公開日:
最終更新日:
【イタリア】ミラノ在住者の土曜のルーティン ー春夏編ー
目次
9:00 カフェで朝食
土曜はゆっくり寝て、起きたらカフェへ向かいます。イタリアの朝食は基本ビスケットやブリオッシュなど、甘いものとカプチーノをいただきます。平日はバタバタとお家で食べますが、休日はカフェでゆっくりと。アプリコットのジャムやピスタチオのクリーム、チョコレートなど多彩なフレーバーのブリオッシュ、パンオショコラなどがショーケースに並びます。カウンターで立ち飲み&食いしてる人が多いのもイタリアの朝カフェの風景ですね。
日本での生活との違い
日本では大阪のカフェが集まるエリアに住んでいたので、この習慣は以前もしていました。カフェはいつでもどこでも大好きな存在です。
<この日は行ってみたかったリバティ様式のカフェ「Osteria Del Binari」へ>
<ブリオッシュは見た目はクロワッサンのようですが、食感はソフト>
<定番の朝食のカプチーノ&ブリオッシュをチョイス>
年代もののインテリアやカラーリングがとても好みでした。
Osteria Del Binari
- 住所:Via Tortona, 1, 20144 Milano MI
- 営業時間:7:00~15:30 19:30~翌1:00
- 定休日:無休
- 公式サイト:Osteria Del Binari
10:00 メルカート&スーパーで買い出し
郊外の車がないと不便な場所に住んでいるため、メルカート&郊外の大型スーパーへ毎週土曜の午前中にイタリア人夫と買い出しに行きます。イタリア人夫は料理好きなので基本彼が料理を担当しています。そのため買い出しも彼が率先して行います。
まず、野菜や果物、卵はメルカートの対面販売で購入、そしてスーパーへ。日によってはハムや魚介類なども専門店に立ち寄って超フレッシュなものを購入します。イタリアは店員との会話がとにかく盛んです。フランクな会話や名前で呼ばれている常連さんの姿は憧れ。
日本での生活との違い
近くに深夜まで営業するスーパー、そしてコンビニがそこら中にあったので買い出しはその都度でした。お惣菜やテイクアウトも充実しているので毎日自炊をする必要はなかったですね。
<曜日ごとに各場所にメルカート=青空市場が出ています>
<行きつけの八百屋さんで旬のフルーツ&果物を買います>
<スーパーマーケット。ハムや鮮魚などはスタッフにオーダーします>
<ハム、生ハム、サラメなどが多彩なラインナップ>
<朝食用の甘いクッキーなども種類豊富に並んでいます>
12:00 おうちランチ
メルカート&スーパーから帰ってきたら、買ったものを使ってすぐにランチの用意。私はシーフードが好きなので、ムール貝やアサリ、魚など、鮮魚店の美味しそうなものを見つけて、彼がクッキング。平日ディナーは炭水化物を極力避けているので、土曜のランチはパスタの登場が多めです。
パスタの種類はショート系からスパゲティなど数多くあり、細めのスパゲティ一派だった私も今は、いろんな種類を試すのを楽しんでいます。
日本での生活との違い
平日は仕事をしていたので、週末ランチは友人たちと過ごす楽しい時間でした。
<この日は美味しそうなイカを買ったのでイカとトマトのパスタ>
<デザートは、最近ハマって作っているチーズケーキ>
14:00 アート鑑賞
ロンバルディア州のアート施設の年パス「musei card」を最近作ったので、食後は美術館をハシゴします。ミラノをはじめロンバルディア州には大小さまざまな美術館があるので、そこをじっくり鑑賞するのが楽しいです。
ミラノには日本のようなテーマパークや商業施設といったエンタメ施設がそれほど多いわけではないので、上手に楽しみを見つけていければと思っています。
日本での生活との違い
美術館は海外旅行で!というスタンスでした。年に数回、京都で楽しい展示があれば行く!という感じでした。
<ミラノの「ポルディ・ペッツォーリ美術館」>
<美しいステンドグラスが輝く貴族の邸宅です>
<ヴィーナスの誕生で有名なボッティチェリの二作品>
Museo Poldi Pezzoli
- 住所:Via Alessandro Manzoni, 12, 20121 Milano
- 営業時間:10:00~19:39
- 定休日:火曜
- 入場料:14€
- 公式サイト:Museo Poldi Pezzoli
<デザインの美術館「ADI Design Museum」>
<ミラノといえば、デザイン。デザインに特化した展示も楽しいです>
ADI Design Museum
- 住所:Piazza Compasso d'Oro, 1
- 営業時間:10:30~20:00
- 定休日 金曜
- 入場料:15€
- 公式サイト:ADI Design Museum
16:00 ジェラテリア
ちょっと暑い日はジェラートが食べたくなるもの。そして、そんな日はどこのジェラテリアも長蛇の列です。でも大丈夫、回転が早いのですぐにオーダーできます。春はクリーミー系、暑くなるとさっぱりフルーツ系、そして猛暑になるとシャリっと清涼感のあるグラニータが食べたくなります。イタリアは個人経営のジェラテリアさんが町の至る所にあり、お店やフレーバーをその日の気分で選ぶのが楽しいです。
日本での生活との違い
アイスクリーム屋さんも好きですが、コンビニのアイスが美味しいので仕事の合間や帰りに食べちゃっていました。
<愛らしい店内の郊外ジェラテリアへ>
<イチゴとミルクのジェラートをチョイス>
19:00 アペリティーボ
ミラノ発祥の食前酒ことアペリティーボ文化。夕食が20:00や21:00と遅いので、その前に飲むハッピーアワーのような感覚です。ドリンクをオーダーするとスナックやミニパン、オリーブなどがセットで付いて来るので、休日の夜は晩ごはんの代わりに利用します。私はお酒が弱いのですが、どこのお店にもノンアルコールカクテルが用意されていて、それが美味しいこと!お店によってはブッフェスタイルで食事を食べられて、それをアペリチェーナ(チェーナ=夕食)と呼ぶことも。
日本での生活との違い
日本は夕方からオープンしている居酒屋やバール、ダイニングがあるので便利ですよね。
<私はノンアルコールカクテル、イタリア人夫はアペロールスプリッツ>
<追加でピザもオーダー>
最後に
私は40代に突入してイタリア生活を始めたので、大阪の生活がどれほど便利だったかを実感しています。旅行&住み始めこそ新鮮!ではありますが、どこに住んでも慣れてしまえば日常なのだと思います。だからこそ、置かれた状況でどう楽しみを見つけて楽しむかが私にとっての肝!そして、日本の生活もイタリアの生活もどちらも愛おしいです。
不便なことは多いですが、噛めば噛むほど美味しいイタリア生活をこれからも吟味したいと思います。
関連記事
Rankingイタリア記事ランキング
-
YUKITALIA
- 真のミラネーゼになるべく、2021年よりミラノに移住した雑誌の編集・ライター。王室&貴族とテルメが大好き。