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ハロウィンシーズンのアメリカは町中にかぼちゃがいっぱい!
日本でも、ディズニーランドやUSJなどのテーマパーク、また渋谷などで、大規模なハロウィンのイベントが行われたり、若者を中心とした仮装パレードや仮装パーティーが開催されたりして、ハロウィンの知名度は昔よりずっと上がっているようですが、バレンタインデーやクリスマスに比べるとまだそこまで一般に浸透していないような気がしますが、いかがでしょう?
アメリカでもすべての人が仮装をしたりハロウィンの行事に参加したりするわけではないのですが、10月になると町中でハロウィンシーズンらしい光景が見られ、ハロウィン当日は仮装した可愛い子どもたちがトリック・オア・トリートでお菓子をもらうために、バケツや袋を持って近所の家々を回る姿があちこちで見られます。
今回は、日本ではあまり見られないアメリカのハロウィンシーズンの様子をお伝えします。
目次
- かぼちゃ売りが出現。町はかぼちゃだらけに。
- トリック・オア・トリート用のお菓子がいっぱい
- 仮装グッズも色々
- クリスマスのような、住宅のイルミネーションやディスプレイ
- 町中にかかし出現
- カード文化のアメリカではハロウィンカードも
- 最後に
かぼちゃ売りが出現。町はかぼちゃだらけに。
ハロウィンと言えば、かぼちゃ。目、鼻、口をくりぬいてろうそくを入れる、ジャック・オー・ランタンが有名ですね。
この時期になると、クリスマスシーズンのツリー売りのように、広場に突然かぼちゃ屋さんが現れます。普段は何もない芝生の上に大量のかぼちゃが並べられ、販売されます。また、普段は植木や花を売っているお店や果物や野菜を売るファーマーズマーケットなどが、シーズンに合わせ、かぼちゃやクリスマスツリーを売り始めます。
この時期は、住宅の玄関やレストランの店先、公園の石垣、原っぱなどいたるところでかぼちゃを目にします。
トリック・オア・トリート用のお菓子がいっぱい
スーパーやドラッグストアに行くと、魔女や黒猫が描かれたハロウィン仕様のパッケージに入ったトリック・オア・トリート用の個包装された配りチョコがたくさん売られています。
売り場面積も普段より大きくとられていて、通路の両側に並べきれずに溢れています。
ハロウィンの翌日から売れ残ったハロウィン用のチョコが割引で売られていたりすることがあるので、これは自宅用にお買い得です。
仮装グッズも色々
今年のハロウィンの仮装のトレンドは、なんといっても映画「ビートルジュース」のキャラクター。そして、アニメ映画「インサイド・ヘッド(原題:Inside Out)」のキャラクターも人気です。
仮装の衣装やグッズは、AmazonなどのオンラインストアやParty Cityなどのパーティグッズ店、コスチュームショップなどで購入します。ハロウィンのコスチューム店にも、かぼちゃ屋さんのようにこの時期になると突然登場するSpirit Halloweenのようなお店もあります。
Spirit Halloweenは業界大手ですが、決まった店舗を持たず、空き店舗を期間限定で借りて営業したりするので、毎年違う場所に現れたりします。
ちょっとした衣装ならドラッグストアでも売っています。このドラッグストアには、ハリー・ポッターの衣装や金髪、黒髪のカツラ、さまざまな色のヘアースプレーなどが売っていました。
クリスマスのような住宅のイルミネーションやディスプレイ
アメリカでは、クリスマスになるとイルミネーションや置物で家を派手に装飾したりしますが、ハロウィンにも同様に装飾する家が結構あります。
空気で膨らませたかぼちゃや黒猫、ガイコツなどの簡単なディスプレイから、お化け屋敷のような本格的なディスプレイまでさまざまです。夜、家の前を通ると、ガイコツが突然動き出したり、うめき声を発したり、結構怖いものがあったりします。夜、道を間違えてそういった家のある道に入ってしまうと、アメリカの住宅街は日本のような街灯がほとんどなく暗いので、本当に恐怖です。真っ暗なところに、かかしでも立っていたら、心臓マヒを起こしそうです。
町中にかかし出現
かかしは英語でスケアクロウ(Scarecrow)。怖がらす(Scare)+カラス(Crow)という言葉を合わせたもので、その名の通り、世界中で鳥よけとして使われていますが、なぜか魔女や黒猫などのように、ハロウィンのキャラの1つとして定着しています。
私が住む町では、毎年10月初めになると"かかし作り(Scarecrow build)"のイベントが開催され、できあがった手作りのかかしが10月いっぱい大通りの各電柱に飾られます。その期間中、このかかしがいっぱい立つ通りは"かかし道(Scarecrow Trail)"と呼ばれます。
カード文化のアメリカではハロウィンカードも
クリスマスやバレンタイン、誕生日はもちろんのこと、何かといえばカードを贈る習慣があるアメリカ。ドラッグストアのカード売り場の面積は、特大です。
ハロウィンのシーズンになると、ハロウィンカードが売っていますが、いったい誰が誰に送るの?と疑問に思います。
アメリカで最もカードが送られるイベントは、1位がクリスマス、2位がバレンタイン、そして母の日、父の日、イースター、卒業と続いて、ハロウィンは7番目にカードを贈ることが多いイベントだそうです。
売り場をよく見てみると、子どもや孫に宛てたカードが多いようです。ちょっと不思議な感じですね。
最後に
日本と違うハロウィンいかがでしたか?
ぜひ、アメリカに行って実際にハロウィンを楽しんでみてもよさそうですね。
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。