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韓国旅行は何泊がおすすめ? 予算や回れる観光スポット数の目安を紹介

「安近短」の代表格として、思い立ったときに行ける気軽さが人気の韓国。韓国旅行を楽しむためには、何泊すればいいのでしょうか。
プラン次第で、韓国旅行は2泊3日や3泊4日の短い日程でも十分満喫することができます。韓国旅行におすすめの泊数とモデルコース、旅行費用の相場まで一挙に解説します。
目次
1. 韓国旅行は2泊3日~3泊4日がおすすめ
韓国旅行で何泊すればよいのかは、行き先や旅の目的、好みの旅のスタイルなどによって変わってきます。そのため、一概に「何泊がよい」とは言えないものの、一般的な韓国旅行であれば2泊3日または3泊4日がおすすめです。
実際に韓国旅行をする日本人の多くが選んでいるのが、2泊3日または3泊4日の日程。日本人にとって、韓国は「短い日程でも気軽に行ける国」という位置付けになっているため、1泊2日、あるいは日帰りの弾丸旅行をする人もいますが、2泊以上したほうが現地でよりたくさんのことができます。
2泊3日、3泊4日、いずれの場合も、1日目はできるだけ朝早く日本を出発し、最終日は夕方以降の便で帰国するようにすると、現地滞在時間が増え、より充実した旅になります。
2. 2泊3日で韓国を満喫できる例
<出典元:写真AC>
2泊3日の日程で韓国を訪れる場合、どのようなことができるのでしょうか。
3日間あっても、1日目と3日目は飛行機移動があるため、現地でまる1日過ごせるのは2日目だけになります。そのため、現地で過ごせるのは実質1日半ほど。飛行機の時間帯によっては実質1日ということもあるでしょう。現地で過ごせる時間は意外と短いので、あれこれ欲張るよりも、以下のように行き先や旅の目的を絞ったほうが楽しめます。
ソウルなど一カ所だけを中心とした韓国旅行
2泊3日の日程なら、行き先は日本から直行便で行ける都市だけに絞るのがおすすめです。
中でも人気なのが首都ソウルや第2の都市プサンで、ソウルやプサンなら市内にたくさんの見どころがあるため、一都市滞在型でも十分満喫できるでしょう。ただ、一都市に絞っても、2泊3日の日程でソウルやプサンのすべての観光スポットを回るのは不可能なので、行きたい場所に優先順位を付けて、潔く絞ることが大切です。
買い物やエステなど目的がはっきりしている韓国旅行
韓国旅行には観光だけでなく、グルメ、カフェ、ショッピング、美容、推し活などさまざまな魅力があります。
2泊3日の旅行でできることにはどうしても限りがあるので、あれこれ詰め込みすぎるとすべてが中途半端になってしまうかもしれません。短い日程で韓国旅行を満喫するには、メリハリが大事になってきます。2泊3日の韓国旅行なら、旅の主目的を1つか2つに絞って、最もやりたいこと、好きなことに優先的に時間を使うようにするといいでしょう。
3. 2泊3日の韓国旅行のモデルコース
「韓国に行ったら、観光をメインにしつつ、合間にショッピングやグルメなどもほどよく楽しみたい」という人も多いのではないでしょうか。
実際に2泊3日の日程でどのようなことができるのか、はじめて韓国を訪れる方向けに、ソウルを満喫する2泊3日のモデルコースをご紹介します。
【1日目】
- 12:00 ソウル・仁川(インチョン)国際空港到着、鉄道で市内中心部へ
- 13:30 流行の発信地・弘大(ホンデ)でランチ&散策
- 16:30 南大門市場を散策&ショッピング
- 18:00 Nソウルタワーからソウルのパノラマを楽しむ
- 19:30 明洞(ミョンドン)周辺でディナー
【2日目】
- 9:00 ソウル5大王宮最大の景福宮(キョンボックン)を観光
- 10:30 世界遺産の宮殿・昌徳宮(チャンドックン)を観光
- 12:00 韓国の歴史を感じる仁寺洞(インサドン)でランチ&プチ散策
- 14:00 北村韓屋村で韓屋が立ち並ぶ伝統的な韓国の街並みを散策&韓屋カフェで休憩
- 17:30 明洞でショッピング
- 19:30 インターナショナルな街・梨泰院(イテウォン)でディナーとナイトライフを満喫
【3日目】
- 10:00 フォトジェニックな梨花洞(イファドン)壁画村で写真撮影&散策
- 12:00 昔ながらの韓屋が立ち並ぶリノベスポット益善洞(イクソドン)を散策&ランチ
- 15:30 仁川国際空港到着、帰路へ
このモデルコースで周れるのは11スポット。ソウルで必見の新旧の観光スポットをメインに、ショッピングやグルメも楽しめるバランス型のプランになっています。
観光を旅の主目的にする場合、多くの観光スポットが開いている日中は観光を優先的に楽しみ、夕方以降にショッピングや美容など観光以外のアクティビティを楽しむのがおすすめ。ショッピングが好きな人は買い物の時間を長めに取るなど、ぜひ好みに応じてアレンジしてください。
4. 3泊4日の韓国旅行のモデルコース
2泊3日の日程であれば一都市滞在型のプランがおすすめですが、3泊4日の日程なら、ソウルとプサンの2大都市を周遊することも可能です。
ここでははじめて韓国を訪れる方向けに、ソウルとプサンの人気スポットを満喫する3泊4日のモデルコースをご紹介します。
【1日目】
- 12:00 ソウル・仁川(インチョン)国際空港到着、鉄道で市内中心部へ
- 13:30 流行の発信地・弘大(ホンデ)でランチ&プチ散策
- 15:30 昔ながらの韓屋が並ぶリノベスポット益善洞(イクソドン)を散策&カフェ
- 18:00 Nソウルタワーからソウルのパノラマを楽しむ
- 19:30 明洞(ミョンドン)周辺でディナー
【2日目】
- 9:00 ソウル5大王宮最大の景福宮(キョンボックン)を観光
- 10:30 世界遺産の宮殿・昌徳宮(チャンドックン)を観光
- 12:00 韓国の歴史を感じる仁寺洞(インサドン)でランチ&プチ散策
- 14:00 北村韓屋村で韓屋が並ぶ伝統的な韓国の街並みを散策&韓屋カフェで休憩
- 17:30 明洞でショッピング
- 19:30 インターナショナルな街・梨泰院(イテウォン)でディナーとナイトライフを満喫
【3日目】
- 8:30 KTX(韓国高速鉄道)でプサンへ
- 12:00 チャガルチ市場を散策&ランチ
- 14:30 海東竜宮寺を観光
- 16:30 海雲台(ヘウンデ)を散策&カフェ
- 18:00 BUSAN X the SKYでプサンの街並みとビーチを一望
- 19:00 海雲台でディナー
【4日目】
- 10:00 フォトジェニックな甘川文化村で街歩き
- 15:00 プサン・金海(キメ)国際空港到着、帰路へ
このモデルコースで周れるのは14スポット。東京にたとえられるソウルと大阪にたとえられるプサンではまた違った雰囲気が味わえます。もう少しゆったり過ごしたいなら、プサンに行くのではなく、ソウルに3泊してソウルや近郊の街を楽しむのもいいでしょう。ソウル近郊の水原には世界遺産の水原華城があり、ソウルからの日帰り旅行にぴったりです。
5. 韓国旅行の費用相場
<出典元:写真AC>
思い立ったときに気軽に行けるイメージの韓国ですが、韓国旅行にはどのくらいのお金がかかるのでしょうか。「2泊3日でソウル満喫」「3泊4日でソウルとプサンを周遊」のパターン別に、一般的な韓国旅行の費用をみてみましょう。
2泊3日でソウル満喫の場合
2泊3日でソウルを満喫する場合、旅行費用の相場は6万円~10万円前後と考えておくといいでしょう。
ただしこの金額はあくまでも目安であり、かかる費用は旅行の時期や曜日、宿泊するホテルのエリアやグレード、利用するレストランのグレードなどによって大きく変わってきます。オフシーズンに節約旅行をすれば支出を5万円未満に抑えることも可能ですが、お盆やゴールデンウィークなどのハイシーズンに旅行をする場合や高級ホテルに宿泊する場合などは、10万円を上回ることもあります。
費用の内訳は以下の通りです。
・航空券代:約2万5,000円~7万円
通常、2泊3日の韓国旅行の費用で大きなウエイトを占めるのが航空券代です。
航空券代は利用する航空会社や発着日、フライトの時間帯、予約のタイミングなどによって大きく異なります。LCC(格安航空会社)のセールを利用した場合などは片道1万円以内で購入できることもありますが、繁忙期に大手航空会社を利用した場合などは往復7万円を超えることもあります。
・宿泊費:1万円~3万円(2人で宿泊した場合の1人あたりの2泊分の料金)
東京に比べるとソウルの宿泊費は安い傾向にあり、ゲストハウスやエコノミーホテルなどの場合は1泊5,000円未満で泊まることも可能です。
中心部の3つ星ホテルに宿泊した場合は、1泊1万円~1万5,000円程度が相場。ただし、ホテル代が高騰する繁忙期の旅行や高級ホテルに宿泊する場合などはこの限りではありません。
・食費:1万円~2万円
韓国は気軽に外食ができる国で、1食1,000円ほどの気軽な食堂から1万円以上の高級レストランまでさまざまな選択肢があります。
カジュアルなお店で食事をする場合、1日あたり5,000円~1万円程度をみておくといいでしょう。ただし、高級レストランで食事をしたい場合やお酒を飲みたい場合、通常の食事に加えてカフェ巡りもしたい場合などは費用を多めに見積もっておく必要があります。
・観光費:5,000円~1万円
ソウルの観光スポットは入場料が数百円程度または無料のところが多いため、観光の費用はそれほどかかりません。
ただし、展望タワーやテーマパーク、私設のミュージアムは千円単位の入場料がかかるため、そういった場所を多く訪れる場合は出費が増えます。
・その他費用(現地交通費、海外旅行保険など):7,000円~1万円
その他の費用として、現地交通費や海外旅行保険などがあります。ここに記載している旅行費用にショッピング分は含まれていないため、ショッピングや美容にお金を使う場合などは、その分がプラスでかかってきます。
3泊4日でソウルとプサンを周遊する場合
3泊4日でソウルとプサンを周遊する場合、1泊分のホテル代と1日分の食費や観光費が多めにかかることに加えて、ソウル・プサン間の交通費も必要になってきます。
もちろん、旅行の時期や旅のスタイルによってかかる費用は大きく変わってきますが、総額の目安は7万5,000円~12万円程度です。
・航空券代:約25,000円~70,000円
航空券代は2泊3日でソウルを訪れる場合と大きくは変わりません。ただ、プサンのほうが日本に近いため、日本・ソウル間を単純往復する場合よりも安くなることもあります。
・宿泊費:1万5,000円~4万5,000円(2人で宿泊した場合の1人あたりの2泊分の料金)
宿泊日数が1泊増えるぶん、宿泊費も上がります。プサンの宿泊費の相場はソウルよりもやや安く、ホテルのエリアやランク、宿泊日によって費用が大きく変わってくるのはどこでも同じです。
・食費:1万3,000円~2万5,000円
ソウルに比べると、プサンの物価はやや安く、1,000円未満で食事ができるお店も見つけやすいです。
・観光費:7,000円~13,000円
プサン観光で入場料が必要になってくる施設は限られます。展望台や水族館などは数千円の入場料がかかるケースがありますが、街歩き中心であればほとんど観光費はかかりません。
・その他費用(現地交通費、海外旅行保険など):1万5,000円~2万円
ソウル・プサン間をKTX(韓国高速鉄道)で移動した場合、約8,000円の現地交通費が余分にかかります。
もちろん、ここで紹介した旅行費用はあくまでも一例です。本記事では個人で航空券やホテルを手配した場合の費用をご紹介していますが、旅行会社のパッケージツアーを利用したほうが安いこともあります。
今回ご紹介したモデルコースや旅行費用の相場を参考に、ご自身にぴったりのプランを考えてみてはいかがでしょうか。
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