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【千葉県】犬連れOK&海が目の前!シュノーケリングと星空を楽しむキャンプ旅

都内から車で90分ほどの距離にある、千葉県の房総半島。アクセスの良さとは裏腹に、風景は一変してどこかの島に来たかのような、豊かな自然がたくさん残っている場所です。
今回は、ペット同伴OKのスポットを中心に、1泊2日の犬連れキャンプ旅を、親子犬の"あわ"と"アスマ"と一緒に紹介します。目の前に海が広がるキャンプ場なので、キャンプサイトから歩いてシュノーケリングを楽しめる場所。
夕暮れ時は美しい夕日とともに、富士山のシルエットが浮かび上がることも。愛犬とともに、房総半島の自然を満喫しましょう。
目次
- 房総半島へはフェリーもおすすめ
- 「館山夕日桟橋」で海を眺めてお散歩
- 「館山なぎさ食堂」テラス席で、愛犬と一緒にランチ
- 「海のマルシェたてやま」で食材調達
- ロケーションがすばらしいキャンプ場「ブエナビスタビーチクラブ」
- 目の前にある見物海岸でシュノーケリング
- 夕方の散歩は「船越鉈切神社」と「海南刀切神社」へ
- 夜は天の川、朝から海へ!
- 「洲崎神社」と「洲崎灯台」を散策
- ランチは「漁港食堂 だいぼ」へ
- まとめ
房総半島へはフェリーもおすすめ
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<久里浜港で記念撮影。手前が娘のアスマ、奥がお母さんのあわ>
神奈川方面から訪れるなら、車で「久里浜港」(横須賀市)へ向かい、東京湾フェリーで金谷港(千葉県富津市)へ。約40分の船旅です。小型犬は、ゲージに入れることで客室も利用が可能になります。
リードをつけていれば、デッキで一緒に過ごすことも。車で乗船する場合、追加のペット料金は不要でした。あわとアスマにとって初めてのフェリーは、ちょっと緊張気味。駐車スペースからデッキへの階段を少し怖がったものの、あとは落ち着いて景色を楽しんでいました。
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<東京湾フェリーに初めて乗船した愛犬>
デッキで風を浴びながら海を渡る時間は、非日常感たっぷりで旅気分が一気に高まります。
久里浜港
- 所在地:神奈川県横須賀市久里浜8丁目17−5
- 営業時間:施設に異なるため、公式サイト要確認
- 公式サイト:久里浜港
「館山夕日桟橋」で海を眺めてお散歩
金谷港から国道127号線を走りながら、40分ほど海辺のドライブを楽しみます。向かう先は、「渚の駅たてやま」。ここに駐車して、全長500mの夕日桟橋を愛犬と一緒にお散歩します。
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<館山の夕日桟橋にあるブルーフレイムで記念撮影>
ここは、海中で青い光を放つウミホタルが生息している場所です。途中には、ウミホタルをイメージしたモニュメント「ブルーフレイム」があり、記念撮影にもぴったり。
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<夕日桟橋から見える館山城>
桟橋ではアジ釣りを楽しむ人々の姿も。振り返れば、館山城の天守閣が見えるという絶景ポイントです。
「館山なぎさ食堂」テラス席で、愛犬と一緒にランチ
渚の駅たてやまの2階にある展望デッキからは、真っ青な海と、さっき歩いた館山夕日桟橋が一望できます。天候によっては、ここから富士山が見えることも。残念ながらこの日は見えませんでしたが、海の美しさだけで大満足です。
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<渚の駅展望デッキからの眺め>
2階にある「館山なぎさ食堂」は、テラス席がペットOKなので、他にも小型犬やハスキー犬を連れたお客さんがいました。
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<館山なぎさ食堂のテラス席>
テラス席に座り、タッチパネルでオーダーをしましたが、通常は館内から入って受け付けをして席へ案内するとのこと。私のように1人で犬連れだと中に入れず困ってしまいますが、実際「お1人で犬連れのお客様はよく困ってらっしゃいます」との返事が。
支払いも中のセルフレジでの対応になるので、店員さんは「お声がけください」と、1人での犬連れ客に慣れている様子でした。
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<館山なぎさ食堂のアジフライ御膳>
アジフライ御膳をオーダーすると、アジフライはサックサクで、ソース、タルタルソース、レモン、マスタードが付いているのでいろいろと味変が楽しめました。分厚いお刺身も付いていて、お腹いっぱい。和食だけでなく洋食もあるので、家族連れでも楽しめると思います。
「海のマルシェたてやま」で食材調達
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<海のマルシェたてやまの外観>
出発の前に、階下にあるマルシェをチェック。夜にBBQや料理をする人は、地元野菜が並ぶこの場所で買うのがおすすめです。日本酒や地ビール、お米やパン、ちょっとした総菜も並んでいます。
私はキャンプのときはレトルト食品で簡単に済ます場合が多いのですが、ここでは無添加のこだわりレトルトカレーやラーメンも販売されていました。犬は店内に入れませんが、屋外に面したショップではソフトクリームを販売していて、犬を連れたまま購入可能です。
渚の駅たてやま
- 所在地:千葉県館山市館山1564−1
- 営業時間:施設により営業時間が異なるため公式サイト要確認
- 公式サイト:渚の駅たてやま
ロケーションがすばらしいキャンプ場「ブエナビスタビーチクラブ」
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<キャンプ場ブエナビスタビーチクラブ>
渚の駅たてやまから車で10分ほどで、犬連れOKのキャンプ場ブエナビスタビーチクラブに到着。お客さんが多いときは専用駐車場に停めることになりますが、この日は平日で空いていたため、キャンプ場内に駐車させてもらえました。
道を挟んだ向こう側がビーチなので、キャンプ場からも海を眺められる絶好のロケーション。
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<水が嫌いな愛犬>
あわとアスマと一緒にビーチへさんぽに行きましたが、うちの子たちは水が嫌いで絶対に入ろうとはしません。なので砂浜を歩いたあと、道路を渡って森のような小道を一緒に散歩。木陰にあるベンチで、海を眺めながらのんびりタイムも最高です。
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<木陰にあるベンチからの眺め>
テントを張ったら、犬たちはキャンプサイトのテーブルの木陰でお留守番。私はシュノーケリングの準備をして、海へ向かいました。
ブエナビスタビーチクラブ
- 所在地:千葉県館山市見物12-1
- チェックインタイム:13:00~
- 公式サイト:ブエナビスタビーチクラブ
目の前にある見物海岸でシュノーケリング
海に入ったときは「ちょっと冷たいかな?」と思いましたが、それは最初だけでした。潮の流れによって、冷たい水が流れ込んでくる場所もありますが、ラッシュガードのみで寒さを気にすることなくシュノーケリングを楽しめます。
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<見物海岸でシュノーケリング>
入ってすぐに、大きな魚がお出迎え。岩場に行くと、いろいろな魚の群れと出会いました。そして、最も大きな群れはイワシ。
一つの大きな生き物のように一塊になって動く様子を遠くから眺めるのも面白いですが、自分も群れの中に入ると一旦大きな群れが途切れ、再び合体する様子や、キラキラ光る美しいイワシを間近で見るのが楽しくて、ずっと一緒に泳いでいたくなります。
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<イワシの群れ>
ブイがあるところまでいくと、サンゴやブルーの魚など、浅瀬とは違った海の表情が見られるそうですが、1人なので浅瀬でシュノーケリング。それだけでも充分に楽しめます。そして、上がってすぐに外シャワーで道具の潮を洗い流したあと、ホットシャワーで冷えた身体を温めます。
見物海岸
夕方の散歩は「船越鉈切神社」と「海南刀切神社」へ
ブエナビスタビーチクラブ沿いの細い道を、あわとアスマと一緒にお散歩。
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<小道を通ってお散歩>
こういう細い道は、探検している気分でわくわくします。木で自然にできたトンネルをくぐったり、視界に入った生き物を追うとカニがたくさんいたり。
急に開けた「西岬地区公民館」の敷地に出ました。敷地内のアジサイがきれいだったので、あわとアスマの記念写真をパチリ。
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<船越鉈切神社>
敷地を出て左に進むと、房総フラワーラインに出て、その左手にあるのが船越鉈切神社(ふなこしなたぎりじんじゃ)です。木々に囲まれた空間を歩いて拝殿へ。拝殿の奥には鉈切洞穴(なたぎりどうけつ)があり、洞穴の中に本殿があります。
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<船越鉈切神社・海南刀切神社の案内図>
道を挟んだ向かいに建つのが、海南刀切神社(かいなんなたぎりじんじゃ)で、案内板によると「両社は鉈切大明神の上之宮と下之宮として一社一神とみなされ、互いに分かちがたく、海の神・海上安全の守護神として船乗りたちに崇敬されてきた」とあります。
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<こんな夕日や富士山、猫に出会えることも>
参拝後、キャンプ場に戻ってご飯を炊いて、レトルトカレーを片手に夕日をながめながらのチルタイム。キャンプ飯は、手軽でおいしいものに限ります。
船越鉈切神社
- 所在地:千葉県館山市浜田376
夜は天の川、朝から海へ!
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<キャンプ場から眺める天の川>
うっすらと雲がある中、半月が沈むようすを見てから、波の音を聞きながら眠りにつきました。夜中目覚めて外へ出てみると、満天の星空が広がっていました。天の川もくっきり。きれいな海があって、夕焼けを眺められて、ラッキーだったら富士山も見えて、夜は満天の星空。もう最高です。
日当たりの良いキャンプ場のため、朝は5時過ぎに暑さで目覚めました。犬たちと散歩をしたあと、昨日多めに炊いたご飯で簡単に朝食を済ませ、シュノーケリングをしに海へ。
チェックアウトは11時なので、シュノーケリングを楽しんだ後にのんびり片付けをしても、充分間に合いました。
「洲崎神社」と「洲崎灯台」を散策
キャンプ場から車で8分くらいの場所にあるのが、洲崎神社(すのさきじんじゃ)です。駐車場があるのでここに車を停めて、海側にある一の鳥居へ。
気象条件が合えば、この鳥居から富士山が見えるのですが、残念ながらこの日は見られませんでした。
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<洲崎神社の御神石>
鳥居の先に広がる景色を堪能しながら、案内板に従って海沿いを歩いて洲崎灯台へ向かいます。が、日影が少なくて犬たちはバテ気味。
夏場は早朝か夕方に行く方が良さそうです。灯台の影で犬たちに休憩してもらいながら、私は景色を堪能しました。
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<洲崎灯台へと続く階段>
洲崎灯台展望台
・所在地:千葉県館山市洲崎 洲崎神社駐車場
ランチは「漁港食堂 だいぼ」へ
早朝からシュノーケリングも楽しんだので、もうお腹がペコペコ。洲崎神社から海辺の道を車で4分ほど車で移動すると、網元が運営しているお店漁港食堂だいぼがあります。どこかの島に来たようなロケーションが広がっている場所。
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<景色が最高なテラス席>
テラス席は屋根がよしずのなので雨天時の利用は難しいものの、晴れた日には愛犬と一緒にテラス席で食事が楽しめます。週末なら朝食もやっているので、朝食に来るのも有りです。
朝食やランチに付いているバイキングは、漁師のお母さんたちが手作りしたものだそうです。ご飯は館山産コシヒカリで、サラダやうどん、お味噌汁、ご飯や魚の天ぷらなどのお惣菜食べ放題が付いています。
漁港食堂 だいぼ
- 所在地:千葉県館山市伊戸963−1
- 営業時間:11:00~17:00(LO16:00)
- 公式サイト:漁港食堂 だいぼ
まとめ
房総半島には立ち寄りポイントが山ほどあるので、ついついあちこち行きたくなってしまいますが、立地条件のいいブエナビスタビーチクラブを拠点に、愛犬たちとのんびり過ごすキャンプは、リフレッシュできてとても満足度が高いものでした。参考にして、みなさんも愛犬とのキャンプを楽しんでみてください。
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鍋田ゆかり
- バックパッカーで旅したあと房総半島に上陸。自転車キャンプ、犬連れ車中泊、サハラ砂漠、ラクダ、アラブ・イスラム文化、行き当たりばったりな旅が好き




























