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元々は〇〇〇!洞窟の中に広がるおもちゃの世界が楽しいToy Museum|スウェーデン

11月に入り、スウェーデンで最も憂鬱と言われる時期がやってきました。暗い時間が長くなり、退屈な時間が増えるからこそ ワクワクするミュージアムやイベントを訪れたり、美味しいものをたくさん食べるようにして乗り切ります。
今回は、ストックホルムに8年程前にオープンした イヤイヤ期の子供も退屈しない!大人も現実逃避するのに最適なミュージアムを紹介します。
目次
- 中央駅から徒歩30分のアート島Skeppsholmen
- 2017年にオープン!ストックホルムの新名所
- 秘密基地空間に40,000個以上のおもちゃが勢揃い
- 600年以上前の人形から最近のゲームまで
- 子供用メニューもあるミュージアムカフェ
- スウェーデンの絵本や人気キャラクターグッズも販売
- 最後に
中央駅から徒歩30分のアート島Skeppsholmen
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ストックホルム中央駅から歩いて約30分の場所にあるSkeppsholmen(シェップスホルメン)。現代美術館や東アジア博物館があり、国立美術大学やデザイン・イラストなどアートを学べる国民高等学校があるので「アート島」としても親しまれています。
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写真はショップスホルメン島のシンボル、王冠のある橋からの景色。スウェーデンでの秋には珍しく青空が見えて、思わず写真を。橋からの景色は、この国に何年住んでいても毎回旅行者のような気持に戻って立ち止まりたくなるほどの美しさなのです。
周辺の景色が綺麗で、どこを撮っても絵葉書のよう。ノーベル賞受賞者が宿泊する最高級のグランドホテルや国立美術館も島の入り口付近にあり、歩くのが全く苦になりません。
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向こう側に見えるのは旧市街ガムラスタンと王宮。綺麗な景色を堪能できるのに、人が少なく落ち着いた雰囲気なのもシェップスホルメン島の魅力です。
2017年にオープン!ストックホルムの新名所
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シェップスホルメンの新名所としてさまざまなメディアやSNSで紹介されているのがToy Museum。名前の通りおもちゃの博物館です。
実際に行ってみると、あれ? とっても小さく地味な入口。看板が無かったら間違いなく素通りしていたでしょう。
この一見、博物館と分からない入口を入ってみると、大人でも帰りたくなくなるほど楽しい世界が広がっていたのです!!
コインロッカーの鍵が数量限定で使用不可
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首都ストックホルムから約2時間の地方都市に住んでいる私は荷物が多く、コインロッカーに一目散に向かいました。しかし、コインロッカーの鍵は受付で借りるシステムで、全て貸し出し中。
スタッフさんに「貴重品以外の荷物は置けるわよ」と言われましたが、鍵をかけずに荷物を置いておく勇気はありません。人生で最もマイ南京錠の重要性を実感した瞬間でした。想定外の故障やハプニングが日常茶飯事な海外では、南京錠は持っておいて損はないでしょう。
日本語解説もあり
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ロッカーの件で、少しガッカリしたものの 嬉しかったことが日本語の解説があること。ミュージアム内の全展示内容を日本語で読むことが出来るので、より深く展示品について知ることが可能。
個人的に英語やスウェーデン語だと解説を読むのが面倒に感じてしまいますが、母国語だと簡単に読めるので有難いものですね。
秘密基地空間に40,000個以上のおもちゃが勢揃い
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Toy Museumのユニークさはその展示空間。公式ホームページによると、2500平方メートルのトンネルのように長細い地下空間に40,000~42,000個のおもちゃが展示されているのだとか。
洞窟のような謎めいた秘密基地空間が気になるところですが...。実はこの場所は1930年後半から1940年代に軍事用防空壕として建てられたそうです。
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防空壕用に作られた空間が、時を経て子供から大人まで楽しませてくれる場所に大変身!レトロのおもちゃから始まり、洞窟を進んでいくごとにさまざまなおもちゃが目に飛び込んできて...ワクワク感満載!
誰でも一度は遊んだことがあるような庶民的なおもちゃから王族が遊んでいた高級なおもちゃまで。気づけば走り回る子供よりも展示に釘付けになっている自分がいました。次から次へと来場者をおもちゃの奥深い世界に誘います。
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写真が見づらいですが、こちらは宇宙に関するおもちゃの展示。何故か子供が怖がってしまい、素通りすることに。黄色い球体の中が見れなかったのは残念ですが、次回への楽しみということにしておきましょう。
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ずらっと並ぶ年季の入った車のおもちゃ。傷などが無くピカピカで、どの車もとてもきれいな状態だったのが印象的でした。世代を超えて大切に保管されてきたことが分かります。
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半分に割れた車の中に小さい車がぎっしり!Toy Museumの公式ホームページのトップページやSNSで紹介されている、Toy Museumを代表する撮影スポットで、せっかく来たので写真を撮らないわけにはいきません。
Toy Museumはユニークな空間を展示だけではなく、企業や一般人向けに会議、コンサートやパーティー、そして結婚式用に貸し出しも行っています。窓も無く、かつては敵から身を守るために作られた場所が、それを微塵も感じさせない空間になっているのが面白いです。
600年以上前の人形から最近のゲームまで
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公式ホームページによると、ミュージアムの中で一番古いおもちゃは1400年代の人形。
現代のように当たり前のように温かい家があって、お腹いっぱいに食べれ、パソコンもスマホも見放題ではなかった当時。戦争や飢餓、自然災害など数多くの困難の中、子供たちに安心を与えてくれた貴重な存在です。
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大砲や大量な兵士達に赤十字の馬車...戦時中の重々しい雰囲気が伝わってくる展示。
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そんな展示の中に、ピカチュウ発見。微笑ましくなりました。
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日本人の私達には特に馴染みのあるこちらの機器!友達や親戚の家で遊ばせてもらった時の事を思い出したり、さまざまな子供時代の楽しい記憶が蘇ります。
この日は秋休み中でゲームに関する特別展示がされており、体験コーナーも設けられて賑わっていました。
見応えたっぷりな展示の数々、実は個人のコレクションというので驚きです。とあるスウェーデンに住む家族が60年に渡って世界中のおもちゃを集めたものが地元で人気を集め、より多くの人に展示を見てもらいたいということでこの場所に移転したのだそう。
光や仕掛けがたくさん!飽きない展示手法
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小さな入口を見た時は、1時間くらいで見終わるとおもっていたミュージアム。しかし、洞窟を進んでいく度に興味深いおもちゃが展示されていて、結局3時間近く滞在していました。
カラフルな光や狭いドールハウスの内側に入らないと見えない展示、気がついたらミニチェア電車が自分の頭の上を走っていたり。五感を刺激する展示手法で、子供だけではなく大人もおもちゃの世界に迷い込んだような錯覚に。
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展示の後半にはバービーたちとダンスを楽しんでいる気分になるブース。2歳の娘は、キラキラ光る世界にハマってしまい、他の子達が後ろに並んでてもお構いなしで出ようとせず、大変でした。人形好きの女の子たちにとっては夢のような舞台です。
子供用メニューもあるミュージアムカフェ
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展示を全て見終わるとカフェに辿り着きます。お腹が空いてなくても何か食べたくなるのが不思議です。
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ここでは子供用メニュー(といってもソーセージとマッシュポテト、パンケーキなどの軽食)があるうえに、遊びスペースも近くにあるので周囲の目を気にすることなくランチを食べることが出来ました。
スウェーデンの絵本や人気キャラクターグッズも販売
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受付の近くにあるミュージアムショップも見ていて楽しいグッズばかり。スウェーデンの子供たちに長い間親しまれているBamseをはじめ、スウェーデンの絵本などが販売されていて、子供だけではなく自分へのお土産にも最適。
ミュージアムの入場料を払わなくても立ち寄れるショップなので、シェップスホルメン島で子供向けグッズを買いたい場合もおすすめです。
最後に
大人の雰囲気漂うアート島に出来たToy Museum。おもちゃ=子供限定のイメージがありますよね。しかし実際に行ってみると想像以上に赤ちゃんから高齢者まで年齢問わず楽しめる場所でした。
ミュージアムに行ったのは平日のお昼頃ということもあり人が少なく、ベビーカー持ち込みOK。いつも来場客で賑わっていてベビーカーの持ち込み不可、抱っこ紐必須の子供博物館ユニバッケン(Junibacken)よりもリラックスして回れました。
有名どころよりも穴場ミュージアムを好む方にはおすすめの新スポットです。
Toy Museum
- 所在地:Svensksundsvägen 5, 111 49 Stockholm
- 電話:08-5990-8430
- 営業時間:10:00~17:00(12月31日 15時閉館)
- 休館日:12月24~25日
- 料金:大人 175Kr 、子供 115kr、 2歳以下無料
- 公式サイト:Stockholm Toy Museum - Toy Museum in Stockholm
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KANAE.T
- 宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!




























