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【鳥取・境港】2024リニューアルオープンした「水木しげる記念館」が凄かった!
<トップ画像/©水木プロ>
鳥取県の境港には、日本でも有数の水揚げ量を誇る漁港があり、四季を通じてたくさんの魚が獲れます。
そんな境港の水木しげるロード沿いにある「水木しげる記念館」は2024年4月にリニューアルオープンしました。
境港は水木しげるさんが幼少期を過ごした土地です。
私は「水木しげるさんってゲゲゲの鬼太郎を描いたおじさんじゃないの?」くらいにしか思っていなかったのですが、今回初めて見て愕然としました。
この記念館は、単に水木しげるさんの作品やキャラクターを紹介しているだけではなく、水木しげるさんの過酷で激動の人生が綴られています。特に戦争中のお話は声が出ないほどの衝撃を受けました。
水木しげるさんを知っている人もあまり知らない人も必見の記念館です。きっと心が揺さぶられることでしょう。
JRの境港駅から約800mに渡って続く「水木しげるロード」も多くの妖怪がお出迎えしてくれて散策を楽しめます。
そして境港で獲れる新鮮な魚介類の海鮮丼もお忘れなく!
目次
水木しげるロード
JR境港駅から約800mに渡って伸びているのが水木しげるロード。
<JR境港駅>
ホームには鬼太郎列車が止まっていました。
駅を出てすぐのところに、水木先生が漫画を描いている像がありました。表情がとっても活き活きしていますね。
私が訪れた平日の夕方5時頃の水木しげるロードは人影も少なく静かでした。
日が暮れた夜はもっと妖怪の雰囲気が出るかもしれません。また改めて歩いてみたいです。
水木先生と奥さんの像。このようにロードのあちこちに水木しげるさんに関連した像が立っています。
妖怪をテーマとしたお店も軒を連ねています。
ん?町なかにアオサギ降臨?
水木しげる記念館
こちらが2024年4月20日にリニューアルオープンした水木しげる記念館です。
<水木しげる記念館/©水木プロ>
境港駅から見て水木しげるロードの最後の方に建っています。
記念館のエントランスには、鬼太郎と目玉おやじが回っていました。
鬼太郎が墓場で生まれる時のシーン。ここで記念写真を撮る人多数だそう。(企画展「鬼太郎の誕生ー生まれ変わる四つの物語」は2025年4月6日(予定)まで)
<妖怪ポスト>
ゲゲゲの鬼太郎の世界観が感じられますね。あの歌が聞こえてきそうです。
館内には、小さなこどもは泣き出してしまいそうなおどろおどろしい妖怪の世界もあるのですが・・・
水木しげるさんの人生をしっかりとたどるエリアが充実しており、これらがとても見ごたえのあるものでした。
特に戦争中に体験した悲惨な出来事はその後の水木しげるさんの人生に大きな影響を与えました。
それを知った上で水木作品を見るとますます感慨深いものになるでしょう。
大人がしっかり楽しめる水木しげる記念館です。
水木しげる記念館の基本情報
- 住所:鳥取県境港市本町5番地
- TEL:0859-42-2171
- 営業時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
- 公式サイト:水木しげる記念館
境港グルメ
全国でも有数の漁獲量を誇る境港。
これは味わうしかありません。
訪れたのは「漁師料理 和泉(いずみ)」。
水木しげるロードの真ん中辺りから少し中に入ったところにあります。
店内はカウンターと小あがりの座敷の席があり、おひとり様でも入りやすい雰囲気でした。
このお店でいただいたのがこちら。
<あじなめろう850円>
絶品でした。あじの身がごろごろっ、ぷりぷりっ、きゅっきゅっと贅沢な歯ごたえ。味噌の味付けも濃すぎずちょうどよい塩梅でした。
<海鮮丼2,250円>
右上からマグロ、かんぱち、旭鯛(あさひだい)、あじ、真鯛 それぞれのネタが3切れづつ入って魚をたっぷり味わえます。
中でも旭鯛が美味しかった。ぷりぷりキュッキュッと食感と旨みが新鮮で活き活きしていました。
ホールにいたアルバイトらしき若い女の子に「旭鯛、初めて食べたけど美味しいですね」というと「そうでしょう!私も大好きなんです」と返してくれました。
お刺身というとパートナーはやはり日本酒です。鳥取は日本酒王国。和泉さんでは「トップ水雷(辛口)」と場所柄か隠岐のお酒「隠岐誉(甘口)」が並んでいました。
両方飲みましたが、どちらも魚にベストマッチングのふくよかな味でした。
境港から見た境水道の景色。向こうに見えるのは島根県松江市です。
境港、いいとこでした~。
ぜひお出かけください。きっと水木しげるさんのファンになると思いますよ。
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。