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【埼玉・越生】眺望が見違えるほど良くなった「西山高取」と「虚空蔵尊さくら山」を歩く
＜虚空蔵尊さくら公園＞
たびこふれ低山クライマーのシンジーノです。
東武東上線に住む私が好んでよく歩くのが、埼玉県越生（おごせ）町の大高取山（おおたかとりやま）縦走コースです。
越生駅から歩き始めることができ、低山なのに6つもの見事な眺望を見せてくれる山々です。
ピークは越生10山のひとつ大高取山（376ｍ）ですが、近年、途中の西山高取の山頂が伐採整備され、以前と比べると見違えるほど眺望がよくなりました。
以前の西山高取の山頂がこちらです。
このように眺望は悪くはないですが、あくまでも山歩き途中の休憩スポットという印象でした。
それが近年、写真の左側の森が一気に伐採されて・・・
こんな感じになったのです。視界は200度くらいかな。雄大な風景が登山者を楽しませてくれます。
後ほど動画でもご覧いただけます。
この記事では、「西山高取」と「虚空蔵尊さくら公園」の２つをコンパクトに楽しむルートをご紹介したいと思います。
初心者でも無理なく登れますので「ちょいと山を歩くか～」くらいの気持ちで山を楽しめるおすすめコースです。所要時間は約2時間～2時間半くらいです。
週末のリフレッシュにぜひどうぞ！
⇒大高取山縦走コースの記事はこちら
【埼玉県・大高取山】低山でありながら6つの眺望が楽しめる穴場の山
目次
登山口までのアクセス
登山ルートの起点は、東武東上線～越生線の越生（おごせ）駅です（途中、坂戸駅から越生線へ乗り換え）。
＜東武越生線越生駅＞
山登りというと、駅から登山口までバスやタクシーで向かわなければならないところが多いですが、大高取山は駅から歩いてアプローチできるのが嬉しいポイントです。
登山ルート・時間
越生駅～＜40分＞～虚空蔵尊・さくら公園（170ｍ）～＜30分＞～西山高取（271m）～＜30分＞～五大尊つつじ公園 ～＜20分＞～越生駅
西山高取でお昼ごはん休憩（30分）をとったとして全行程２時間半～3時間のコンパクトコースです。
※すべて徒歩
このコースのみどころ
では、私が実際に歩いた道を写真や動画とともにたどっていきましょう。
＜越生駅前通り＞
越生駅舎を背にして見た駅前の通りです。
世界無名戦士の墓など大高取山コースは突き当りを右に行きますが、今回は左に、大宮神社方面に進みます。
このコースの良いところは虚空蔵尊までは里山を歩くという点です。平地でウォーミングアップをしながら日本昔話のような世界をのんびり歩きます。（約40分）
あまり標識がないので、駅の観光案内書にあるマップを手に入れると良いでしょう。
＜越生駅の観光案内所でもらったハイキングマップ＞
ニュージーランドでよく見られるルピナスが咲いていました。
このルートはメインコースではないので歩く人も少なく、のんびり自分のペースで進めます。
ひとつめのピーク「虚空蔵尊」です。
「虚空蔵」は菩薩の一種で、虚空がすべてを蔵するように、無量の智慧と福徳をそなえているの意で、人々にこれらを与え、願いを満たし救うという意味だそうです。
虚空蔵尊の裏がさくら公園（越生10山のひとつ）になっており、色や形、開花時期が異なる約189種類300本の珍しい桜を見られるそうです。私が訪れたのは5月11日で桜は終わっていましたが、人が少なく静かでとてもくつろげました。
＜虚空蔵尊さくら公園からの景色＞
ここでしばし風景を楽しんだ後、駐車場側へ降りて西山高取へ向かいます。
ここから約100ｍの標高差を登っていきます。たださほど急登ではありませんので息は切れませんでした。沢沿いの山道でマイナスイオンで充ちて気持ちよく、鳥のさえずりが響き渡る。野鳥をカメラで撮る人たちもいました。
この道、山道っぽくてよくないですか。。。
登ること約30分。途中、大高取山と西山高取へ分かれる標識がありますので、西山高取方面へ進みます。
新生西山高取へ到着です。
では山頂へ到着シーンを動画でご覧ください。
いかがでしょうか？標高271ｍでもこんなに素晴らしい眺望を楽しめます。丸太のベンチも多く配置されているので、ここでゆっくりお昼ごはん休憩を取りましょう！
さて、下山です。本来は「世界無名戦士の墓」へ下るのがメインルートですが、今回はあえて「五大尊つつじ公園」へ下りてみました（約30分）。
五大尊とは五大明王の尊称で、つつじ公園に下りる途中に摩利支天社が佇んでいました。
＜摩利支天社＞
五大尊つつじ公園は関東でも屈指のつつじ公園だそうです。ゴールデンウイーク中はつつじ祭りとして多くの人で賑わったようですが、ピークも終わり公園内はとても静かでした。
＜五大尊つつじ公園＞
やや枯れかかってはいましたがピンク色のつつじを見ることができました。
下山後の楽しみは・・・
適度の疲れと山登り後の達成感に満たされた後の楽しみは、食事です。
五体尊つつじ公園から徒歩5分くらい、町役場前のそば処「よしひろ」でひとりお疲れさん会です。
このお店は越生でも有名なお店らしく、多くのお客さんで賑やかでした。
私がいただいたのは、天ざるそばです。
＜よしひろの天ざるそば1,400円（税別）＞
かしこまった高級そば屋ではなく、地元に愛される昔ながらのおそば屋さん。
そばはやや細めで食べやすい柔らかさ。麺の量もたっぷり。つゆはやや甘めでさっぱりした味。そば湯は白濁しとろとろでたっぷり。天ぷらもカリッとサクサク。「たくさん召し上がれ！」の思いが詰まった愛すべきおそば屋さんでした。
＞＞「そば処よしひろ」のサイトはこちら
西山高取の魅力まとめ
越生町は平成28年4月29日に全国で初めて「ハイキングのまち」を宣言しました。
1年を通してハイキングを楽しめるコースを整備しているそうで、今回歩いた西山高取の山頂整備もその一環かもしれません。
西山高取も虚空蔵尊も派手な場所ではありませんが、
- これぞ低山という歩きやすさと安心安全
- 低山とは思えない眺望の良さ
- 駅からすぐ歩き始められる気軽さ
- 里山歩きも楽しめる
- 1時間ちょっとで登頂できる
- 朝10時頃に（越生駅から）歩き始めても充分楽しめる
という魅力に溢れたエリアだと思います。
そしてどこかの人気登山エリアのように混んでいない（これ大きいです）ことも越生の魅力だと思います。
朝思い立って登れる山、越生エリア、おすすめします。
＞＞越生観光ナビサイトはこちら
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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。
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