【スウェーデン】赤ちゃんから高齢者まで!終日遊びまくれる穴場レジャーパーク

スウェーデン中東部のGävle(イェーブレ)から約30分ほど離れた場所にあるFuruvik(フルヴィック)。

ここはガイドブックには載っていませんが、夏の間 子供から大人まで楽しめる動物園、遊園地、プールにライブと盛り沢山に家族で楽しめる大型レジャーパークなのです。

目次

100年以上の長い歴史-パーク内に当時の要塞も

Furuvik(フルヴィック)案内版

スウェーデン国内の有名な遊園地に比べて広告やメディアの露出が少ないせいか、私は10年以上こちらに住んでいるにも関わらず、最近までその存在さえ知りませんでした。

しかしながら 開園したのは1900年代と100年以上の歴史を誇る老舗遊園地というのが驚きです。

Furuvik(フルヴィック)入り口

平和の象徴である遊園地ですが、ここには1950年代の冷戦時代に実際に使われていた要塞が。アトラクションではなく本物の軍事基地です!

自由に入れるのは週3日、11時から16時と制限あり。重々しい雰囲気ではなく子供達も自由に入って遊び感覚で歴史に触れることが出来る貴重な場所。

超貴重!絶滅危惧種の動物を間近で見れる動物園

Furuvikには絶滅危惧種の動物たち

Furuvikには絶滅危惧種の山牛やターキンをはじめ、キツネザルやラクダなど30種類以上の動物たちが暮らしています。

凛々しい顔とフサフサな毛が可愛らしいワタボウシタマリン

凛々しい顔とフサフサな毛が可愛らしいワタボウシタマリン。「Regnskogen」では、絶滅危惧種であるこの猿を手の届く距離で見ることが出来ました。

檻の中に閉じ込めず、自由に歩き回って食べたり休んだり。飼育員さんは近くにおらず 猿たちに近寄って噛まれたりしたら全て自己責任です。

ビックリしたような顔とモコモコの体が愛くるしいアカエリマキキツネザル

こちらは、ビックリしたような顔とモコモコの体が愛くるしいアカエリマキキツネザル。有料チケットで、珍しい動物たちに餌やり体験も可能。縫いぐるみのようなギュッと抱きしめたくなる見た目ですが、触る勇気はありませんでした。

突然逆さまになって綱を渡りはじめた動物

ぐっすり寝ているかと思ったら、突然逆さまになって綱を渡りはじめ...。動物たちの珍行動には癒されます。

絶滅危惧種のゴールデンターキン

こちらも絶滅危惧種のゴールデンターキン。残念ながらスマホを持った人間には興味が無いようで、立ち去ってしまいました。

ラクダ

ラクダ、オラウータン、トカゲなど本来は温かい国に生息する動物たちも近くで見ることが出来ます。この日は30度近くの真夏日で、暑さに強いはずの動物たちも 日陰を求めていました。

日差しが強い夏とは違い、マイナス20度にもなるスウェーデンの寒く長い冬。閉園している間、彼らはどう過ごしているのか気になりますね。

大人も存分に楽しめる遊園地

遊園地の乗り物

動物を見て癒された後は、15のアトラクション(有料)が楽しめる遊園地に辿り着きました。私は個人的に遊園地より動物園派で、子供が小さいこともあり遊園地エリアは全く下調べをしていませんでした。

暗闇の中に現れるゴーストを退治しながら友達や家族とポイントを競うSpökjakten

ところがメリーゴーランドやジェットコースターだけではなく、アトラクションも充実してました。樽のような乗り物に乗って小川を進みアルパカや豚など動物を見に行くFlodfärden、暗闇の中に現れるゴーストを退治しながら友達や家族とポイントを競うSpökjaktenなど、遊園地に全く興味がなかった大人も気になるアトラクションが多数有り。

遊園地の乗り物に待つ人たち

「Jetpass」というシステムで、スマホ上で事前に乗りたいアトラクションの時間を予約しておけば待つことなくスムーズに乗車可能。子連れで時間指定だとハラハラしてしまいますが、もう少し子供が大きくなったらもっと有意義に過ごせること間違いなし!

ステージショーも楽しめるキッズエリア

歌やダンスが楽しめるショーの舞台

パーク内には小さい子供達向けエリアもありました。Furuvikのキャラクター、猫のPelleによる歌やダンスが楽しめるショーを楽しみにしていたのですが残念ながら見逃してしまいました。

キッズエリアの遊び場

ほぼ貸し切り状態のキッズエリア。それもそのはず、時刻は夜の19時半。夏のスウェーデンは時間が止まったかのように空がずっと明るい白夜で時間間隔が狂います。

小さい子供も安心して遊べるプール

小さい子供も安心して遊べるプール

手前は浅いベビープール、奥に見えるのはスライダーや深めのプール。子供とはしゃいだり、芝生に寝転んで休憩したり、家族でのんびり出来ました。

写真でご覧の通り、本来ならば太陽の陽を浴びたがるスウェーデンの人々も日陰に集合。日光浴必須なスウェーデンの夏にしては珍しい光景です。

暑い遊園地

世界的に暑い夏となった2025年。スウェーデンも暑くなり、ここは本当に北欧?と思うほど 日焼け止めが欠かせない夏となりました。来年はどんな夏になるのか、気になるところです。

お土産コーナーやレストランも充実

Furuvikでは、お土産ショップやレストランも充実

Furuvikでは、お土産ショップやレストランも充実。動物園エリアのショップには動物系アイテムが多く、キッズエリア周辺にはキャラクターグッズが豊富にあり来園記念に大人もつい買いたくなるアイテムが溢れていました。

ペットボトルは1本40Kで割高に販売されている

ペットボトルは1本40Kr(日本円で約700円ほど)と割高!スーパーで買えば半額なので、事前に買っておけば良かったと後悔したのが本音です。

日本のテーマパークでもそうですが 世界共通、夏に子連れで外出するときは特にクーラーボックスとマイ水筒持参が無難ですね!

遠くに見えるのはバルト海。海が近い開放的な立地もFuruvikの魅力の一つ

遠くに見えるのはバルト海。海が近い開放的な立地もFuruvikの魅力の一つ。パーク内にはいくつかレストランがあります。中でも海からの風を感じながら新鮮な食材を使ったメニューを堪能できるレストランFiskelägetは人気のようで、昼間から多くの人が食事と景色を満喫していました。

1日の締めはライブ!世界的バンドも登場

ライブ!世界的バンドも登場するステージ

夜の20時からは遊園地の雰囲気ががらりと変わりました。キオスクではアルコールも販売され始め、警備員も現れ一気にライブ会場に様変わり。昼間はファミリー層が目立っていたのに、気がつくと周囲は お洒落をした老夫婦やほろ酔いモードの若者たちで賑わっていました。

夏の間、毎週末スウェーデン国内外からアーティストが来てFuruvikの夜は盛り上がります。この日の夜はドイツのバンド、アルファヴィルのライブ。

公園に歩く孔雀

孔雀も歌に刺激されたのか、うるさくて寝れないのか 檻から脱走中。すぐに捕獲されることなく自由にパーク内を散策中。

ステージに集まる身動きできないほどの人たち

ライブ終盤は 誰でも一度はラジオで聞いたことがあるであろう「Forever Young」がパーク内に響き渡るころには、身動きできないほどの人!動物園から始まり遊園地、プール、締めはライブと盛りだくさんの楽しい夏の思い出となりました。

バルト海を見渡せるホテルやキャンプ場、コテージもあり宿泊施設

パークの隣には、バルト海を見渡せるホテルやキャンプ場、コテージもあり宿泊施設も充実。子供から高齢者まで老若男女、レジャーパークとキャンプも同時に楽しめるのも自然豊富な地域ならでは。

あまり期待していなかったFuruvikは想像以上に大きいレジャーパークでした。スウェーデンの大都市にあるテーマパークより 観光地化しておらずのんびりしていて一押しスポットです!

Furuvik     

  • 所在地:Dannemansvägen 4,814 91 Furuvik
  • 電話:(46)010-708-7000           
  • 営業時間:11:00~18:00(5月31~8月31日は毎日10:00~22:00)
  • 定休日:冬の間は閉園、詳しくはHPで確認要     
  • 料金:319kr~  
  • 公式サイト:Furuvik - Välkommen!

※オクトーバーフェストやハロウィーンで9月~11月の間も数日開園予定

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KANAE.T

宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!

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