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【台湾】旅行中に防空警報がなったら？避難訓練 今年は台北は7月17日！
台湾では毎年、万が一の事態に備えて国を挙げて避難訓練が行われています。2025年からは、防空を目的とした「萬安演習」と、地震や災害を想定した「民安演習」が一緒になり、「城鎮韌性演習（都市レジリエンス演習）」として実施されることになりました。
この演習は、台湾に住んでいる人はもちろん、旅行中の観光客も対象になります！とはいえ、難しいことを求められるわけではなく、「その時間は外に出ない」「指示に従って安全な場所に避難する」など、落ち着いて行動すれば大丈夫です。
台湾旅行中に偶然演習に遭遇しても慌てないように、知っておきたい注意点や行動のポイントをご紹介したいと思います。
目次
避難訓練の日時と場所
台湾全土が対象ですが、エリアごとに日程が異なります。いずれも13:30〜14:00の30分間で行われます。
中部エリア
7月15日（火）13:30～14:00
対象地域：台中市、苗栗県、彰化県、南投県、雲林県、嘉義県、嘉義市
※特に台中市の沙鹿区・清水区・梧棲区では実地演習が行われます。
南部エリア
7月16日（水）13:30～14:00
対象地域：台南市、高雄市、屏東県
北部エリア
7月17日（木）13:30～14:00
対象地域：台北市、新北市、桃園市、宜蘭県、新竹県、新竹市、基隆市
※特に宜蘭県の礁渓郷・員山郷・三星郷では実地演習が行われます。
始まる時のサイン
市内でサイレンが鳴ったり、ショートメールに通知が来たり、電子掲示板に表示が出たりします。
＜2023年の演習で充電器の電子掲示板に表示された時の様子＞
時間通りに実施されるので、旅行プランを立てる際はこの30分を気にかけると安心です。
外にいる時
近くの建物の中に行きます。お店の人はシャッターを閉めたり、電気を消したりしなければならないので、一度中に入ると30分は出られません。
また、警察官や防災関係者が誘導してくれる場合もあります。中国語がわからなくても、ジェスチャーなどで教えてくれるので大丈夫です。
＜年に一度この時間だけ台湾から一斉に人の姿が消えます＞
交通機関を利用している時
バス
バスは一時停止して路肩に止めなければならないので、その際に乗客の人も降りて近くの建物に行きます。演習終了後に、再乗車が可能です。
MRT(地下鉄）
地下鉄（MRT）は基本的に通常運行を続けますが、演習中に改札から出ることができなくなります。なので、電車を降りて地上に出たい場合でも、30分間は駅構内で待つ必要があります。時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
もし従わなかったら
稀だとは思いますが、この演習中に警察の指示に従わなかったら罰金です。
最大15万元(日本円でおよそ60万円）払わなければいけないことになります。旅行中にそうならない為に注意して行動する必要があります。
台湾って危険なの？と感じる方へ
このように聞くと、「台湾って危ないの？」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、台湾に住んでいる筆者の体感としては、台湾の日常生活は非常に平穏で、「緊張感」や「危険」を感じる場面はほとんどありません。
＜有名な観光地は多くの観光客で賑わっています＞
ニュースなどで台湾情勢が取り上げられると心配になる方も多いかもしれません。しかし実際に台湾に滞在してみると、地元の人たちは穏やかに日常生活を送っており、緊迫した雰囲気はなく、いたって平穏です。
演習はあくまで「もしも」の時のための備えであり、日本の防災訓練と同じ感覚で捉えるのが良いかと思います。
最後に
台湾旅行中に演習に遭遇する可能性は高くありませんが、もしもの時にどうすればよいかを知っておくだけでも安心感が違います。
2025年からは、防災要素も取り入れた新しい形式での訓練となるため、多少の変更点はあるかもしれませんが、基本的な行動パターンは例年通りと考えて良いと思います。
「怖い」「危ない」と感じる必要はありません。現地の人々と同じように落ち着いて対応すれば安全に、そして快適に台湾旅行を楽しむことができますよ。
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えも
- イギリス、台湾のワーホリを経て現在は台湾に在住。旅は人生を豊かにすると思っています。旅行に行きたい！案外海外旅行は簡単！だと少しでも思っていただけるような記事を書いていきます。emonoblogというブログも書いています、よかったら覗いてみてください。
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