アムステルダムの人気中国料理店『オリエンタル・シティ・アムステルダム』:オランダ

アムステルダム 中華料理 

アムステルダムには活気あふれる中華街があり、地元の人々や観光客で賑わっています。中華街には広東料理や四川料理、北京料理などさまざまな地方の中国料理店が軒を連ね、本格的な味を楽しむことができます。今回は、新鮮な食材を使った点心や海鮮料理が評判の『オリエンタル・シティ・アムステルダム』をご紹介します。

目次

アムステルダムの中華街

アムステルダムの中華街は、中央駅から徒歩約10分のゼータイク通り周辺に広がる活気あふれるエリアです。中国をはじめアジア各国のレストランが軒を連ね、アジア食材を扱うスーパーや雑貨店も充実しています。

アムステルダムの中華街
<中国料理店『オリエンタル・シティ・アムステルダム』のエントランスは中国風の瓦屋根で装飾されています>

中華街では、広東料理、四川料理、北京料理など、さまざまな中国料理を楽しむことができます。本格的な点心を提供する高級レストランもあれば、手軽にテイクアウトできる庶民的な店もあり、地元の人々から親しまれているだけでなく、観光客にも人気があります。

老舗の広東料理店

本格的な広東料理の店内

『オリエンタル・シティ・アムステルダム (Oriental City Amsterdam)』は1973年に創業した歴史ある中国料理店で、本格的な広東料理を中心に、北京料理や四川料理など中国各地の多彩な郷土料理を提供しています。

中国四大料理の一つである広東料理は、中国各地の名物料理や西洋料理、東南アジア料理、インド料理などの影響を受けながら発展してきました。

オリエンタル・シティ・アムステルダムでは、伝統的な調理法を守りつつ、現代の食文化に合わせたアレンジを加えた広東料理を味わうことができます。

オリエンタル・シティ・アムステルダムのメニューも、前菜からスープ、主菜、デザートまで実に多彩

広東料理は食材がとても豊富で、オリエンタル・シティ・アムステルダムのメニューも、前菜からスープ、主菜、デザートまで実に多彩です。特に主菜はボリュームたっぷりで、食べきれない場合は持ち帰り用に包んでもらえます。

オリエンタル・シティ・アムステルダムでは、格式ある広東料理店としてディナーを楽しむこともできますし、デリバリーサービス(12:00~22:00)やテイクアウト(土日限定13:30~21:00)を利用することも可能です。

週末には入店待ちの行列ができることもあるため、確実に席を確保したい場合には公式サイトからのオンライン予約がおすすめです。

本格的な広東料理

オリエンタル・シティ・アムステルダムの美しい器と華やかな盛り付け

オリエンタル・シティ・アムステルダムでは、広東料理の真髄とも言える新鮮な食材の風味を活かした調理法で、一つ一つの料理が丁寧に仕上げられています。美しい器と華やかな盛り付けは、目でも楽しめる料理の魅力の一つです。

メニューは多岐にわたり、回鍋肉やシュウマイ、ワンタン麺といった定番料理から、牛肉・鴨肉・羊肉を使った主菜、パイナップルやマンゴーをアクセントにしたユニークな一品、鶏の足や豚耳などの珍しい食材を使った料理まで揃っています。

さらに、高級食材のロブスターやカニ、オイスター、ムール貝、ヒラメ、シーバス、アナゴなど、魚介類をふんだんに使用した料理は、海の幸を存分に味わえると評判です。

豆腐や大豆製品を使ったベジタリアン料理も充実しており、通心菜や小芥菜(カラシナ)、菜心(ツアイシン)などの炒め物は、ガーリックの風味が野菜のうまみを引き立てる絶品です。夕食時には、北京ダックや牛ヒレ肉の黒胡椒炒めなどをメインにしたコースも料理も用意されており、特別な日の食事にも最適です。

「少量多品目」を楽しむ飲茶

100種類以上ものバラエティ豊かな点心

『オリエンタル・シティ・アムステルダム』では、広東料理の伝統的な食文化である飲茶を楽しむことができます。飲茶ランチ(11:30~17:00)と飲茶ディナー(17:00~20:00)では、100種類以上ものバラエティ豊かな点心を堪能できます。

点心は単品で注文できるほか、通常メニューとの組み合わせも自由に選べます。海老と豚肉のシュウマイ、プリプリの食感がたまらない海老蒸し餃子、カリカリに揚がった海老ワンタン、春巻き、小籠包、チャーシューマン、蓮の実餡入りごま団子、中国風スポンジケーキ、マンゴープリンなど、どれも絶品で、毎回注文に迷ってしまいます。

食事を通じて絆を深める

オリエンタル・シティ・アムステルダム

オリエンタル・シティ・アムステルダムの店内は、中国伝統の赤を基調としたエレガントな空間です。優雅なランタンや照明、木製のテーブルと椅子が調和し、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

2階建ての広々とした店内には、くつろげる2人用テーブルから、団体客にも対応できる円卓まで、さまざまな席が用意されています。窓側の席からは、観光客で賑わう通りや、運河をゆったりと進むボートを一望でき、クリスマスシーズンにはイルミネーションを楽しめる絶好のロケーションです。

オリエンタル・シティ・アムステルダムでは、家族連れや友人グループが賑やかに食事を楽しむ光景がよく見られます。メニューを囲んで相談したり、回転テーブルで大皿料理を分け合ったりする様子は、和気あいあいとして楽しそうです。食事を通して人との絆を深められるのことも、中国料理の魅力のひとつかもしれません。

周辺の観光スポット

周辺の観光スポット
1. 旧教会 2. マグナプラザ 3. 運河クルーズ 4. アムステルダム王宮

オリエンタル・シティ・アムステルダムが位置する中華街には、14 世紀に建造された旧教会(写真1)や、17世紀の計量所といった観光スポットがあります。デ・ワレンと呼ばれるこのエリアは、アムステルダム最大の飾り窓地区で、夜には赤いネオンが灯り煌びやかな雰囲気になります。

マリファナを販売するコーヒーショップなどもあり、治安はあまり良いとはいえませんが、多くの観光客が散策に訪れるエリアとなっています。

アムステルダム王宮(写真4)や新教会マダム・タッソー蝋人形館のあるダム広場までは徒歩約3分です。ダム広場の周辺には、ネオゴシック様式の建築が美しいマグナプラザ(写真2)や、バイエンコルフなどの百貨店があります。

バイエンコルフの向かいにある土産物店、ダム・スクエア・スーベニアは品揃えが豊富で、年中無休で夜10時まで営業しているため便利です。また、オリエンタル・シティ・アムステルダムの前の運河(アウデゼイズ・フォールブルグワル通り230番地)や、アムステルダム中央駅前には観光クルーズ船の発着所がありますので、食事の後にクルーズを楽しむこともできます(写真3)。

まとめ

アムステルダムの中華街には漢字の看板や標識が溢れており、まるで中国や日本にいるような懐かしい気持ちになります。オランダ旅行で洋食ばかりが続いてしまったときには、ぜひオリエンタル・シティ・アムステルダムを訪れて、アジアの味にほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。

オリエンタル・シティ・アムステルダム Oriental City Amsterdam

  • 所在地:Oudezijds Voorburgwal 177-179, 1012 EV Amsterdam
  • 電話:+31 (0)20 626 8352
  • 営業時間:日~木曜 11:30~22:00, 金・土曜 11:30~22:30
  • 定休日:無し
  • アクセス:アムステルダム中央駅より徒歩10分, またはトラム4, 14番で分Dam下車徒歩5分
  • 公式サイト:オリエンタル・シティ・アムステルダム

※本記事で使用しているオリエンタル・シティ・アムステルダムの店内写真および料理写真は、すべて同施設より提供いただきました。

※施設の詳細やアクセス方法などの掲載内容は2025年5月時点のものです。最新情報については、必ず公式サイトなどでのご確認をお願いいたします。

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Kayo Temel

オランダ在住。アムステルダムの美術アカデミーで絵画を学び、イラストレーターとして活動中。20年の在蘭経験を活かして、オランダを満喫するためのローカルな情報をお届けします。

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