函館旅行で安い時期はいつ? 何月にどのくらい前から予約すべきかも解説

五稜郭

北海道の函館は、美しい夜景や独特の街並み、海鮮グルメなどで人気の観光スポットです。函館旅行に行く上で、交通費などの費用をできるだけ抑えたいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、函館旅行が安い時期や一般的な費用の相場、函館旅行にかかるお金を抑える方法などを解説します。函館旅行をお得に楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

目次

<1. 函館への旅行にかかる相場>

<2. 函館には安くていくらでいける?>

<3. 函館旅行で安い時期はいつ?>

<4. 函館旅行にかかるお金を抑えるその他の方法>

1. 函館への旅行にかかる相場

空港に着陸する飛行機

まずは、時期にかかわらず日本各地から函館に飛行機で行くための交通費と、宿泊費用の一般的な相場をご紹介します。ただし、以下の費用相場はあくまでも目安の金額で、実際の料金は航空会社や座席クラスによって異なる点にご注意ください。たとえば直前の予約や繁忙期、予約の変更ができるプランなどだと、これらの金額より倍以上の金額になることもあります。

東京から函館の相場

東京から函館に飛行機で行く場合のフライト費用の相場は、18,000円~23,000円前後です。東京の羽田空港から函館空港への直行便は、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)、Air Do(エアドゥ)が運航しています。

大阪から函館の相場

大阪から函館に飛行機で行く場合の費用相場は、20,000円~24,000円前後です。大阪からは、大阪国際空港(伊丹空港)からANAまたはJALで函館空港への直行便が出ています。

福岡から函館の相場

福岡空港から函館空港には、直行便がありません。そのため、羽田空港や大阪国際空港(伊丹空港)などを経由してから函館空港に向かう必要があります。福岡空港から函館空港までのフライト費用の相場は28,000円~45,000円前後です。経由する空港や利用する航空会社によって料金が異なります。

宿泊費用の相場

函館旅行で泊まれる主な宿泊施設の種類はビジネスホテルやリゾートホテル、旅館、民宿・ゲストハウスなどです。特に、JR函館駅の周辺や、函館空港の西側に位置する湯川町、五稜郭跡に近い本町に数多くの宿泊施設が集まっています。

ビジネスホテルの相場は1泊8,000円~15,000円前後です。温泉などの施設が充実しているリゾートホテルは1泊18,000円~20,000円前後が相場で、1泊50,000円前後の高級ホテルもあります。和の雰囲気が魅力的な旅館は1泊10,000円~13,000円前後が相場です。家のような気分でリラックスして過ごせる民宿・ゲストハウスは7,000円~16,000円前後が相場となっています。

2. 函館には安くていくらでいける?

青函フェリー「はやぶさⅡ」

飛行機のチケットを早割やセールで買ったり、飛行機以外の交通手段を使ったりすると、函館旅行の交通費を抑えることが可能です。

安くていくらで行ける?

飛行機で行く場合、チケットを早めに予約すると、直前に予約するよりも安くなる傾向があります。

たとえば、JALの国内線チケットでは、早めに予約すると運賃が安くなる「スペシャルセイバー」という割引プランの利用が可能です。羽田空港から函館空港までの直行便は安い時で1人あたり10,000円前後で行ける可能性があります。大阪国際空港(伊丹空港)から函館空港までの直行便で安い価格は15,000円前後です。

JALだけでなく、ANAやエアドゥでも同様の割引プランがあります。また、早割以外に往復でのチケットを予約することによる割引や、期間限定のタイムセールなども利用可能です。ただし、安くなる金額や割引の条件は航空会社やタイミングによって異なるため、最新の情報は各航空会社の公式サイトなどでご確認ください。

フェリーや新幹線で行くといくら?

函館に行く交通手段には、バスとフェリーの組み合わせや新幹線などがあります。

東京から函館までフェリーで行く際は、上野駅から夜行バスで青森港に向かい、函館港までフェリーで行くのが主な方法です。この方法では20時~22時ごろに上野駅を出発し、翌日の14時ごろに函館港フェリーターミナルに到着します。運賃は片道1人6,000円~10,000円です。

東京から函館まで新幹線で行く場合、東京駅から新幹線はやぶさに乗って新函館北斗駅まで行き、そこからJR特急北斗やJRはこだてライナーで函館駅に向かいます。かかる時間は5時間前後で、運賃は片道1人24,000円前後です。飛行機と同じくらいの交通費になる場合があるため、航空チケットの金額や利用条件などと比べた上で移動手段を検討しましょう。

大阪付近の港からは、函館港に直接渡航するフェリーが出ていません。そのため、福井県の敦賀(つるが)港から北海道の苫小牧東(とまこまいひがし)港まで新日本海フェリーで行ってから陸路で函館に向かうといった必要があります。ただし、この方法では飛行機で移動する場合と同じくらいの交通費がかかり、移動時間も1.5日ほどかかってしまいます。

大阪から函館まで新幹線で行く場合、新大阪駅から東京駅まで行き、はやぶさで新函館北斗駅、特急北斗やはこだてライナーで函館駅に向かいます。かかる時間は7時間~8時間、運賃は片道1人33,000円前後です。こちらも、飛行機よりも交通費と移動時間がかかってしまう可能性があるため、できれば飛行機を使ったほうが無難です。

3. 函館旅行で安い時期はいつ?

函館八幡坂の冬の眺め

飛行機の運賃は需要によって料金が変動するため、時期や曜日によっては相場よりも安く函館に行ける可能性があります。ここでは、函館までの交通費が安くなる時期について解説します。

何月が安い?

函館旅行の航空チケットが最も安くなる月は、12月~2月です。ただし、年末年始や毎年2月前半に行われる「さっぽろ雪まつり」の前などは需要が増えるため、一時的に料金が上がることがあります。

また、4月から5月のゴールデンウィーク前までも、航空チケットが比較的安い期間です。夏の間は料金が高い月が多く、シルバーウィークが終わった9月中旬以降から12月までにかけて料金が下がっていきます。

安くなる曜日は?

月曜日から木曜日の平日は旅行客が少なく需要が減るため、航空チケットの料金が安くなることが一般的です。金曜日の夜遅い時間帯や、土曜日、日曜日は航空チケットの料金が高くなる傾向があります。

ただし、祝日や連休期間中は需要が増えるため、曜日にかかわらず航空チケットの料金は高めです。

どのくらい前だと早割が適用される?

早割料金で航空チケットを予約できる時期は、航空会社によって異なります。

JALでは搭乗日の28日前までの予約で利用できる「スペシャルセイバー」が最も安い早割プランです。また、前日までの予約でお得になる「セイバー」というプランもあります。

ANAでは搭乗日の75日前までの予約で利用できる「ANA SUPER VALUE 75」が最も割引率の高い早割プランです。他にも55日前までの「ANA SUPER VALUE 55」や45日前までの「ANA SUPER VALUE 45」、28日前までの「ANA SUPER VALUE 28」、21日前までの「ANA SUPER VALUE 21」があり、予約タイミングが早いプランほど料金が安く設定されています。

エアドゥではANAと同様に、搭乗日の75日前までの予約で利用できる「AIRDOスペシャル75」を最安として、55日前までの「AIRDOスペシャル55」、45日前までの「AIRDOスペシャル45」、28日前までの「AIRDOスペシャル28」、21日前までの「AIRDOスペシャル21」があります。さらに、搭乗日3日前までの予約で利用できる「DOバリュー3」や、前日までの予約で適用される「DOバリュー1」などの割引プランも利用可能です。

ただし、上記の割引プランは2025年6月時点の情報です。割引プランの名称や内容は変更される可能性があるため、最新情報は各航空会社の公式サイトでご確認ください。

また、早割のプランは、予約変更が不可であったり、取消手数料が高めに設定されていることがあります。利用条件もよく比較の上で検討しましょう。

4. 函館旅行にかかるお金を抑えるその他の方法

春の五稜郭公園

交通費の節約以外にも、以下のような方法で函館旅行にかかるお金を抑えられます。

宿泊費用を節約する

宿泊費用を節約したい場合は、料金が比較的安い民宿・ゲストハウスやビジネスホテルを利用することがおすすめです。ビジネスホテルを利用する場合は、食事が付いていない素泊まりプランを選ぶと費用を抑えられます。また、主要な駅から少し遠い場所にある宿泊施設のほうが、料金が安く設定されていることが一般的です。

さらに、航空チケットと同じく宿泊施設の料金も時期によって変動するため、オフシーズンに旅行することも節約方法の1つです。冬でイベントがない時期や、連休が終わった後などを狙うと宿泊費用を安くできる可能性があります。

食費を節約する

函館旅行で食費を節約するなら、お昼にお得なランチメニューを提供している飲食店を選ぶことがおすすめです。一般的にランチはディナーより安いことが多く、お店によっては地元の食材を使った定食などを600円前後で食べられる場合があります。また、夕方以降に旅先のスーパーなどで安くなったお惣菜を探して、宿泊施設に持ち帰って食べると、外食よりも食費を抑えられます。

お金のかからないスポットを巡る

函館には自然や歴史を感じられるスポットが多く、お金をかけなくても楽しむことが可能です。たとえば、国の特別史跡に指定されている「五稜郭跡」の周辺に広がる五稜郭公園は、一部施設を除いて無料で入場できます。春は桜、冬はイルミネーションで彩られる美しいスポットです。

また、元町を散策すれば、まっすぐ伸びた道の先に海と港がみえる「八幡坂(はちまんざか)」や、「旧函館区公会堂」、「カトリック元町教会」といった歴史的な建造物のある景色が楽しめます。桜や紅葉が美しい国指定文化財庭園の「旧岩船氏庭園(香雪園)」や、800メートルに約100本の桜が並ぶ「桜が丘通」も、函館の雰囲気を無料で満喫できる観光スポットです。

函館旅行が安い時期や費用を抑える方法を把握して、お得に旅行を楽しみましょう。

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