60代の夫婦旅行におすすめ!ゆったり楽しめる国内旅行先

旅行中の夫婦

60代は仕事や子育ても一区切りつき、夫婦で過ごす時間が増えてくる時期。「これからは夫婦で一緒にゆっくりと旅行を楽しみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか? 中でも人気なのは、若い頃のように観光地を詰め込んで移動する旅行ではなく、体力やペースに合わせて「ゆったり滞在する旅」や「温泉や自然に癒される旅」です

そこでこの記事では、60代夫婦におすすめの旅行スタイルと国内旅行先をご紹介。どこに旅行するかご検討の際に、ぜひ参考にしてください。

目次

<1. 60代の夫婦旅行におすすめの旅行スタイル>

<2. 60代の夫婦におすすめ! ゆったり楽しめる国内旅行先>

<3. 60代夫婦で旅行を長く楽しむ方法>

<4. 60代夫婦で旅行を楽しむ際の注意点>

<5. 夫婦旅行で最高のひとときを>

1. 60代の夫婦旅行におすすめの旅行スタイル

夫婦旅行の楽しみ方は人それぞれですが、60代からの旅行はいかに「無理なく上質な時間を過ごすか」がポイントになるはず。そのことを踏まえて、まずは60代夫婦旅行におすすめの代表的旅行スタイルを3つご紹介します。

詰め込みNG! ゆったり楽しむ旅行

若い頃なら、「せっかく来たんだから」と1日に何か所も観光地を見て回るようなスケジュールでも楽しめたかもしれません。しかし、60代の旅行では詰め込み型の観光は体力的に疲れるだけでなく、せっかくの旅先での感動や癒しをじっくり味わう時間が減ってしまい、本来の旅の魅力が薄れてしまうことも。大切なのは、1日のスケジュールに余裕を持たせることです。

そこで例えば、

  • 小樽(北海道)の運河沿いを散策し、カフェで休憩しながら景色を楽しむ
  • 銀山温泉(山形)で旅館に早めにチェックインし、露天風呂と部屋食でくつろぐ
  • 佐渡島(新潟)で島のゆったりとした時間に身を任せる

といったプランがおすすめ。観光スポットを「あれもこれも」と見て回ろうと欲張ったりせず、心に残る風景や体験を一つひとつ味わうのが60代夫婦旅行のポイントです。

全部お任せ! ツアー旅行に参加

移動や宿の手配に不安やわずらわしさを感じる方にご提案したいのが、パッケージツアーや添乗員付きツアー。交通や宿泊の手配をすべて任せられるので安心です。

例えば、

  • 「小樽・札幌 ゆったり滞在と名物グルメ満喫ツアー」
  • 「有馬温泉に泊まる関西奥座敷での温泉三昧プラン」
  • 「別府温泉・道後温泉 二大名湯巡りフェリープラン」

のような、60代夫婦向けの落ち着いた旅程を組んだプランはたくさん用意されています。これらから自分たちに合ったものを選ぶのも楽しみのうち。多くのユーザーが実際に利用しているツアーが多いので、安心して参加できます。

心と体の疲れを癒す旅行

体調や健康が気になる年代だからこそ、旅行を「心身を整える時間」として捉えて計画する夫婦も増えています。

例えば、

  • 温泉地で湯治を兼ねて滞在する
  • 自然豊かな地方で森林浴や川辺の散策をする
  • 歴史ある町を歩き、文化に触れて心をリフレッシュする

といったプランはどうでしょう。四季折々の美しい景色とゆったりとした時間の流れの中で温泉に浸って至福のひとときを堪能するもよし、自然の息吹や町の歴史・文化に触れながらのんびりと散策をするもよし。旅の目的を「観光」や「レジャー」から、「癒やし」や「心地よい安らぎ」へと少しシフトすることで、自分たちのペースに合った満足度の高い旅行が叶うはずです。

2. 60代の夫婦におすすめ! ゆったり楽しめる国内旅行先

それでは、具体的におすすめの国内旅行先を見ていきましょう。各地の魅力と、60代夫婦がゆったり楽しむためのおすすめポイントをご紹介します。

小樽(北海道)

小樽運河

小樽は、運河に沿って広がるレトロな街並みと、情緒ある石造りの倉庫群が印象的な町です。

散策すれば歴史の息吹を感じさせるガラス工芸の店やオルゴール館が点在し、手作りの美しい作品に心癒されます。小樽運河を巡る約40分間の「運河クルーズ」を体験してみるのもおすすめ。歩く距離を最小限にしつつ、窓越しに眺める小樽の景観をたっぷりと堪能できるでしょう。

スケジュールに余裕を持たせて、目についたカフェで休憩しながら過ごしたり、「回らない寿司店」で地元の新鮮なネタを味わったりするのも旅の醍醐味です。また、ガラス工房で自分だけの器を作る体験に挑戦すれば、思い出の品を持ち帰ることもできます。

銀山温泉(山形県)

銀山温泉

銀山温泉は、大正浪漫を感じる木造三階建ての旅館が川沿いに並ぶ温泉街。昼間はノスタルジックな風景を眺められ、夜にはガス灯が灯る幻想的な雰囲気を味わえます。

冬には雪化粧、春や秋には季節の彩りが加わり、時期によって異なる顔を見せてくれるのも魅力。温泉街の規模もほどよく、体力に不安のある方でも無理なく街歩きを楽しめるのもおすすめポイントです。

滞在先では露天風呂付き客室のある宿を選び、部屋でゆっくり温泉を愉しみながら、地元の旬食材にこだわる郷土料理も堪能できます。静かな空間で、日常を忘れて過ごす時間がまた贅沢です。

佐渡島(新潟県)

佐渡島

佐渡島は、日本海に浮かぶ豊かな自然と文化が融合した島です。広大な空や海を望むドライブは爽快感に溢れ、島内バスを活用すれば運転の負担なくのんびり観光することもできます。

金山跡や能楽堂など歴史遺産も多く、新鮮な海鮮料理も大きな楽しみです。夫婦で気軽に参加できる人気アクティビティとして、「たらい舟体験」を試してみるのも面白いでしょう。半日ほどで回れる見どころも多く、体力的な負担を心配することなく島時間を味わえます。豊かな自然の中で、夫婦の会話も自然と弾みます。

箱根(神奈川県)

箱根神社

箱根は都心からのアクセスが抜群で、訪れるたびに新たな魅力と出会える温泉地です。芸術好きなら彫刻の森美術館などさまざまな美術館巡りが楽しめ、自然に触れたいときには芦ノ湖の遊覧船やロープウェイによる空中移動も利用できます。

歩き回る必要がほとんどないので、体力や足腰を気にせず楽しめるのも良いところ。強羅周辺の旅館では、ゆったり温泉を満喫した後、季節ごとの旬食材で彩られた会席料理を堪能するひとときが待っています。温泉、美術、豊かな自然がバランスよく楽しめる箱根は、夫婦の思い出をより深く育むことのできる特別な場所です。

金沢(石川県)

兼六園

金沢は、加賀百万石の城下町の面影を色濃く残す町です。兼六園の日本庭園や、金沢城の重厚な歴史を身近に感じられ、近江町市場での新鮮な海鮮も味わえます。

市内は観光バスで効率良く移動できるため、いろいろな場所を負担なく巡ることができます。ひがし茶屋街周辺の「町家カフェ」でゆっくりと過ごすひとときも格別。金箔を使ったスイーツショップで甘いものと美しい工芸品を楽しみ、二人で金沢の伝統やグルメを満喫すれば、心豊かな旅になるでしょう。

有馬温泉(兵庫県)

有馬温泉

有馬温泉は、古くから「日本三古湯」として知られる静かな温泉街です。赤褐色の金泉と透明な銀泉、二つの泉質が楽しめるのが有馬特有の魅力で、健康効果を期待する旅行者にも根強い人気があります。

六甲山系の豊かな自然に包まれ、町全体が静寂と癒しに満ちた空気に包まれているのも特徴。老舗旅館の和室でゆっくり過ごせば、夫婦の節目の旅行や記念日にふさわしい特別なひとときを満喫できます。旅館の温泉や、地元の新鮮な食材を使った会席料理が、日常とは異なる深い充実感と幸福感をもたらしてくれるでしょう。

道後温泉(愛媛県)

道後温泉

道後温泉は「日本最古の温泉」と呼ばれ、歴史好きの方々に特に人気があります。松山城や、坊っちゃんの舞台として名高い「坊っちゃんカラクリ時計」などがあり、歴史と文学、温泉を一度に味わうことができるのが魅力です。

道後温泉本館のレトロな佇まいを眺めながら、ゆったり浸かる湯は心身を癒すのに最適。路面電車や市内バスで観光地にアクセスしやすく、車がなくても不便を感じないのもポイントです。夫婦での滞在なら、地元食材の料理を味わいながら、ゆっくりと文化と自然の余韻に浸れます。

別府温泉(大分県)

別府温泉

別府温泉は、全国でも有数の湯量と源泉数を誇る温泉地です。「地獄めぐり」と呼ばれる観光名所では、雄大な自然の力を体感でき、各所に設けられた足湯もまた気軽に一休みできる癒しの場所となっています。

特に泉質の多様さは、健康志向の旅行者にぴったり。湯治場文化も残っていて、ゆるやかな時間の中で心身を整えることができます。宿泊先では温泉蒸し料理に舌鼓を打ちながら、夫婦が穏やかな気持ちで語らう夜が訪れます。

柳川(福岡県)

柳川

柳川は、水郷の風情が広がり、網目のように張り巡らされた掘割と、江戸時代以来の城下町の面影が今も色濃く残る情緒豊かな町です。

観光の目玉である川下りは、船頭さんの案内による四季折々の風景や歴史故事の語りが趣き深い体験に。船に揺られながら水辺の景色を眺める時間は、普段の忙しさを忘れて心からリラックスできる瞬間となるでしょう。

観光後は、柳川名物の「うなぎのせいろ蒸し」で昼食を楽しみ、上質な味わいとくつろぎの時間を満喫できます。旅の合間に、静かな庭園や昔ながらの町並みで夫婦でゆっくり散策すれば、深い癒しを得られます。

3. 60代夫婦で旅行を長く楽しむ方法

旅行を継続的に楽しむには、旅を一度きりのイベントに終わらせず、「次はどこに行こうか」と新たな期待へとつなげていくのがコツ。以下のように何か所かの旅行先を巡ることを目標にすれば、共通の楽しみが長く続き、夫婦で新たな体験や思い出を重ねていく喜びも深まります。

世界遺産や日本遺産を巡る旅行

まずおすすめしたいのが、日本国内の「世界遺産」や「日本遺産」を巡る旅。夫婦で少しずつ制覇するという目標を立てるだけで、旅の計画そのものが日常に彩りをもたらします。

例えば屋久島の神秘的な森や、岐阜・白川郷の合掌造り集落、広島の原爆ドーム、姫路城など、訪れる地域ごとの歴史・文化・自然の奥深さを肌で感じられるのは大きな魅力です。文化財や地域伝統への興味が深まる年代だからこそ、「国宝めぐり」や「百名城めぐり」といったテーマ性を持たせて巡るのも夫婦共通の楽しみとなるはず。一つひとつ達成していく充実感が得られます。

日本三大を巡る旅

「日本三大」シリーズをテーマにした旅も、夫婦で次の目的地を選ぶ楽しみを広げられます。

例えば「日本三名園」として知られる金沢の兼六園、岡山の後楽園、水戸の偕楽園を巡る旅行は、日本庭園の伝統美とそれぞれの藩主が作り上げた個性豊かな景観を一度に楽しめる贅沢な体験です。それぞれ異なる歴史と趣のある庭園美を堪能しながら、四季折々の花や風景をじっくり味わう時間が過ごせます。

また、「日本三名泉」と呼ばれる有馬・草津・下呂は、それぞれ泉質が大きく異なり、温泉好きの夫婦にとっても魅力的な名湯ぞろいです。有馬温泉は保温力や美肌効果の高い金泉とさっぱりした銀泉、草津温泉は殺菌力の強い酸性泉、下呂温泉はなめらかな湯触りが特徴で"美人の湯"とも呼ばれ、健康志向の方にも満足できる癒しの時間を過ごせます。

「日本三景」である松島、天橋立、宮島は、海と島が織りなす壮大な自然美や歴史的な建造物を満喫できる日本を代表する絶景スポットです。日常とは異なる景色や空気に触れながら、夫婦で語り合える忘れられない思い出を作れるでしょう。

このようにシリーズで目標を設定することで、次回の旅行先選びもぐっと楽しいものになります。

観光列車の旅(各地の観光列車に乗る)

観光列車の旅も60代夫婦に人気です。特急や新幹線だけでなく、各地の個性豊かな観光列車やリゾート列車が続々と登場しており、広々とした快適な座席で窓の外の風景をのんびり眺める贅沢な時間を楽しむことができます。

例えば、瀬戸内海沿いを走る「伊予灘ものがたり」は、穏やかな海と美しい夕日を眺めながら食事を味わえるプランが好評です。北陸地方の「花嫁のれん」や新潟県の「えちごトキめきリゾート雪月花」といった、地元の伝統や文化をテーマにした観光列車も全国に点在しているので、地域ごとの魅力をじっくり体験できます。

鉄道旅の魅力は、移動そのものが旅の目的となって、体力の負担をあまり感じずに日帰りや短い滞在でも満足できることにあります。静かな車内で夫婦が語り合いながら心ゆくまで景色を楽しむ、そんな上質なひとときを過ごせます。

4. 60代夫婦で旅行を楽しむ際の注意点

年齢を重ねたから二人が無理なく安心して旅を満喫するためには、計画段階から体力や体調、快適さ、そしてお互いの希望をしっかりと考慮することが大切です。最後に、60代夫婦がより充実した時間を過ごし、思い出深い旅になるよう気をつけたいポイントについてご紹介します。

ゆとりのあるスケジュールを組む

最初の方でも述べたように、60代夫婦が充実した旅を楽しむには、旅の計画段階から無理をせず、自分たちの体力や体調に合わせたペースを意識することが重要です。

ポイントは、訪れる場所を厳選し、一つのスポットで過ごす時間を長めに設定して、余裕ある日程を組むこと。休憩を定期的にとり、移動時間もできるだけ短くすることで、旅先ごとの魅力や空気感をじっくり味わえます。

人気の観光地や食事も、無理なくゆったりとした滞在でこそ本当の心地よさを感じられるものです。日程に余裕や余白を持たせることで、その土地の歴史や文化、自然をゆっくりと堪能しましょう。

快適な宿と安全への配慮

宿選びは旅行の満足度を左右する大きなポイントです。バリアフリー対応のホテルや旅館、静かで落ち着ける客室、露天風呂付きの客室などは、60代夫婦に特におすすめです。段差の少ない館内設計や手すり付きの浴室、専用風呂付き客室などを備えている宿であれば、慣れない土地でも安心して過ごすことができます。

慣れない土地では段差や浴室などに気を遣うことも増えるため、宿泊施設の設備や安全対策も事前に確認しましょう。事前にスタッフに相談したり、公式サイトでバリアフリーサービスの詳細を確認することで、当日の不安やトラブルの予防につながります。

特に温泉地では、バリアフリー対応の宿や露天風呂付き客室が続々と登場しています。設備の整った快適な宿に泊まることで、旅先の魅力を最大限満喫でき、健康や安全面の心配をせず安心して過ごすことができます。

健康管理と旅行保険の準備

旅行前にはご自身の健康状態をしっかり確認し、持病や薬がある場合は必ず主治医に相談しましょう。事前に検診や服薬スケジュールを見直して、無理のない出発計画を立てることが大切です。

旅行先については、現地の医療機関や緊急時の連絡先を事前に調べておくことで、万が一の急病や事故にも冷静に対応できます。必要であれば旅行保険に加入し、万が一のトラブルにも備えておくと安心です。

互いの希望を尊重した旅行計画

何より大切なのは、夫婦それぞれの希望を尊重し合うことです。片方だけの趣味や興味ばかりを優先するのではなく、二人で一緒に楽しめる体験や観光地を計画に織り交ぜれば、旅への期待感が高まり、普段の会話もより弾むでしょう。また、旅行先では体調や気分に合わせて予定を柔軟に変更できるよう余裕を持たせておくことも、快適に過ごすための大きなポイントです。

混雑する観光地を避けたり、不慣れな場所には安全面も意識しながら計画を立てることで、安心して旅に集中できる環境を作ることが可能です。お互いを思いやり、それぞれのペースに合わせることで、夫婦で紡ぐ思い出もより深く心に残るものになります。

5. 夫婦旅行で最高のひとときを

60代の夫婦旅行は、ゆったりとした時間を共有できる最高のひとときです。

北海道から九州まで、日本各地には「無理をせず、心に残る旅」が楽しめる場所がたくさんあります。小樽でロマンチックな夜を過ごすのも、別府温泉でのんびり湯浴みするのも、すべてが夫婦の大切な思い出になるでしょう。

思い立った時が旅行のチャンス。ぜひ次の休日には「こんな旅行に行ってみない?」と、パートナーに提案してみてはいかがでしょうか。

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