四国に移住した旅ライターが絶賛!一度は訪れたい四国でインスタ映えする絶景スポット4選

<TOP画像:四国カルストの並ぶ石>

四国は、海と山が織りなすダイナミックな景観、手つかずの自然が残る秘境が今も残っています。最近では、「食」「自然」が揃っている土地とされ人気も急上昇。

この記事では、四国4県の絶景を楽しめる「四国カルスト」「仁淀川」「祖谷(いや)」「雲辺寺(うんぺんじ)」の4つのスポットをご紹介します。四国の雄大さを知り、心揺さぶられる絶景の旅へ出発しませんか。

目次

東西南北で違う四国4県の特徴・魅力

水量が多い仁淀川
<水量が多い仁淀川>

四国は海に囲まれ、真ん中は四国山地をはじめとするいくつもの山々が連なっています。そんな四国は4つの県に分けられ、各県で文化や県民性も変わり個性が豊かな地域といえます。

県をまたぐことで雰囲気も変わり各県の個性を知ることができます。

1. 雲と同じ位置の天空を駆け抜ける絶景の道を|四国カルスト

四国カルスト
<四国カルスト>

まず、最初に紹介するのが愛媛県と高知県にまたがっている四国カルスト。山口の秋吉台・福岡の平尾台を含め、日本三大カルストとして有名です。愛媛県の大野ヶ原から高知県の天狗高原まで車で移動することができます。

標高1000mを越える草原をドライブ

四国カルストの天狗高原
<四国カルストの天狗高原>

標高1,000mを超える四国カルストへ訪れたら絶景の一言。雲の上にある草原は非日常的な感覚が味わえます。ドライブしながら、丘陵に広がる石灰岩、放牧されている牛を眺めていると、海外へ来たのではないかと錯覚するほどです。
夏でも高原のように涼しく、秋はススキが舞い、非日常の世界へいなざってくれます。

車を停めて草原をハイキングも

四国カルトの遊歩道散策
<四国カルトの遊歩道散策>

四国カルストでは、一定の間隔で駐車スペースがあり、車を降りて写真撮影や牛を観察することができます。ドライブだけではなく歩いて散策することでより思い出にも残る体験となります。ハイキングをした後はお腹もペコペコ!四国グルメがよりおいしく感じられますよ。

四国カルスト

  • 所在地:愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷
  • 公式サイト:四国カルスト

2. 奇跡の清流が生み出す日々違う景色を見せる神秘|仁淀川

仁淀川の風景
<仁淀川の風景>

最近、SNSで話題になっている「仁淀ブルー」。日本一水質がいいと言われている仁淀川は、透明度の高さで有名となっています。

川下りやサップをはじめ、仁淀川のアクティビティも人気。透明度の高い仁淀川では、宙に浮いているのではないかと思うほどの景色が待っています。

いつ訪れても同じ色・同じ瞬間がない仁淀川 

仁淀川の流域
<仁淀川の流域>

仁淀川の特徴として、訪れる時間や日の当たり具合で変わる水面。その色は季節や時間帯、場所によっても雰囲気や色が変わり、何回訪れても、その時その時で違った表情を見せてくれます。

仁淀川にかかる沈下橋からゆったりと眺めるのも絶対行ってほしいことの一つです。沈下橋から見る仁淀川は川は美しいと価値観を変えてくれるほど感動することでしょう。

仁淀川に複数ある渓谷

にこ渕
<にこ渕>

仁淀川には多数の支流や場所により仁淀ブルーの色が違います。とくに有名なのが、中津渓谷に安居(あんじ)渓谷・にこ渕。この3箇所は仁淀ブルーを代表する場所として、透明度も高く、仁淀ブルーという名にふさわしい絶景が広がっています。

何回でも違う表情を見せてくれる仁淀川は唯一無二な神秘にあふれた自然からの贈り物です。高知へ知人が来た時は四万十川ではなく、仁淀川へ案内し、多くの人が仁淀川のファンになって帰っていきました。

仁淀ブルー

  • 所在地:高知県吾川郡仁淀川町・いの町
  • 公式サイト::仁淀ブルー

3. 日本三大秘境が誇る吊り橋と渓谷美に色濃く残る歴史|祖谷(いや)

かずら橋
<かずら橋>

四国の中でも山深い地域の祖谷。徳島県西部三好市に位置し、山深い祖谷には温泉をはじめ、V字型の深い渓谷、山肌に点在する集落の光景は昔ながらの日本を今に残している光景です。

かずらを使用して作られた祖谷のかずら橋は、名所として多くの人が訪れます。

平家の落人伝説が残る神秘的な雰囲気

祖谷渓谷
<祖谷渓谷>

祖谷は平家の落人伝説が残る地域として有名です。祖谷にあるかずら橋も平家の落人が住んでいた場所に多くあり、1000年の時を超えた物語が広がっています。

祖谷はちょっと道が狭く、訪れるのも億劫になってしまう場所ですが、それだからこそ今も神秘が満ち溢れています。

山深い場所だからこそ、平家が生き残り、その文化が今も継承されている日本の歴史を知れる現代に残る歴史博物館といっても過言ではありません。

山深い祖谷で今も残っている食文化

祖谷名物ひらら焼き 
<祖谷名物ひらら焼き>

祖谷は山深く、現代でも多くの食文化が残っています。例えば、祖谷のそばをはじめ、石の上で味噌を塗り野菜や川魚などを焼くひらら焼きは祖谷独自の文化となっています。

甘めに味が調整された味噌と川魚はお酒が進みます。また、春は山菜に、秋は栗など山の幸も食べてほしいものです。

祖谷渓

  • 所在地:徳島県三好市西祖谷山村一宇
  • 公式サイト:祖谷渓 

4. お遍路の霊場から望む絶景にインスタ映え|雲辺寺(うんぺんじ)

雲辺寺ロープウェイ
<雲辺寺ロープウェイ>

四国八十八ヶ所霊場のうち、第66番札所とされている雲辺寺は、徳島県三好市にありますが、香川県最初の霊場となっています。

雲辺寺へは険しい道のりが続き「四国遍路のへんろころがし」と称されるほど。現在では、雲辺寺ロープウェイが山麓駅から山頂駅まで全長約2,600mの雲辺寺ロープウェイを秒速10mという日本最大級の速さで結んでいます。

ロープウェイからは瀬戸内海も眺めることができ、多くの人が写真を撮るほどの絶景が広がっています。

四季の色々が見れる雲辺寺を参拝

雲辺寺
<雲辺寺>

雲辺寺は1200年の歴史があります。ロープウェイを降りたら雲辺寺の境内はすぐそこ。雲辺寺には弘法大師が刻んだといわれる秘仏「千手観音菩薩像」が本尊としてまつられています。

お遍路巡りをしている人の中でも、どこか気を引き締めてしまうのが雲辺寺。境内には春の新緑のシーズンからあじさいに、秋は紅葉、冬は四国でも雪景色が訪れる人に四季の美しさを教えてくれます。

雲辺寺にある天空のブランコは絶景

天空のブランコ
<天空のブランコ>

雲辺寺を参拝した後は絶景の天空のブランコへ。ここは瀬戸内海を見ながらブランコができる絶景スポットです。隣には天空のフォトフレームがあり、多くの人が絶景を楽しんでいます。

天気が良ければ、瀬戸内海に浮かぶいくつもの島々が眺められ、個性豊かな瀬戸内の景色を見ることができます。ここで撮った写真はどれも今でも思い出に残るものばかりです。

雲辺寺

  • 所在地:徳島県三好市池田町白地ノロウチ763
  • 観音寺市公式サイト:雲辺寺

四国の絶景を巡るなら最低でも3,4日は欲しい

天空のテラス
<天空のテラス>

今回、紹介した絶景スポットは四国の中でも、ほんの少しです。四国の絶景を巡るなら、最低でも、3〜4日は必要です。最初はそんなにいるのと不安になるかもしれませんが、その日数を過ごしても決して後悔することもありません。

ゆったりと四国4県の文化に触れて、四国の魅力を感じるなら、それ以上の休暇があるとより四国の良さをより知ることができます。

四国旅行の際の巡り方|レンタカーor公共交通機関

四国の風景
<四国の風景>

四国の各県を旅行をする場合、多くの人がレンタカーを利用しています。今回紹介した場所も公共交通機関では少し行きにくい場所ばかり。

特にレンタカーは空港から観光地への移動がしやすく、公共交通機関では行きづらい観光地にも容易に訪れることができます。

しかし、JR四国をはじめとする鉄道や高速バスなどの公共交通機関を利用し四国を巡ることで、より四国の暮らしを知ることもできます。レンタカーでは通り過ぎてしまう場所もちょっとした発見があるはずです。

また、鉄道やバスを利用し、瀬戸内海や四万十川沿いをのんびり移動することは公共交通機関だからできる旅といえます。

四国の絶景スポット4県を巡る旅へ

祖谷にある琵琶の滝
<祖谷にある琵琶の滝>

四国4県は、それぞれ個性がありどの県も魅力にあふれています。海や川、山まで各県によって違う風景を感じさせてくれる四国は、何度訪れても新しい発見を見つけられる魅力的な場所となっています。

次の旅行は四国の絶景を巡る旅へ行ってみてはどうでしょうか。

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西野くに

高知在住ライター。旅行が大好きで会社員をやめて四国へ移住しました。高知はじめ四国内を頻繁に移動して、最近の四国情報をご紹介!高知へ来て本場のよさこい祭りの迫力に感動!よさこいにハマってしまいました。

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