菅原道真公を祀る)
・福岡タワー(海浜エリアのシンボル)
・大濠公園(大きな池のある公園、美術館も隣接)
・中洲の屋台街(博多の夜の代名詞)
・門司港レトロ(大正ロマン漂う建築群)

福岡県の名物グルメ

・博多ラーメン(豚骨スープと細麺)
・もつ鍋(プリプリのモツと野菜を堪能)
・水炊き(濃厚な鶏スープで味わう鍋)
・明太子(ご飯のお供に最高)
・梅ヶ枝餅(太宰府名物、焼きたてが魅力)

シニア旅行におすすめのポイント

福岡空港から博多駅まで地下鉄で約5分というアクセスの良さは国内随一。移動のストレスが少なく、到着後すぐに観光をスタートできます。コンパクトな街に美味しい店が密集していて、食べ歩きにも最適です。

7位:広島県

厳島神社と大鳥居

第7位は、2つの世界遺産を擁する「広島県」。

「宮島へ行きたい」という声が多く、海に浮かぶ厳島神社の大鳥居は多くの人を惹きつけているようです。「まだ訪れたことがない」という声もあり、もうひとつの世界遺産である原爆ドームと合わせて、一度は足を運びたいという方々からの支持もありました。また、瀬戸内海の穏やかな海と島々など「自然を楽しみたい」という声も見られました。

広島県の観光スポット

・嚴島神社(潮の干満で表情を変える世界遺産)
・原爆ドーム・平和記念公園(平和の尊さを感じる場所)
・尾道(坂道と猫、瀬戸内海の絶景)
・大和ミュージアム(戦艦大和の歴史と技術を学ぶ)
・鞆の浦(江戸時代の港町の風情)

広島県の名物グルメ

・広島風お好み焼き(麺が入ったボリューム満点の一品)
・牡蠣料理(生産量日本一を堪能)
・あなご飯(ふっくら焼いた宮島名物)
・もみじ饅頭(揚げもみじなども人気)
・尾道ラーメン(背脂が浮いた醤油スープ)

シニア旅行におすすめのポイント

宮島へはバリアフリー対応フェリーがあり、車椅子の方でも安心。路面電車が走る街並みはどこか懐かしく、のんびりと車窓からの景色を楽しむスローな旅にぴったりです。

8位:奈良県

鹿と東大寺

第8位は国宝・重要文化財の宝庫「奈良県」。

京都より落ち着いた雰囲気を好むシニアに人気です。「古都の魅力に浸りたい」「京都より比較的空いている」という現実的な意見や、「神社が素敵」「久しぶりに行きたい」といった声も。1300年の歴史を肌で感じる、大人の修学旅行的な魅力を感じている方が多いようです。

奈良県の観光スポット

・東大寺(世界最大級の木造建築・大仏殿)
・奈良公園(野生のシカと触れ合える)
・春日大社(灯籠が並ぶ参道や朱塗りの社殿)
・法隆寺(世界最古の木造建築群)
・吉野山(桜の名所、修験道の聖地)

奈良県の名物グルメ

・柿の葉寿司(鯖や鮭を柿の葉で包んだ寿司)
・奈良漬け(酒粕に漬け込んだ漬物)
・三輪そうめん(コシの強さと喉越しが特徴)
・茶粥(お茶で炊いたお粥)
・葛餅(作りたての透明感と弾力は格別)

シニア旅行におすすめのポイント

主要な観光地周辺は整備が行き届き、散策しやすい環境が整っています。「ならまち」は平坦な道が多く、町家カフェで休憩しながらゆっくり巡るのに最適。人混みが苦手な方におすすめの観光スポットが多いのも魅力です。

9位:長野県

上高地

第9位は日本アルプスの麓「長野県」。

「美しい自然に囲まれたい」「八ヶ岳を観光」など、山岳景観への憧れを感じる意見が多数。「登山が趣味。登りたい山が多くある」というアクティブな理由も見られました。気に入った温泉宿があるというリピーターの方も多く、夏場の避暑地としても人気です。

長野県の観光スポット

・善光寺(「一生に一度は善光寺参り」の名刹)
・松本城(国宝の黒い天守閣)
・上高地(神降地とも称される山岳リゾート)
・軽井沢(ショッピングや教会巡り)
・地獄谷野猿公苑(温泉に入るニホンザル)

長野県の名物グルメ

・信州そば(水と空気で作る香り高い蕎麦)
・おやき(野菜などの具を皮で包んで焼いたもの)
・野沢菜漬け(信州の食卓に欠かせない味)
・馬刺し(低カロリー高タンパク)
・五平餅(ご飯を味噌ダレで焼いたもの)

シニア旅行におすすめのポイント

上高地などはバスターミナル周辺に遊歩道が整備されており、本格装備がなくても絶景を楽しめます。善光寺の宿坊体験や、豊富な湯量を誇る温泉地での湯治など、心身を癒やす滞在が充実しています。

10位:兵庫県

姫路城

第10位は港町神戸と歴史遺産を持つ「兵庫県」。

「生まれ育った地域の発展を見たい」「なじみがある」という愛着を持つコメントが寄せられています。「姫路城に行きたい」「近くに良い温泉がある」「サバ寿司食べたい」といった具体的な意見も。世界遺産、温泉、港町と多様な顔を持つ県です。

兵庫県の観光スポット

・姫路城(白鷺城とも呼ばれる美しい世界遺産)
・有馬温泉(日本三古湯の一つ)
・神戸ハーバーランド(ポートタワーなど港の景色)
・城崎温泉(浴衣で7つの外湯めぐり)
・竹田城跡(雲海に浮かぶ「天空の城」)

兵庫県の名物グルメ

・神戸ビーフ(世界的に有名な最高級和牛)
・明石焼き(出汁で食べるふわふわの玉子焼)
・ぼたん鍋(丹波篠山名物の猪肉鍋)
・出石そば(小皿に盛られた蕎麦を何枚も食べる)
・神戸スイーツ・パン(洋菓子の街のハイレベルな味)

シニア旅行におすすめのポイント

有馬温泉は神戸市内からアクセスが良く、日帰りでも楽しめます。広大な姫路城も、城内に休憩スポットが多く、時間をかけて回れば歴史の重みを存分に感じられます。都市観光と温泉保養をセットにしやすいのが魅力です。

シニア世代の旅行先選びのアイデア

さて、ここに挙げたランキングに入った県以外にも、日本には魅力的な場所がたくさんあります。どこへ出かけるか迷ったときのために、シニア世代ならではの旅行先選びのヒントをご提案します。

若い頃の思い出の場所に行ってみる

新婚旅行や学生時代の合宿所など、「思い出の地」を数十年ぶりに訪ねてみるのはいかがでしょうか。

街並みは変わっていても、当時の記憶と重ね合わせることで、懐かしくも感慨深い特別な旅になるはずです。昔と今とを比較しながらの旅ができるのは、シニアならではの楽しみ方です。

一度も行ったことのない場所に行ってみる

「評判は聞いているけれど、行ったことがない」「これまでなじみがなかった」という場所は、誰しもあるはずです。

たとえば、北陸新幹線で近くなった福井県や、美しい庭園がある島根県など。あるいは今まで通過したことはあっても、滞在したことがなかった場所など。先入観のない場所への旅はすべてが新鮮で、知的好奇心を大いに刺激してくれます。

ゆっくり滞在の旅をする

あちこち異なる場所に泊まるのではなく、「一つの宿に連泊する」スタイルの旅もおすすめです。海辺のリゾートや高原ホテル、温泉地などで連泊し、周辺散策や読書を楽しめば、観光とはまた違うゆったりとしたくつろぎのひとときを過ごせます。時間を贅沢に使う旅は、シニア世代だからこそできる最高の贅沢です。

特定の目的(グルメ、温泉など)に絞って選ぶ

「これだけは外せない」という目的を一つ決める方法です。

  • グルメ:「旬のカニを食べる」→鳥取県や石川県
  • 温泉:「憧れの名湯に浸かる」→大分県や群馬県
  • 花:「一面のネモフィラを見る」→茨城県
  • 芸術:「有名な美術館を巡る」→徳島県

目的がはっきりしていると計画もしやすく、達成感のある旅になります。

心の赴くままに、次の旅へ

今回のランキングでは、定番リゾートから歴史ある古都まで、バラエティ豊かな顔ぶれがそろいました。アンケートからは、「新しい発見」はもちろん、「なじみのある場所の安心感」や「懐かしさ」を求めて旅をする方々の思いも伝わってきました。

60代、70代は、時間にも気持ちにも余裕ができる「旅の黄金期」。体力や健康面に配慮しつつ、ぜひご自身の好奇心に従って、心踊る旅行先を選んでみてください。

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