マッターホルンの麓"ブレイユ=チェルヴィニア"を夏に楽しむ5つのこと|イタリア

今年の夏旅は避暑を目指してマッターホルンの麓へ行ってきました。マッターホルンはイタリア側とスイス側から楽しむことができ、イタリア側は「ブレイユ=チェルヴィニア」、スイス側は「ツェルマット」という街が麓にあります。

見え方も国境を挟むと異なり、イタリアからは山の先端が鋭く尖って見え、スイスからは三角形がより整った美しいシルエットに見えるのが特徴です。今回はイタリア側から堪能してみましたので、その楽しみ方を紹介させてください。

目次

1. ブレイユ=チェルヴィニア(Breuil-Cervinia)って?

マッターホルンを目の前に望む山岳リゾート
<マッターホルンを目の前に望む山岳リゾート>

ミラノから車で約2時間で到着するマッターホルンの麓の街、ブレイユ=チェルヴィニア。標高約2006mなので、街自体がすでに高地リゾート。だから夏でも爽やかで涼しく、冬は雪がしっかり積もりスキーリゾートとして大人気です。

<メインストリートにはショップやレストラン、スーパーが並び便利です>
<メインストリートにはショップやレストラン、スーパーが並び便利です>

ミラネーゼに人気のスキーリゾートでもあります
<ミラネーゼに人気のスキーリゾートでもあります>

ちなみにマッターホルンはアルプス山脈の名峰で、4,478mの高さがありアルプスの中でも高い山のひとつです。ピラミッドのように尖った形で「アルプスの女王」とも呼ばれます。そんなマッターホルンが目の前にそびえ立っています。

ブレイユ=チェルヴィニア

2. 逆さマッターホルンをみられるブル湖(lago blu)

思っていたよりこぢんまりとした湖ですが、散策しやすいサイズ感です
<思っていたよりこぢんまりとした湖ですが、散策しやすいサイズ感です>

ブレイユ=チェルヴィニアから徒歩30分ほどで行けるブルーレイク(Lago Blu)は、小さな湖ながら、行ってみたい場所でした。

ツーリストが集まるスポットでもありますが、それほど混雑はしません
<ツーリストが集まるスポットでもありますが、それほど混雑はしません>

それは湖面に映る逆さマッターホルンが見られるからです。天気のいい日はエメラルドブルーに輝く湖面ですが、この日は曇り空でちょっと残念です。

高山の花とマッターホルン
<高山の花とマッターホルン>

紅葉に囲まれる秋、雪に包まれる神秘的な冬、爽やかな春もステキですね。

ブル湖(lago blu)

3. 大自然を楽しむトレッキング

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<目の前に現れたヘリコプターとマッターホルン>

冬はスキーが楽しいエリアですが、夏はマッターホルンを望みながらトレッキングをするのが醍醐味です。お散歩感覚の初心者レベルから、中級者向けのトレイル、上級者の縦走ルートなどバリエーションの多さも魅力です。

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<途中ピクニックエリアなどもありました>

私たちはホテルの人がすすめてくれたハイキングコースを愛犬と一緒に堪能しました。ゴール地点にしていたケーキ屋さん「Antico Forno Flamini S.a.s. Pasticceria」は、お花に包まれたステキな場所でした。

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<カラフルなお花が咲き誇る「Antico Forno Flamini S.a.s. Pasticceria」>

Antico Forno Flamini S.a.s. Pasticceria

  • 住所:Localita Perreres 3/a, Localita' Perreres, 3A, 11028 Valtournenche AO
  • 電話:0166 949071
  • 営業時間:6:00〜19:00
  • 休業日:火曜
  • 公式サイト:Antico Forno Flamini S.a.s. Pasticceria 

4. アルプスの名物料理

仔牛肉にツナ&ケッパーのソースをかけたヴィテッロ・トンナート
<仔牛肉にツナ&ケッパーのソースをかけたヴィテッロ・トンナート>

ブレイユ=チェルヴィニアのメインストリートにはレストランがたくさん並んでいて、選ぶのも楽しいポイントです。アルプスの山岳料理が名物なんです。

香ばしさとコクにハマるハムとチーズのオーブン焼き
<香ばしさとコクにハマるハムとチーズのオーブン焼き>

フォティーナチーズ料理やトウモロコシ粉のおかゆ風のポレンタ、保存食の干し肉や生ハムなどが有名で、寒い雪山なだけにボリュームも味わいも濃厚です。

5. ひと足伸ばして、シャモワの街へ

フランスにシャモニーがありますが、イタリアにもシャモワという町があるのをご存じですか?ミラノへの帰り道に立ち寄ってみました。ケーブルカーでアクセスしたら、そこはアルプスの自然を満喫できる場所。

マルチェジネのかわいい旧市街
<ケーブルカーでシャモワの町へ>

雨天で残念でしたが、オリーブオイル屋さんに立ち寄れたのでOKとします

標高1815mのアルプスの小さな村で、車両の進入が一切禁止されていて「車のない村」と呼ばれています。

崖の上には13世紀ごろにスカラ家が建てたスカリゲロ城

ハイキングや湖でのピクニックを楽しみつつ、大自然に囲まれながらリラックスができました。

シャモワ

最後に

初めて見た生のマッターホルンは迫力のある鋭峰で、神々しく"アルプスの女王"と呼ばれているのも納得です。

暑い8月のとある日に行きましたが、涼しくて避暑にぴったり。愛犬も私たちもたくさんトレッキングができて大満足でした。

次はスイス側のツェルマットに行ってみたいなと思っています。

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真のミラネーゼになるべく、2021年よりミラノに移住した雑誌の編集・ライター。王室&貴族とテルメが大好き。

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