アイスランドの自然を1日で満喫できる「ミニ・アイスランド」スナイフェルスネス半島をおすすめしたい!

アイスランド スナイフェルスネス半島

アイスランドに興味がある方は、おそらく自然が大好きでその自然を身体中で感じたい!という方ではないでしょうか?

少なくとも私はそうです。

都会的な景色ではなくありのままの大自然を五感で感じたい、目に焼きつけたい、そう思ってアイスランドにやって来ました。そしてある場所にツアーで訪れてから一瞬でアイスランドの自然に魅了されました。

それが「ミニアイスランド」とニックネームがついているスナイフェルスネス半島です。アイスランドを代表する景色がこの半島に詰まっています。

今回は去年の夏に私の家族が訪れた際に通ったコースで、わたしの大好きな場所たちを紹介していきたいと思います。

それではしゅっぱーつ!

目次

スナイフェルス半島の基本情報、アクセス、そもそも何があるの?

スナイフェルス半島をおすすめする前に、先ずは基本情報をお伝えしたいと思います。

首都レイキャヴィックから半島の入り口までは約120km、車でおよそ1時間半ほどかかります。

半島の中にさまざまな観光スポットがあるので日帰りで半島を一周する場合最低でも10時間は見積もってください。できれば丸一日かけるのがおすすめです。

一年中アクセスは可能ですので季節に関わらず楽しむことができます。ただし冬場の運転は道路状況を確認した上で判断してください。 

スナイフェルス半島

豊かな自然が見られることはお伝えしましたが、実際に氷河、活火山、溶岩台地、たくさんの滝、黒い教会、クレーター、峡谷、柱状節理、アザラシ、アイスランドの港町、映画LIFE!の撮影地など盛りだくさんに見ることができます。

また、運がよければ野生のホッキョクギツネやオジロワシに遭遇することがあります。私はゲルズベルクでオジロワシを、アルナルスターピ周辺でホッキョクギツネに遭遇しました。(写真は残念ながら撮れていません 泣)

ゲルズベルグ(Gerðuberg) で柱状節理の壁と対面する

ゲルズベルグ(Gerðuberg)
<下からの撮影で高さが感じにくいですが、城壁のように柱状節理が並んでいるのが柱状節理の壁。>

柱状節理とは火山から流れ出た溶岩が冷え固まる過程でできる、柱のような割れ目のことを言いますが、アイスランドはまさしく柱状節理の宝庫です。

どこの観光地に行っても当たり前のように見つけることができます。その中でもこのゲルズベルグの柱状節理はとてつもなく太く、まるで城壁のように1キロ以上に渡って壁を作っています。

大きいもので幅1.5m、高いものでは14mにものぼるそうです(参照)。

ゲルズベルグ(Gerðuberg)

  • 住所:VJ6R+7C8, West, Raudhamelur, アイスランド
  • 駐車場:無料

イートリトゥンガ(Ytri Tunga)でアザラシを見てほっこりする

空が晴れて美しい景色
<ちょうど空が晴れて美しい景色を見ることができました。アザラシが多く観られるスポットです。>

アイスランドでは黒い砂のビーチが主流ですが、このビーチは珍しく、私たちには親しみのある白っぽい色をしています。ここでの見どころはなんといっても野生のアザラシに出会える(確率が高い)ことです。

東のヨークルスアウロンというバトナヨークトル氷河のラグーンでも高い確率で遭遇しますが、ここではより多くのアザラシが海岸上で休んでいるのを目撃することができます。

岩の上で寝転んでいるアザラシはなんとも微笑ましい光景です。双眼鏡があればなおいっそう観察することができますよ。海岸からアザラシがお昼寝をしている場所までは距離があったのでアザラシの写真は撮れていませんが、かなりの数のアザラシが休んでいました。

駐車場:有料 ※駐車場にあるマシーンで直接支払えます。

アルナルスターピ(Arnarstapi)で崖沿いをゆっくりとウォーキング、自然をいっぱい感じる

不思議な形の崖とぽつんと佇むお家
<激しい浸食によって形成された不思議な形の崖とぽつんと佇むお家。後ろの山も大迫力>

自然の漁港としてバイキングの入植時代から人との関わりがある場所ですが、現在ではスナイフェルス半島観光では欠かせない一大スポットです。

海岸沿いには遊歩道があり、天気が良いときには荒々しく浸食された崖やそこに集う鳥たちを観察しながらゆっくりとウォーキングすることができます。

1770年代のデンマーク統治時代に建てられた可愛らしい家と背景にそびえるスナイフェルス氷河の風景はまさしくここでしか見れない景色です。

私は最初にこの場所に訪れたときから両親をここに連れてきたいと思っており、去年の天気の良い日に父親を連れてこれました。

喧噪という言葉は存在しないのではないか、というくらい心地よい空気が流れていました。カフェやレストラン、公衆トイレも周辺にあるので観光の小休止にもちょうど良いロケーションです。

小さな漁港には船や工場もみられる
<小さな漁港には船や工場も見られます。>

バードウォッチングの場所としても楽しい
<夏には崖一面にかもめや海鳥たちが巣を作る、バードウォッチングの場所としても楽しい。>

スナイフェルスネス国立公園内をドライブ、氷河と火山によって作られた荒々しい景観を体感する

スナイフェルス氷河
<天気が良ければスナイフェルス氷河の頂きもみることができる。>

アイスランドには3つの国立公園があり、半島の先に位置するスナイフェルス氷河周辺はその一つです。氷河の下には活火山があり、氷河の周辺は溶岩台地が広がっています。

このエリアはまさに地球の原風景と言えるほど荒々しく圧倒される景色です。国立公園内には実際にアクセス可能な洞窟や上に登れることができるクレーターなどがあります。

まさに身体中で自然を体感することができ、道(一本道)を車で進むだけでも言葉には表せない圧倒的な感動の風景が続きます。

苔むした溶岩台地
<苔むした溶岩台地が延々と続く>

上に登れるクレーター:サクスホットル 

スナイフェルスネス国立公園


国立公園3Ⅾマップ

キルキュフェットル(Kirkyufell)で山と滝のコラボを堪能する

Isl2503-10.jpg
<7月中旬撮影>

火山活動と氷河の浸食によって形成されたねじれたような形の山は、とてもアイコニックな場所としてカメラマンや旅行客に人気のスポットです。

夏には白夜の中に際立つ滝と山、そして冬にはオーロラの撮影場所として有名です。現在では駐車場や遊歩道が整備されているのでアクセスも容易です。

キルキュフェットル(Kirkyufell)
<3月下旬撮影>

キルキュフェットル(Kirkyufell)
<4月中旬撮影>

駐車場:有料 ※駐車場にある機械で支払い可能

スティッキホルムル(Stykkihólmur)でアイスランドの港町を知る

2013年に公開された「LIFE!」という映画は覚えていますか?実はアイスランドでいくつかのシーンが撮影されており、スナイフェルスネス半島の小さな港町はグリーンランドの町として映画の印象的なシーンを演出しています。(あのヘリコプターで飛び立つシーン!)

町の名前はスティッキホルムル、1200人ほどが住む小さな港町です。自然の漁港として貿易の場所として栄えていたそうです(参照)。車でドライブするとあっというまにぐるっとしてしまうほどコンパクトな町ですが、風景に調和したカラフルな家たちを散策しながら観察するのも楽しいですよ。

帰路~おわりに~

いかがでしたでしょうか?半島をぐるっと一周してきましたが、これ以外にもスナイフェルスネス半島にはさまざまな立ち寄りスポットが存在します。

今回、私が旅をした日は途中で雲を追い抜いて空が一瞬にして晴れた瞬間があり、本当に美しい風景を見ながら一周することができました。

晴れても曇りでも夏でも冬でも楽しめますし、大自然をめいっぱいに感じられる場所、それがスナイフェルスネス半島でありアイスランドだと思います。

さて次はどこに行こうかな?

アイスランド 半島

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mimi

自然と歴史が好きな気まぐれびと。現在は、大自然とパフィンを求めてアイスランドに滞在中。

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