南海岸ツアーに参加したら絶景の宝庫だった|アイスランド

アイスランド南海岸は、滝と氷河好きにはたまらない絶景の宝庫です。レイキャビックから繋がる主要道路を走るだけで、次々と現れる絶景スポット、そして地球の威力をまざまざと見せつけられる体験ができるのはまさにここだけ!

今回は11月中旬にデイツアーに参加した際の訪れた場所を一緒に振り返っていきます。

目次

ツアーのはじまり

今回私が参加したツアーは、「EastWest」というアイスランドの小さな旅行会社です。予約の際、レイキャヴィックのダウンタウン内にあるいくつかのバス亭の中からピックアップ場所を選択し、指定された時間にバスが来るのをそこで待ちます。

ここの会社は、事前にナンバープレートや運転手の名前などをメールで連絡してくれるので、混雑するバス停でスムーズに見つけることができました。

ツアーのミニバス
<ツアーのミニバス>

今回のツアー参加者は18人で、19人乗りのミニバスはほぼ満席です。ツアーは英語で、アメリカやイギリス、スペインなど、国際色豊かな旅行客が集まります。ガイドのお兄さんもポルトガル出身で終始とても和やかな雰囲気でした。

最初の目的地まではレイキャビックからおよそ2時間かかるので、途中でトイレ休憩を挟みます。クボルスボトルルという小さな町にある、日本でいうコンビニのようなガソリンスタンドがあり、そこで10分の休憩です。

美しい滝スコガフォス(Skógafoss)

美しい滝スコガフォス(Skógafoss)

滝からの水しぶきが地面の石に凍り付いている
<滝からの水しぶきが地面の石に凍り付いている>

アイスランドでとても有名な滝、スコガフォス!遠くから見ても美しいですが、幅25m、高さ60mから勢いよく水が落ちる様を近くまで行って見ることができるのも、スコガフォスの大きな魅力です。

数々の伝説が残るアイスランドですが、ここには、お金持ちのヴァイキングが金(ゴールド)を箱に入れて、この滝の裏に隠したという伝説が残っています。今回訪れたのが11月の寒い日だったこともあり、周辺の崖や地面が凍っていましたが、その景色も幻想的でした。

Skógafoss

アイスランドでいちばん有名な黒い砂浜レイニスフィヤラ(Reynisfjara)

アイスランドには黒い砂浜が多くありますが、このレイニスフィヤラはその中でもとても有名です。というのも、砂だけではなく大きな玄武岩の柱や奇岩群、そして予測不可能な荒波など、アイスランドらしい景色を目の前で見ることができるからです。

ただし、この荒波は近年、死亡事故なども起きているので、細心の注意が必要です。訪れる際は、決して波打ち際には近づきすぎないようにしてくださいね。

黒い砂浜レイニスフィヤラ

黒い砂浜レイニスフィヤラ 青空の景色

黒い砂浜レイニスフィヤラ 岸壁

Reynisfjara

赤い教会がトレードマーク|ヴィーク(Vík)

赤い教会がトレードマーク、ヴィーク(Vík)

人口300人ほどの小さな町ヴィークは、近年観光で栄えている町です。有名なカトラアイスケーブの入口の町として、また東にそびえるバトナヨークトル氷河への中継地として、旅行の際は欠かせない場所です。

小さな町ながらも、レストラン、ホテル、アウトドアショップなど観光客には嬉しい施設が揃っているので、ストップオーバーとして訪れてみるのも良いと思います。今回のツアーでは、ランチの自由時間として訪れました。

赤い教会の外観

高台にある赤い屋根が印象的な教会はこの町のシンボルとして町を見守るように建っています。

Vík i Myrdal Church

ソルヘイマヨークトル氷河(Sólheimajökull)

ソルヘイマヨークトル氷河

ランチ後に向かったのは、ミルダルスヨークトル氷河の一部分であるソルヘイマヨークトル氷河。氷河ハイキングの場所としても人気の場所です。主要道路から氷河に向かう道に曲がると、砂漠地帯のような野生的な風景が広がります。

<少し寂しい景色ではあるが、真ん中にみえる茶色い水たまりのようなところが2007年以降に溶けてしまった氷河によってできたラグーン
<少し寂しい景色ではあるが、真ん中にみえる茶色い水たまりのようなところが2007年以降に溶けてしまった氷河によってできたラグーン>

氷河手前にある展望スポットからは、荒々しい氷河の姿と、この20年で溶け去ってしまった氷河とそれによって形成された大きなラグーンを見ることができました。

ものすごいスピードで氷河が溶けていっていること、地球温暖化は現実なんだということをここに来ると身をもって体感することができます。

Sólheimajökull

美しい滝 セリャランズフォス(Seljalandsfoss)

南海岸を代表するもう一つの滝、セリャランズフォスがこのツアー最後の目的地です。

こちらの滝は、実際に水が落ちている後ろ側を歩けることで人気ですが、冬場は凍結で危険なため、裏に回る歩道は閉鎖されています。今回は、その分正面からじっくりと滝の美しさを味わうことができました。

Seljalandsfoss

アイスランドでツアーを参加する際のおすすめポイント

トイレは行ける時に行っておく

目的地間の移動時間が長かったり、ハイキングのように少し時間をかけて歩くこともあるので、トイレは見つけ次第行くことをおすすめします。

防寒は頭からつま先までしっかりと

アイスランドの天候は予測不可能です。そして冬場は特に風が体感温度を下げます。頭、耳、首、指先、足先としっかり守って防寒防風を徹底しましょう。

ツアーのおわりに

朝8時半の迎えから始まり、夜の7時まで一日をかけて回った南海岸ツアー。移動時間はありますがころころと変わる天気や景色で終始飽きることはありません。

ツアーの醍醐味はガイドから生の情報を得られること、そして他のお客さんと感動を分かち合えることだと思います。

英語が苦手な方でも、他の海外の観光客の方と回るツアーの雰囲気はぜひ体験していただきたいです。

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mimi

自然と歴史が好きな気まぐれびと。現在は、大自然とパフィンを求めてアイスランドに滞在中。

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