水の都ベネチアといえば!ゴンドラに乗る前に知っておきたいこと

憧れのベネチアに行くなら一度は体験したいゴンドラですが、料金や乗り場、写真映えスポットなど事前に知っておくと旅がもっと快適になります!今回私が実際にベネチアのゴンドラに乗って、乗る前に知っておきたかったことを公開!

読んでから乗れば、ゴンドラ体験が素敵な思い出になるはずです。

目次

ベネチアの象徴「ゴンドラ」
今回乗船したおすすめのゴンドラ乗り場
予約は必要?
料金と所要時間
ここは必須!映える写真スポット3選!
番外編:知っていればもっと楽しくなる!ゴンドラと漕ぎ手ゴンドリエーレの秘密
最後に

ベネチアの象徴「ゴンドラ」 

写真②+ベネチアのゴンドラ.jpeg
<ベネチアのゴンドラ>

イタリアのベネチアを代表する伝統的な手漕ぎ船が「ゴンドラ」です。全長約11メートル、黒く塗られた細長い船体は、すべて熟練の職人による手作り。左右非対称の形をしており、一本のオールで漕ぎ手(ゴンドリエーレ)が巧みに操れるよう工夫されています。
かつてはベネチア市民の主要な交通手段でしたが、現在は観光用として運行され、水の都を象徴する存在となり、年間約3000万人の観光客を呼び寄せます。

今回乗船したおすすめのゴンドラ乗り場 

写真③+「GONDOLE+DANIELI」乗り場.jpeg
<「GONDOLE DANIELI」乗り場>

ベネチアのゴンドラは、どこから乗っても同じ体験ができるわけではありません。乗り場ごとにルートが異なり、小さな運河沿いやリアルト橋付近など様々な場所に乗り場が点在しています。
今回利用した乗り場は、サンマルコ広場から運河方面に徒歩5分ほど歩いた場所。ホテル・ダニエリ前の「GONDOLE DANIELI」と書かれた緑の看板が目印。ボーダーのTシャツを着たゴンドリエーレたちがお出迎えしてくれます。屋根の下を進むとそのままゴンドラの乗降場所となっており、着席できたらすぐに出発です!「GONDOLE DANIELI」と調べればマップ上でも出てくるので参考にしてみてください。

予約は必要?

基本的に予約は不要ですが、夕暮れなど「絶対にこの時間に乗りたい!」という方は予約したほうがいいかもしれません。個人でふらっと乗るなら、現地で直接ゴンドリエーレに声をかけるのが一般的でリーズナブルです。また、ベネチアに1泊以上するなら、天候を見てその場で決める方が絶対におすすめ。特に晴れた日のゴンドラは格段に美しい景色が見られるので、時間に余裕がある方はぜひその時その場で声をかけるスタイルで楽しんでみてはいかがでしょうか・・・。

料金と所要時間 

写真④.jpeg

ベネチアのゴンドラは、一人当たりの料金ではなく、1隻の料金で支払います。ベネチア市が一律で決めているのでどこで乗っても基本的には同じです。1隻に5名まで乗ることができるので大勢で行けばお得にゴンドラを楽しめますね!
昼間(9:00~19:00):30分80ユーロ(目安)
夜間(19:00以降):30分100ユーロ(目安)

支払いは、前払い・後払いどちらでも可ですが、後払いにすると思ったより長く乗せられてしまったり、追加料金を請求されたり・・・。楽しい旅行でトラブル回避のためにも漕ぎ手(ゴンドリエーレ)に乗る前に支払うのが安心です。
また、支払い方法は基本的に現金(ユーロ札)です。一部カードが使用できるゴンドリエーレもいるそうですが、こちらも確実ではないので現金での支払いが一番安全です。

ここは必須!映える写真スポット3選!

1.大運河

新写真⑤+ゴンドリエーレと運河.jpg
<ゴンドリエーレと運河>

ゴンドラが動き出したら、まず運河に出ます。広い運河とゴンドリエーレを映すだけでぐっとベネチア感があります!晴れの日ならなおさら、運河と青空がマッチして最高の景色をカメラに収めることができます。

2.ため息橋

写真⑥+陸からとは一味違うため息橋.jpeg
<陸からとは一味違うため息橋>

乗船後、5分ほどでため息橋の下に到着。陸からため息橋を見る人達に手を振りながら、運河の上から優雅に眺める特別な体験です。

3.運河と街並み

写真⑦+水に浮かぶ島の非日常的な風景.jpeg
<水に浮かぶ島の非日常的な風景>

その後、細い運河に入っていきます。ここではベネチアに多数かかる橋の下をくぐります。ベネチアならではの運河にかかる橋と、水上から眺める可愛らしい街並みが非日常感を感じられるポイントです!

番外編:知っていればもっと楽しくなる!ゴンドラと漕ぎ手ゴンドリエーレの秘密

昔と違う!今のベネチアンゴンドラ

16世紀ごろまでは赤や青、金箔をあしらった豪華でカラフルなゴンドラが多く、装飾競争のようになっていました。その後17世紀ごろから華美さを抑えるためベネチア共和国が「黒一色」と定められ、現在まで黒のままで守り続けられています。この頃、17~18世紀のベネチア全盛期には、およそ1万隻以上のゴンドラが運河を行き交い、市民や貴族の主要な移動手段でした。しかし、現在残っているのは、約500隻のみとなり、ほとんどが観光用として運用されています。
かつては1万隻もあったゴンドラが、今では500隻ほど。だからこそ一度乗ることが特別な体験になること間違いなしです!

ゴンドリエーレは伝統と高収入を兼ね備えたベネチアの花形!

写真⑨+花形職業ゴンドリエーレ.jpeg
<花形職業ゴンドリエーレ>

ベネチアでのゴンドリエーレは、ただの舟漕ぎではありません。伝統を守る誇り高い職業として尊敬されています。ゴンドリエーレは免許制となっており、免許数も制限されていて現在約400人のゴンドリエーレが登録されている希少価値の高い職業となっています。免許試験もかなり難関で、運河の操縦技術だけでなく、語学・歴史・観光案内の知識も求められます。だからこそ、観光シーズンには1日で何回も乗船をこなすことができるので、収入はイタリアの平均をはるか上回ることも!
そんな難関をくぐり抜けたエリートゴンドリエーレが皆さんを美しい運河の旅へと連れ出してくれます!

最後に

いかがでしたでしょうか?今回私は、人生2回目のベネチア訪問で初めてゴンドラに乗りましたが、旅の満足度がぐっと向上する体験ができました!
水の都ベネチアは、今この瞬間もゆっくり沈みつつあるといわれています。この幻想的な美しい景色も永遠ではありません。ベネチアが海に溶けてしまう前にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
みなさまの旅の参考になりますように。

ゴンドラ乗り場「GONDOLE DANIELI」の基本情報

  • 正式名称:Gondola Danieli
  • 住所:Riva degli Schiavoni, 30122 Venezia VE, イタリア
  • 営業時間:9:00~23:00
  • 公式HP:https://gondolieritravel.com/

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