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スコットランドで訪れたいお城ベスト10|イギリス

スコットランド観光に、やはりお城は欠かせません。スコットランドに幾つお城があるかご存知ですか? なんと2,000以上あるそうです。
面積は北海道と同じくらいのスコットランドですから、その中に2,000以上あるとすると、まさにそこら中にお城があるという感じです。 お城といっても色々なものがあり、ほとんど形の残っていない廃墟、要塞としてのお城、邸宅としてのお城などいろいろあります。
要塞として建てられたものがCastle (城)で要塞を持たない居住用に建てられたものがPalace (宮殿)です。
スコットランドにあるおすすめのお城10選をご紹介します。
目次
- 1. エジンバラ城
- 2. スターリング城
- 3. ホリールードハウス宮殿
- 4. アイリーン・ドナン城
- 5. ダノター城
- 6. スクーン宮殿
- 7. グラームス城
- 8. フォークランド宮殿
- 9. コーダー城
- 10. ブレア城
- 番外編
- まとめ
1.エジンバラ城 (Edinburgh Castle)
スコットランドに来たらエジンバラ城訪問はリストから外せないスコットランドのシンボル的なお城です。
エジンバラ城は、街の真ん中にあるエジンバラキャッスル・ロックという約3億5000万年前の火山の噴火で形成された岩頸の上に聳え立つ要塞で、街のどこからでも見えます。
キャッスルロックの裾野に整備されたプリンシズ・ストリート・ガーデンから見上げるエジンバラ城の姿は、最初に見た時に眠りの森の美女に出てくるような美しいお城だと感動したことを覚えています。
11世紀頃に砦が築かれたのが起源と言われ、現存する建物の内で最も古い建築物は12世紀セント・マーガレット教会堂です。16世紀以前の建築物もいくつかあります。
見どころは、スコットランドの君主の戴冠式で使用される「スコットランド王室の宝器 (The Honours of Scotland」が展示されているクラウンルームです。
エジンバラ城は岩山の上の高い位置にあるため、南側に旧市街、北側に新市街のパノラマ景観を楽しむことができます。
入場には事前にオンラインでチケット予約が必要です。
エジンバラ城 (Edinburgh Castle)
- 所在地:Castlehill, Edinburgh EH1 2NG
- 公式サイト:エジンバラ城 (Edinburgh Castle)
2. スターリング城 (Stirling Castle)
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<スターリング城>
エジンバラから電車で1時間くらいで行くことのできる街・スターリングの街にあるお城です。
スターリング城は、キャッスルヒルと呼ばれる火山岩の岩山の頂上に建っています。 スターリング城は、三方を険しい断崖に囲まれた天然の要塞で、360度の素晴らしい景色を望むことができます。
古代ローマ時代から戦略的に重要な場所だったと信じられていますが、中世後期以前までの歴史には多くの謎が残されています。
スターリング城の最初の記録は、スコットランド国王アレグザンダー1世(1078-1124)が1124年にこの地で没したというものです。
13世紀から14世紀にかけて起きたスコットランドとイングランドの戦争の間に、スターリング城の所有は、スコットランドとイングランドの間で行ったり来たりし、破壊されたりしたため、現在見ることのできる城の大部分は15世紀から16世紀にかけて、スコットランド王家の居城として再建されたものです。
外見は同じように火山岩に聳え立つエジンバラ城と似ていますが、要塞のエジンバラ城も、より居住用のお城としての趣あり、庭園もあり綺麗です。
また、王宮内は1540年代の状態に復元、保存されていて、当時の衣装をきたガイドさんが部屋毎にいて、歴史を丁寧に教えてくれるので、当時の様子がよくわかります。
スターリング城 (Stirling Castle)
- 所在地:Castle Wynd, Stirling, FK8 1EJ
- 公式サイト:スターリング城
3. ホリールードハウス宮殿 (Palace of Horyroodhouse)
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<ホリールードハウス宮殿>
ホリールードハウス宮殿は、英国王室のスコットランドの公邸です。エジンバラの旧市街・ロイヤルマイルの坂の下の東端に位置しています。
エジンバラ城の要塞的な景観に対して、ホリールードハウス宮殿は優雅な景観です。
1128年にデイヴィッド1世によって建てられた寺院が前身で、15世紀からスコットランド国王夫妻の住居として使われてきました。また故エリザベス2世は夏の間この宮殿によく滞在していました。 王室メンバーの滞在がない時、宮殿は一般公開されています。
メアリースコットランド女王の部屋、歴代のスコットランドの王が使用していた豪華なステートアパートメント、大ギャラリー、玉座の間、そしてホリールード修道院の遺跡と広大な庭園が見所です。
ホリールードハウス宮殿 ( Palace of Holyroodhouse)
- 所在地:Canongate, Edinburgh EH8 8DX
- 公式サイト:ホリールードハウス宮殿
4. アイリーン・ドナン城 (Eilean Donan Castle)
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<アイリーン・ドナン城>
アイリーン・ドナン城は、スコットランドの西海岸にあるスコットランドのお城の中でも一番美しくと言われ、一番写真に撮られている古城です。
3つの海水湖が交わる小島に建てられいて、一本の石橋でつながっているため、湖に浮かんでいるような絶景です。
13世紀にヴァイキングの襲撃からの防御のために建設された要塞で、1719年に破壊され廃墟となっていましたが、1932年に再建されました。
ジェームズボンドの映画「ワールド・イズ・ノット・イナフ」や「ハイランダー」などの多くのハリウッド映画やドラマのセッティングになってきました。
スカイ島に行く途中に立ち寄ることが多いお城です。
アイリーン・ドナン城(Eilean Donan Castle)
- 所在地:Dornie, Kyle of Lochalsh IV40 8DX
- 公式サイト:アイリーン・ドナン城
5. ダノター城(Dunnottar Castle)
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<ダノター城>
ダノター城は、スコットランド北東部の街・アバディーンの近くにある岬の岩崖に位置する中世の要塞の廃墟です。
断崖絶壁にそびえ立つその孤高の佇まいが、まるで海の上に浮かんで見える絶景の城として知られています。 ディズニーアニメ映画「メリダとおそろしの森」のモデル、また映画「ハムレット」の舞台にも使われています。
古くは5世紀に礼拝堂が造られたことに端を発するお城で、7世紀にはヴァイキング対策で砦が築かれ、14世紀にキース氏族の居城となりました。
17世紀のピューリタン革命のクロムウェルの侵攻の際には、スコットランド王家の三種の宝器(宝剣、王冠、王笏)が持ち込まれ、守る重要な役割を果たした城ですが、その際に城は破壊されました。その後は18世紀のジャコバイト蜂起の際に政府の侵攻により、城は廃城となり、現在は建物の跡が残るのみです。
廃墟ですが、苔むした石造りの建物が断崖絶壁に並ぶ様子は、佇まいが美しく写真映えすると人気です。
ダノター城 (Dunnottar Castle)
- 所在地:Stonehaven AB39 2TL
- 公式サイト:ダノター城
6. スクーン宮殿(Scone Palace)
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<スクーン宮殿 ※wikipediaより>
スクーン宮殿は、スコットランドの中東部の街・パースの近郊にある赤い砂岩のゴシック様式の宮殿です。
敷地内に9世紀から13世紀の間の歴代スコットランド王の戴冠式が行われた場所があり、その際に王が座ったとされる「運命の石」と呼ばれる「スクーンの石」があることで有名です。(現在は複製が置かれてあり、本物はパース博物館にあります。)
ちなみに、アフタヌーンティーに出てくるスコーンは、スコットランドで生まれた焼き菓子で、スクーンの石にちなんで作られたとも言われています。 そのため、イギリスではスコーンは神聖なものなのでナイフで切ることはマナー違反とされているそうです。
現在のスクーン宮殿は、スクーンの石のあったスクーン修道院の敷地に、19世紀にマンスフィールド伯爵家の邸宅として建てられたものです。
スクーン宮殿(Scone Palace)
- 所在地:Perth PH2 6BD
- 公式サイト:スクーン宮殿
7. グラームス城(Glamis Castle)
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<グラームス城>
グラームス城は、スコットランド東部のアンガス地区の村にある、ストラスモア伯爵家の居城です。
このお城は門からお城につながる長い並木道にまず圧倒されます。まっすぐの道の奥に赤い砂岩で作られた多数の塔があるフランス・ルネサンス様式のお城のスタイルを融合した美しいお城が建っています。
1372年に王族の狩猟用別荘として建てられ、現在の建物の大部分は17世紀に建てられたものです。
故エリザベス2世の母、エリザベス皇太后が幼少期を過ごしたお城として知られています。
シェークスピアの悲劇「マクベス」でダンカン1世暗殺の舞台となったことでも有名で、また城を描いた絵が、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド発行の10ポンド紙幣に使用されています。
広大な敷地には美しい庭園があり散策を楽しむことができます。また野生の赤リスやノロジカなどの動物が生息していて、またアンガス牛や毛がふさふさのハイランド牛が飼われています。
グラームス城(Glamis Castle)
- 所在地:Glamis, by Forfar, Angus DD8 1RJ
- 公式サイト:グラームス城
8. フォークランド宮殿 (Falkland Palace)
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<フォークランド宮殿>
フォークランド宮殿は、エジンバラとセントアンドリュースの間にあるフォークランド村にある旧スコットランド王の宮殿です。スコットランドに現存するルネサンス建築の最高傑作の1つとされています。
フォークランド宮殿は、周辺の森で鷹狩りや狩りで利用する王宮として、ステュアート家(1371年から1714年まで続いたスコットランド起源の王朝)の人々に利用されていました。
宮殿は広さ3ヘクタールの敷地に立ち、美しい広大な庭園と1539年に作られた現在も使用できる世界最古のテニスコートがあります。
スコットランド女王メアリーがこの宮殿を愛し、鷹狩りや狩猟を楽しみ、またテニスを楽しんだそうです。
フォークランド宮殿も、テレビドラマの「アウトランダー」の撮影場所としても有名です。
フォークランド宮殿 (Falkland Palace)
- 所在地:East Port, Falkland, Cupar KY15 7BY
- 公式サイト:フォークランド宮殿
9. コーダー城 (Cawdor Castle)
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<コーダー城>
コーダー城は、ハイランドのインバネス近くにあるシェイクスピアの悲劇「マクベス」の舞台として有名なお城です。
シェイクスピアの悲劇では、マクベスはコーダー伯という設定ですが、このお城が建てられたのは、歴史上のマクベス王の死後となっています。
このお城は、昔ある日本のコーヒーのコマーシャルに出てきたことがあることを覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。
今でもこのお城はコーダー伯爵が秋と冬の間は住んでいます。 たくさんの花が咲く綺麗な英国式庭園と森の中に建つその姿はハイランドで一番優美なお城と称されています。
コーダー城 (Cawder Castle)
- 所在地:B9090, Cawdor, Nairn IV12 5RD
- 公式サイト:コーダー城
10. ブレア城 (Blair Castle)
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<ブレア城>
ブレア城は、スコットランドのハイランド中部パースシャーにある美しい白亜のスコットランドのバロニアル様式の城です。
ブレア城の歴史は13世紀中頃に建てられたタワーハウスを起源とし、17世紀からマレー氏族のアトール公爵家の居城となっています。1844年にはヴィクトリア女王と夫のアルバート公が、1921年には皇太子時代の昭和天皇が、そして同じく皇太子時代の今上天皇が滞在されています。
お城には、ヨーロッパで唯一の合法的に私兵を持つことが許されているアトール公爵の私兵・アトールハイランダーズが駐屯しています。
城内には120の部屋があり、その内約30部屋が見学できます。また夏の間はお城の前でバグパイプの演奏が毎時間行われます。
このお城の敷地も広大で、門からお城まで長い道が続いています。敷地内ではスコットランドの動物の赤鹿やハイランドカウが飼われ、また赤リスなどのさまざまな野生動物も生息しています。
ブレア城 (Blair Castle)
- 所在地:Blair Atholl, Pitlochry, Perth and Kinross, PH18 5TL
- 公式サイト:ブレア城
番外編
2,000もあるお城の中から10を選びましたが、他にも有名なお城がありますので、いくつかここでリストします。
- アーカート城 (Urquhart Castle) |ネス湖の辺りにある廃墟
- バルモラル城(Balmoral Castle)|スコットランド北東部アバディーン近くにある王族が夏にプライベートで過ごすお城
- リンリスゴー宮殿(Linlithgow Palace)|エジンバラから電車で20分くらいで行くことのできる、スコットランドに残る中世後期の建物の中でも一番美しいと言われている廃墟
- ダンロビン城(Dunrobin Castle)|ハイランドの西側海辺のサザーランドにある、サザーランド氏族の長・サザーランド伯爵の邸宅。美しい庭園と白亜の城が有名
- フレーザー城(Castle Fraser)|アバディーンの近くにあるスコットランドで一番大きなタワーハウスの1つ。16世紀から17世紀にかけてフレーザー家の居城として建てられたお城
- インヴァレリー城(Inveraray Castle)|スコットランド西部アンガス地方のインヴァレリーにあるキャンベル氏族のアーガイル公爵のお城。庭園が綺麗なことでも有名。
まとめ
いかがでしたか? 個人の好みで10のお城をあげてみました。
お城といっても何を楽しみたいかによって訪れるところが変わります。 この記事を参考にして、絶景として知られるお城、歴史的な意義のあるお城、建築的に綺麗なお城、敷地や庭園が綺麗なお城など、何が見たいか考えてから訪れてください。
スコットランドのお城の中で、特にプライベートに所有されているお城は、11月から2月までの冬期に所有者が戻ってくるため、閉館していることも多くあります。閉館時でも庭などは一般公開されていることがありますので、この期間に訪れる時は、事前に確認してください。(10のお城の中で冬に閉じるのは、スクーン宮殿、グラームス城、コーダー城、ブレア城です。)
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Sachiko
- 名古屋市出身、海外滞在歴30年、38カ国490以上の都市を訪れました。多趣味で、アート系のクラッシック鑑賞、バレエ・ダンス鑑賞、美術鑑賞、アンティーク収集から、スポーツ系のテニス・ダイビング、グルメまで色々なことが好きですので、様々な視点で皆様に旅の楽しさがお伝えできればと思っています。猫2匹をインドネシアで拾い、スコットランドまで連れてきました。現在はスコットランドのエジンバラに在住。スコットランドの魅力を皆さんにお届けできればと思っています。



























