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【タンザニア】知られざるヨーロッパ人の天国島『ザンジバル』って?

ヨーロッパ人のハワイとも言われるインド洋に浮かぶザンジバル。ザンジバルは、歴史と文化が色濃く残る島です。
アラブ、ペルシャ、ヨーロッパ、そしてアフリカの文化が交差するストーンタウンでは、迷路のような路地を歩きながらここでしか味わえないユーモアを楽しめます。
目次
ザンジバルについて
ザンジバル...?どこだ?聞いたこともない。と言う人がほとんどですがヨーロッパ人のリゾート地として大人気なザンジバル島。
初めて聞いた方にも魅力が伝わるよう沢山のここならではの情報を詰め込んでお届けします。日本人にはあまり馴染みがなく、初めて聞いたと言う人も少なくはないはず。ザンジバルは、タンザニア本土の沖合に浮かぶリゾート島です。
世界遺産にも登録されたストーンタウンでは、アラブやヨーロッパの影響を受けた歴史的な建築や迷路のような路地を散策できます。
美しい海に囲まれた島であることからシュノーケリングやダイビングを体験することもできて、ここならではの色鮮やかなサンゴ礁や豊かな海洋生物に出会えるのも魅力です。世界中を見ても稀な異文化が交差するのがザンジバル島です。
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ザンジバル島の青い海は透明度が高く、美しいエメラルドグリーンの海が広がり、シュノーケリングやダイビングに最適と言われており、アクティビティも楽しむ事ができます。
現地のくらしと文化
ザンジバル島は、豊かな歴史と多様な文化が交じる場所です。アフリカ、アラビア、インド、ポルトガルの影響を受けた独自の文化が融合、そして伝統的なスパイス栽培やこの土地ならではの独特の建築様式が特徴的です。
どんな風に独特か?この記事を読む前に想像してみてください。ザンジバル島は、アフリカのタンザニア沿岸に位置し、アラブ、インド、ポルトガルなど多様な文化が融合した独自の地域です。
現地の暮らしは、伝統と現代が共存する魅力的なところです。言語は主にスワヒリ語を話し、イスラム教が広く信仰されています。
ザンジバルの歴史的な背景を反映した建物や市場が多く、ストーンタウンの迷路のような小道を歩けば、一つ道の裏を渡れば過去の歴史を感じることができる不思議な感覚になることができるでしょう。
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ザンジバル島は全世界で公開された映画ボヘミアンラプソディの主人公であり、バンドグループ・歌手として有名なフレディ・マーキュリーの誕生地として知られています。
彼は1946年ザンジバル島で生まれてから幼少期をザンジバル島で過ごし、地元の学校に通っていました。しかし、1964年にザンジバル革命が勃発。その影響からフレディの家族は安全を求めてインドを経てイギリスに移住することになりました。
この移住が、フレディの人生と音楽キャリアに大きな影響を与えたと言われています。イギリスに着いた後、フレディは「クイーン」というバンドで世界的な成功を収め、今も受け継がれる音楽界の伝説的存在となります。
フレディはその後もザンジバルとのつながりを大切にし、ザンジバル島出身であることを公言していました。ザンジバル島で過ごした幼少期の経験や、インディアン・ペルシャ系のバックグラウンドが彼の個性や音楽にも影響を与えたとされています。
ザンジバル島は現在もフレディ・マーキュリーの故郷として彼のファンにとって重要な場所となっており、彼の誕生地であるザンジバルには彼の生誕地を訪れる旅行者やファンは多く、フレディを感じる場所として親しまれています。
彼の生家はストーンタウンの中心に現在も残っており、訪れるファンもいるようです。フレディ・マーキュリーの人生と音楽は、ザンジバル島と深く結びついているため、彼の存在は島の歴史の一部として今もファンの間では語り継がれています。
Freddie Mercury Museum
- 住所:57 Kenyatta Rd, Zanzibar, Tanzania
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:無し
ザンジバルはスパイスの島としても有名で、島の農業や料理においてスパイスは重要な役割を果たしています。クローブ、カルダモン、シナモンなどの香辛料は、地元の食文化に深く根付いており、スパイスを使った料理や飲み物は訪れる人々にとって大きな魅力です。
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このようなプレートでも一つ一つにそれぞれのスパイスが混ぜられており、さまざまな野菜にこれまで味わったことのない味付けで色々なお店を訪ねてスパイスの違いを楽しむのも面白いかもしれませんね。
ローカルな地域もあるので現地ならではの場所に足を運んでみるのも良いでしょう。市場も島中心にあるので現地でお気に入りのスパイスを見つけてお土産にしてみるのはいかがですか?
The Secret Garden at Emerson Spice
- 住所:4044 Tharia St, Zanzibar, Tanzania
- 営業時間:12:00~22:00
- 定休日:無し
歴史的にザンジバルはヨーロッパの植民地時代に重要な拠点となり、今でもその影響を感じさせる建物や遺産が残っています。
特にストーンタウンの旧市街はユネスコの世界遺産に登録され、その歴史的な魅力がヨーロッパから訪れる観光客にとって一層の魅力となっています。
10世頃にアラブ商人が住んでいたところにバスコ・ダ・ガマの影響でポルトガル領になったなど文化が非常に融合されたザンジバル島ですが今も残っている建築から当時の雰囲気を味わうことができます。
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現在はカルチャーセンターとして使われていますが、当時は病院として使われていました。日本ではもちろん、現在ヨーロッパでも見ることのできない建築調です。
ヨーロッパ人にモテる理由
知られざる魅力がたくさん詰まったザンジバル島。少しずつ魅力が伝わっているでしょうか?リゾート地でありながら歴史を学べるなんて一石二鳥ですよね。
日本からは距離がありますが、ヨーロッパからは近いためこの両方の醍醐味を味わうべく、多くの人が訪れると言われています。その理由はなんでしょうか...?!
ザンジバル島がヨーロッパ人にモテる理由は、その独特な歴史に加えて独特な文化、自然にあります。10世紀から15世紀までの歴史の流れにより、独自の多文化的な遺産が生まれ、ヨーロッパの旅行者にとっては異国情緒を感じる特別な場所となっています。
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歴史的な一面で雰囲気を感じつつも海側に目を向けるとこのような美しくどこまでも広がる綺麗な海が広がり、ザンジバルの美しいビーチや豊かな海洋環境もヨーロッパ人の関心を引きます。
ターコイズブルーの海と白砂のビーチは日々の疲れを癒す理想的な場所。日本人にはあまり馴染みはないですが、この機会に新しい文化に触れてみてはいかがですか?これまでの経験や価値観がガラッと変わるかもしれません。
まとめ
知る人ぞ知るアフリカのタンザニア沖に浮かぶ、美しいリゾート地。ヨーロッパでは大人気で、歴史的なストーンタウンではアラブやヨーロッパの影響を受けた建物を散策できます。
さらに、フレディ・マーキュリーの故郷としても知られ、音楽ファンにとっては特別な場所です。スパイス栽培が盛んな島ならではの料理や市場も魅力的!異文化が交差するザンジバル島で、新しい発見をしてください。
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さつき
- 旅行好き24歳さつきです。中東の魅力や珍しい国の魅力を皆様にお届けできたらなと思います!




























