【富士山登山ツアー】ゆったりめぐる富士登山3日間のススメ<須走口ルート>

こんにちは!「三度の飯と山が好き!!」のニックネーム、倉山(くらさん)です。

皆さまは、霊峰そして秀麗な『富士山』に登頂されましたか?
日本のシンボル最高峰の山、世界文化遺産の山へ人生の中で一度は登りたいと多くの方が思っていると私は感じております。
富士山は眺めるものだと決めている方、私の記事をご覧頂き、登頂へ挑戦される事を一度考えてみては如何でしょうか
今シーズン、私がツアーの添乗員として同行した中からその様子をご紹介させて頂きます。

目次

1) 「ゆったりめぐる」とはどんな3日間なの??

旅行会社が募集している富士山登山ツアーでは1泊2日が多く一般的となっており、体力がある方や登山経験者にとって登頂する事が可能な行程になっています。

しかし、人生の中で一度は富士山に登りたいと思っている方の中には、登山に十分な体力と経験が備えられていない方や、還暦を過ぎてから挑戦し夢を実現したいと考えている方も多くいらっしゃる筈です。

そこで、そんな方々の登頂への思いを少しでも叶えたいと時間がゆったり取れて体調に合わせてペースを調整できる2泊のツアーとしてご紹介する事になったのが3日間の商品です。

お勧めポイントは、行程中のほぼ真ん中に位置する山小屋に2連泊する事です。

これにより

  • 使用しない荷物は山小屋に預けるので持ち歩く事はない ・・・ 背負う荷物が軽くなる
  • 暗い登山道を歩く事がないので危険が減る ・・・ 時間や睡眠バランスが良くなる
  • 御来光を寒い中で待つ事は無く山小屋のテラスから真正面に拝める ・・・ 防寒対策が不要

実際このお勧めポイントにより登頂率が90%を超えているのがこの登山ツアーです。

image2.jpeg
<静岡県公式HP 富士山登山道周辺の道路情報より  ※赤色ラインが須走ルートになります>

3日間の行程

〔1日目〕

東京都内<横浜>(8:00~8:30発) == <貸し切りバス/走行距離:約135km> == ふじあざみライン == 富士山・須走口五合目(標高約1,960m) ・・・ 東富士山荘(11:30~12:30/昼食と登山準備/登山中に不要な荷物は預ける)・・・ <須走ルートを登る/富士登山の4つのルートの中では、比較的混雑が少なくゆるやかで樹林帯の自然を楽しみながら登ることができる> ・・・ 六合目・長田山荘(休憩) ・・・ 本六合目・瀬戸館(休憩)・・・ <森林限界> ・・・ 七合目・大陽館(休憩) ・・・ 本七合目(17:30~18:30着)・ 見晴館(宿泊/標高約3,200mで既に日本一高い場所に到達)・・・ 山小屋にて夕食(19:00頃) ・・・ 山小屋の消灯は20:00です                 

〔2日目〕

山小屋のテラスから御来光を拝む(4:30~5:00) ・・・ 山小屋にて朝食(5:00~5:30)・・・登山開始(6:00~6:30発) ・・・ <引き続き須走ルート> ・・・ 八合目・江戸屋(休憩) ・・・ 本八合目・胸突江戸屋(休憩) ・・・ <吉田ルートと合流する> ・・・八合五勺・御来光館(休憩) ・・・ 九合目 ・・・ 須走口頂上(登頂おめでとうございます!/標高約3,710m) ・・・ 久須志神社(参拝) ・・・ 頂上山口屋(10:30頃昼食) ・・・ お鉢巡りへご案内<火口の縁を一周する登山道を進み、景色を眺める歩行約3km、120分> ・・・ 山頂郵便局(投函)・・・本宮浅間大社奥宮(参拝)・・・ 剣ヶ峰(標高3,776m/日本最高地点) ・・・ <須走下山専用ルートで下山>・・・ 本七合目・見晴館(14:00~15:00) ・・・ 山小屋にて夕食(17:00頃)

〔3日目〕

山小屋のテラスから『2回目』の御来光を拝む ・・・ 山小屋にて朝食 ・・・ 下山開始(6:30~7:00発) ・・・ <須走ルートを下山します> ・・・ 各合目の山小屋(休憩) ・・・ <名物 砂走り(すなばしり)をお楽しみ下さい> ・・・ 五合目・東富士山荘(11:00~12:30/昼食) ==<貸し切りバス/走行距離:約135km>== 日帰り温泉立ち寄り(1時間)== 東京都内<横浜>(17:30~18:00着)

《今回ツアー中のお楽しみの食事メニューはこちら》

きのこパスタ、カレーライス、和定食、温かいうどん、ハンバーグ定食、パンのセット、冷たい梅うどん、
名物こけもものソフトクリームが、それぞれの食事として準備されました。

2)今回、歩いて来ました須走口ルートを画像でご紹介致します


須走口ルートの登山が出来る期間は2025年の場合7月10日から9月10日の2ヶ月間。

しかしこの短い間でも花の咲き方、御来光の時間、景色など違いがはっきりしていました。


それではルートに沿って写真でご紹介!

①IMG_2046.JPG
須走口ルートの登山口は、標高約2,000m。 でも今年の気温は連日20℃超え。

②IMG_2047.JPG
五合目で高度順応させる為、昼食を取りながら説明会を行います。

③IMG_1974.JPG
古御嶽神社で安全登山を祈願して元気にスタート

④IMG_1976.JPG
富士山はなかなかの急斜面です。でも、ゆっくり登るのでご安心ください。

⑤IMG_1977.JPG
トイレは途中休憩する山小屋でご利用いただけます(有料200~300円)。

⑥IMG_1982.JPG
歩く事、約6時間で宿泊する本七合目の山小屋「見晴館」に到着します。

⑦IMG_1988.JPG
2日目の7月11日の御来光は4時35分でした。山小屋前のテラスから拝めます。

⑧IMG_1989.JPG

御来光に照らされて山頂方面が赤く染まる「赤富士」を見る事が出来る須走口ルート。

⑨IMG_1991.JPG
2日目は荷物を軽くしていよいよ山頂を目指します。酸素が薄くなるのでゆっくり登ります。

⑩IMG_1995.JPG
『登頂おめでとうございます!』 ここは須走口の山頂で標高3,710mの久須志神社前です。

⑪IMG_2089.JPG
雄大な噴火口を一望し、皆さまの感動が更に増します。

⑫IMG_2167.JPG
噴火口の周囲を一周する『お鉢巡り』では日本最高峰の剣ヶ峰を目指します。

ここには富士山測候所レーダードームが置かれていた場所です。

⑬IMG_2170.JPG
日本最高峰の記念碑と共に最高に感動する記念写真が撮影できます。

⑭IMG_2102.JPG
新七合目の山小屋へ向けて下山専用ルートを歩きます。

⑮IMG_2104.JPG
富士山の姿を写し出す現象『影富士』です。見られる確率が高いのも須走口ルートの特徴。

⑯IMG_2075.JPG
3日目、2回目の御来光が拝めます。「山中湖と雲海」これは凄く良いショットです。

⑰IMG_2108.JPG
須走口五合目を目指して下山開始。兎に角ず~っと下りの登山道です。

⑱IMG_2110.JPG
途中、脚に自身のある方には名物の「砂走り」をお楽しみ頂きます。

⑲IMG_2028.JPG
富士山では7月なら六合目付近でシャクナゲが満開に咲き見る事が出来ます。

⑳IMG_2138.JPG
長い火山灰の道をここまで下山すると衣類に埃も一杯。下山まであともう少しです。

ラスト21 IMG_2118.JPG
ゴールの五合目「東富士山荘」は目前です。大変お疲れさまでした!

3)雑談とワンポイントアドバイス


富士登山と聞くと標高の高さから遠慮してしまう方がいらっしゃいますが、危険度としては、日本アルプスのように岩稜帯歩きや急な岩壁を登り下る事はほぼ無く登山初心者でも挑戦が可能な山だと私は思っています。

しかし、初めて登る山が『富士山』では、流石に登頂するには難しいので、健康と体力づくりの一環として半年以上前から近郊の山を歩く事は必要になります。
目安としまして、1日8kmまたは、5時間の距離を歩けると登山体力が付いていると言えます。

登山の事前説明会などで私が皆さまへお話しするのは『登りより下りの筋力を意識して付けて下さい。
持続できる筋力を付けて下さい。階段があったら優先的に利用して下さい』を強調してお伝えします。
なぜならその筋力が弱いまたは、衰えて怪我をする方が多く、下りでの事故発生率が高いからです。

高山病への心配もあると思いますが発症は人それぞれです。対策として歩き方や呼吸方法、水分補給などを歩きながらアドバイスをさせて頂きますが、登山の際は体調を十分に整える事が一番大切です。

富士山登山ツアーの魅力がいっぱい詰まった 【ゆったりめぐる富士登山3日間<須走口ルート>】 で、
人生の中で一度は体験したい特別な夢を実現するために挑戦をしては如何でしょうか!

夢を実現した参加者の声と体験談

このツアーに参加した方々からは、「人生の目標だった富士山に登れた」との声が多く寄せられています。特に還暦を過ぎてから参加した方々は、挑戦することの大切さを実感し、達成感を味わったと語っています。登頂後には仲間とともに喜びを分かち合い、素晴らしい思い出を作ることができたと感謝の気持ちを述べております。

<登山を通じた新たな出会い> ・・・ S.Tさん

参加者同士の交流、共通の目標を持つ仲間と一緒に登山をすることで、自然と絆が深まり、新しい友人を作ることができました。登山中の会話や食事の時間を通じて、お互いの経験や思いを共有することで、心温まる思い出を作ることができ登山だけでなく、人とのつながりも大切にできました。

<還暦からの挑戦へ応援頂きました> ・・・ N.Nさん

還暦を過ぎてから富士山に登りたいと考え人生の後半に新たな挑戦をしたことは、自分自身を再発見する素晴らしい機会になりました。
3日間のツアーでは経験豊富な登山ガイドが同行し、安全に登山をサポートし登山の知識や技術をもつガイドがいることで、初心者でも安心して登ることができました。
また、ガイドから富士山の歴史や自然についての解説を受けることができ、登山をより深く楽しむことができました。

<健康と体力づくりの一環として最適> ・・・ Y.Iさん

このツアーに参加を決めて、普段の生活では味わえない体力の向上や心身のリフレッシュを実感することができました。登山は健康的なライフスタイルの維持や体力づくりにも最適です。日本百名山の名峰へも挑戦したいと思っています。登山にはまりそうな予感です!

最後に

今年2025年の富士登山ツアーは終了しましたが、また来年もやりますよ~!

ぜひ私(倉山)と一緒に登りましょう!

トラピックスツアー検索サイトはこちらから → https://www.hankyu-travel.com/kokunai/

富士登山ツアーのコース番号:31750AA (東京発2025年の場合)

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倉山(くらさん)

2013年富士山が世界文化遺産登録の夏、50歳を迎えるこの年に富士山登頂を人生の思い出にしようと体力作りに近郊の山を歩き始めました。最初は息切れ筋肉痛や転倒など情けない状態でしたが、大自然に抱かれる心地よさに魅了されてしまい今では低山から日本アルプスまで登山なしではいられない生活になりました。仲間でお弁当持って歩く山が楽しくて大好きです。単独行でストイックに歩く山も好きです。素晴らしい景色、美味しい空気、そして大自然のありがたさを仲間の皆さまに感じて頂きたいと思う毎日です。目の疲れもストレスも景色を見ると癒されます。体調がとても良くなり食事が美味しくなります。きっと良いことが待っている山歩きを私と一緒に始めてみませんか。

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