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【アメリカ】ニューヨークの新しい観光名所に行ってみよう
ニューヨーク観光の定番といえば、自由の女神やタイムズスクエア、セントラルパーク、メトロポリタン美術館、グランドセントラル・ターミナルといったところでしょうか?ガイドブックにも、必ずこれらの場所は載っています。
しかし、ニューヨークはパンデミックを経て大きく変わりました。パンデミックの間やその後に、新たな施設が続々と誕生し、また以前からあった場所が新たに注目され始め、年中一般開放され始めたりなどして、新たにニューヨークの観光名所に加わりました。
今回は、新しくできた観光名所と、以前からあったものの最近注目されるようになった観光名所を6カ所ご紹介します。
目次
- 1. サミット・ワン・バンダービルト(SUMMIT One Vanderbilt)
- 2. リトルアイランド(Little Island)
- 3. クリスピークリームのタイムズスクエア旗艦店(Krispy Kreme Times Square Flagship)
- 4. ガバナーズアイランド(Governors Island)
- 5. ストーンウォールイン(Stonewall Inn)
- 6. ニューヨーク交通博物館(New York Transit Museum)
1. サミット・ワン・バンダービルト(SUMMIT One Vanderbilt)
<Photo Courtesy of SUMMIT One Vanderbilt>
グランドセントラル・ターミナルに直結している高さ427mの高層ビル「ワン・ヴァンダービルト」の91階~93階に作られた没入型展望台。パンデミック最中の2021年にオープンしました。360度パノラマでマンハッタンの景色が見渡せるというだけではなく、全面鏡張りの部屋や高所恐怖症の人にはちょっと怖い床までガラス張りのエレベーター、映像や音によるトリック体験など、まったく新しい形の展望台です。
展望台行きのエレベーターがある入口は、One Vanderbiltビルの地下1階にあります。入口へは、Vanderbilt Aveと43 Stの角のOne VanderbiltのTransit Hallと42丁目に面した45 East 42nd St(Madison Ave & Vanderbilt Ave)、グランドセントラル・ターミナルのメインコンコースからと3カ所からアクセスできます。
日中はまぶしい場合があるのでサングラスを持参することと、鏡張りの床があるのでスカートは避けること、歩きやすい靴で行くことが推奨されます。
SUMMIT One Vanderbilt
- 住所:45 E 42nd St, New York
- 営業時間:9:00~0:00
- 料金:1人(13歳以上)43ドル~ 子ども(6~12歳)は37ドル~ (日にちや時間によって変動します)
- 公式サイト:SUMMIT One Vanderbilt
2. リトルアイランド(Little Island)
<Photo by Michael Grimm>
ハドソン川に浮かぶミートパッキング地区の水上公園「リトルアイランド」。こちらもパンデミックの真っただ中、2021年5月21日にオープンして、瞬く間に人気の観光名所になりました。
入口は、マンハッタンの西の端を走るウエストサイドハイウェイの13 Stと14 Stのあたりにあります。
この公園には芝生が広がり、たくさんの花や草木が植えられ、コンサートや色々なイベントが開催される屋外劇場や広場があります。公園への入園は無料ですが、イベントによっては有料のものもあります。
ニュージャージー側の美しいサンセットが見られる夕暮れ時がおすすめです。ホイットニー美術館やハイライン、チェルシーマーケットから近いので、まとめて観光するのに便利です。
Little Island
- 住所:Pier 55 in Hudson River Park at, W 13th St, New York
- 開園時間:6:00~0:00
- 公式サイト:Little Island
3. クリスピークリームのタイムズスクエア旗艦店
タイムズスクエアのど真ん中にあるクリスピークリームの旗艦店。元ハーシーズがあった場所にあります。こちらはパンデミックが始まってまだ半年しか経っていない2020年9月にオープンしました。ニューヨークでは6月に外出禁止令が発令されていたので、なんというタイミングにオープンしたのでしょう。オープン当初は店の前にソーシャルディスタンスをとってマスクをした人々の列ができていました。
ここでは、ドーナツ作りの様子を見学できたり、クリスピークリームグッズを販売していたり、まるでテーマパークのようです。
同店でしか買えない限定のビッグアップルドーナツもあって、お値段は少々高めの10ドル。緑色の立派な箱に入った真っ赤なギラギラのリンゴ型ドーナツは、あまり食欲をそそりませんが、見かけほど甘くはなく中に入ったクリームがおいしいと評判です。SNS用に、友達と割り勘で1個だけ買ってみるのはいかがでしょう?
Krispy Kreme Times Square Flagship
- 住所:1601 Broadway (48 St), New York
- 電話: +16465401153
- 営業時間:8:00~0:00(金・土曜は翌2:00まで)
- 公式サイト:Krispy Kreme Times Square Flagship
4. ガバナーズアイランド(Governors Island)
<Julienne Schaer / NYC Tourism + Conventions>
マンハッタンの南端から5分ほどのところにある緑あふれる小さな島。この島から、自由の女神やマンハッタンを見渡すことができます。過去には軍事基地として利用されていたため、旧軍事要塞などの施設が残っています。
以前は、夏の間だけ期間限定で一般に開放されていましたが、2021年9月から年中訪れることができるようになりました。この島へは、ロウワーマンハッタンのサウスストリート10番地にあるバッテリー・マリタイム・ビルディングからThe Trustが運営するフェリーで行くことができました。
島では、レンタサイクルを借りるのがおすすめです。島は小さいので、30分ほどで1周できます。日帰りでのサイクリングや散布、ピクニックだけでなく、レストランやスパ、おしゃれな宿泊施設もあるので、バケーション気分でゆっくり楽しむこともできます。コンサートや様々なイベントも、随時開催されています。
Governors Islandへは、フェリーを利用します。
The Trustフェリー
- チケット購入
- チケット料金:往復5ドル(65歳以上と12歳以下は無料)
市営NYCフェリー
- 乗り場:Wall Street/Piar 11
- 料金:無料(予約はできず早い者勝ちです)
- 運行スケジュール
- 運行期間:夏季の週末と祝日のみ
5. ストーンウォールイン(Stonewall Inn)
グリニッジビレッジの地下鉄クリストファー駅からすぐのところにあるLGBTQ+の聖地と呼ばれるゲイバー「ストーンウォールイン」。1969年に、当時、迫害を受けていた同性愛者の人々が、警察による踏み込み捜査を受けた際、初めて警官に真っ向から立ち向かって暴動となった事件「ストーンウォールの反乱」が起きた場所です。
以前は、今よりずっと肩身の狭い思いをしていた同性愛者など性的少数者の人々。この店に出入りするとおかしな目で見られるなど、ちょっと近寄りづらい"禁断の場所"というイメージがありましたが、今では、LGBTQ+への関心が高まり、この店もすっかり観光地化しました。ライブやコメディーなどのエンターテインメントもあり、平日はハッピーアワーもやっています。
Stonewall Inn
- 住所:53 Christopher St, New York
- 電話番号:212-488-2705
- 営業時間:14:00~翌4:00(土・日曜は13:00~)
- 公式サイト:Stonewall Inn
6. ニューヨーク交通博物館(New York Transit Museum)
こちらはちょっと地味な観光名所。ブルックリンにあります。廃止された旧コート・ストリート駅を改装して作られたもので、ニューヨーク市の地下鉄やバス、鉄道、橋やトンネルの仕組みや歴史を紹介するちょっとマニアックな博物館です。
鉄道好きの方には、おすすめの穴場観光スポットです。最寄り駅は、地下鉄2・3・4・5線のBorough Hall駅。
グランドセントラル駅の中には、交通博物館のギフトショップがあって、毎年、冬になるとミニチュアのトレインショーが展示され、ホリデーシーズンの風物詩となっています。
New York Transit Museum
- 住所:99 Schermerhorn St, Brooklyn, NY
- 電話番号:(718) 694-1600
- 入館料:大人10ドル、子ども(2~17歳)シニア(62歳以上)5ドル
- 営業時間:10:00~16:00
- 定休日:月・火・水曜
- 公式サイト:New York Transit Museum
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。