目指せタッチュー!沖縄の離島「伊江島」へ行ってみよう

沖縄本島から日帰りでも行ける離島「伊江島」をご存じでしょうか。フェリーで片道30分と手軽に行ける伊江島はタッチューと呼ばれる特徴的な姿をした山がシンボルの離島。山あり、海あり、花ありの離島へ行ってみませんか?

目次

伊江島へ行ってみよう

城山(ぐすくやま)、通称タッチューとい呼ばれる山

城山(ぐすくやま)、通称タッチューとい呼ばれる山

伊江島は一周が約22kmの小さな島で、中心には城山(ぐすくやま)、通称タッチューとい呼ばれる山があります。遠くから見てもタッチューの存在が目立つので伊江島は身近に感じる離島といえます。

そして伊江島は山だけではなく美しい海にも囲まれた島でもあり、ロングビーチがあることでも知られています。そんな豊かな自然に溢れる伊江島には観光スポットが点在していてのんびりと離島気分を味わうにはもってこいの島といえます。

伊江島に渡るフェリー

伊江島に渡るフェリー

中心には城山(ぐすくやま)、通称タッチューとい呼ばれる山

伊江島に渡るには沖縄本島中部、本部町を目指しましょう。人気の観光スポット、美ら海水族館からも近い本部港から伊江島に渡るフェリーが出ています。

通常は1日4本ですが、ゴールデンウイークや夏季などの繁忙期は最大8本までありますので日帰りも十分可能です。運賃は往復で大人1,390円で、片道約30分の気軽な船旅を楽しめます。船内には売店もあり、軽食やコーヒーなども購入可能です。

またレンタカーごと島に渡りたい方は、フェリーに乗せられる車の台数には限りがありますので早めに予約をしておきましょう。もしフェリーが満車状態の時は伊江島でレンタカーを借りることができますし、レンタサイクルや電動キックボード、電動ミニカーなどちょっと変わった車のレンタルもできますよ。小さな島ではありますが、まずは足の確保だけはしておきましょう。準備ができたら、伊江島の観光スポットを巡っていきましょう!

ニャティヤ洞

ニャティヤ洞

伊江島の南西部にある「ニャティヤ洞(ガマ)」は伊江島の代表的な観光スポットのひとつです。別名「千人洞(ガマ)」とも呼ばれるニヤティヤ洞は海上から見ると大きな岩があることで死角になっています。そのため、戦時中は島民たちの防空壕としても利用され、多くの人の命を救った洞窟でもあるのです。

そんなニャティヤ洞は今でも島民にとっては祈りを捧げる神聖な場所。また子宝に恵まれるパワースポットとしても知られています。

子宝に恵まれるパワースポット

子宝に恵まれるパワースポット

ニャティヤ洞(ガマ)

ニャティヤ洞(ガマ)

そんなニャティヤ洞へは眼前には美しいエメラルドグリーンの伊江島の海が広がる高台から階段を下りるように入っていきます。別名が千人洞と呼ばれるのはダテではなく、地上からは想像もつかないほどに広大な洞窟が広がっています。本当に千人くらいは入れるだけの面積がありそうに見え、どこまでも続いていくような錯覚にも陥ります。

子授けの神とされるビジル石

神秘的な洞窟内には子授けの神とされるビジル石が置かれています。子宝を授かりたいと祈願して持ち上げれば願いが叶うとされ、持ち上げて石が軽いと感じれば女の子、思いと感じたら男の子を授かると言われています。洞窟まで降りられない人のために、駐車場にはレプリカが展示されています。

ニャティヤ洞内にはハート型に見えるポイント

またニャティヤ洞内にはハート型に見えるポイントもありますので探してみて!

ニャティヤ洞

  • 住所:沖縄県伊江村川平川平地内
  • アクセス:伊江港から車で約10分
  • 駐車場:あり

湧出展望台

湧出展望台

湧出展望台

湧出展望台

湧出展望台

湧出(わじー)展望台は伊江島の北側にある高さ60mもの断崖絶壁にあります。湧出とは、読んで字のごとく湧き水のこと。断崖の下に湧き水があり、良質な水がこんこんと海中に流れ込んで行くスポットであり、島民にとっては生活に直結した地なのです。実はこの崖下からは水質のよい水が湧いており、今もなお飲料水として利用されているのです。伊江島の人気商品「伊江ソーダ」などもこの水を使って作られているそうです。

ここからは眼下に荒々しくも美しい伊江島北側の海が一望でき、天気が良ければ彼方には伊平屋島、伊是名島も望めます。

湧出展望台

  • 住所:沖縄県伊江村東江上
  • アクセス:伊江港から車で約15分

城山・タッチュー

城山・タッチュー

城山・タッチュー

伊江島のシンボルといえば島の中心にそびえる特徴的な形をした城山(ぐすくやま)。通称タッチューと呼ばれていますが。タッチューとは沖縄の方言で先がとがったものの意味。

そんなタッチューの標高は172mという低い山です。いや、山というよりはむしろ岩山と表現した方がいいかもしれません。実はこの山は島の土台の部分よりも7千万年も古いといわれており、古い岩盤が新しい岩盤の下に潜り込み、一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗っかったという「オフスクレープ現象」によって成り立った山だそう。ちなみにその現象が見られるのは世界でもここ伊江島だけとされている、貴重な自然でもあったのです。

さてそんなタッチューへ登るには城山登山口を目指しましょう。この登山口はほぼ中腹に位置していて、駐車場もありますので車で半分くらい登れるようなイメージになります。登山口から山頂までは順調に歩けば約20分ほどでしょう。

タッチューへ登るには城山登山口を目指しましょう

タッチューへ登るには城山登山口を目指しましょう

タッチューは尖った形

タッチューは尖った形をしているため、登山道じたいはなかなか急角度になっています。大半は階段になっており、山頂までは300段弱の階段があります。しばらくは森の中を進んで行きますが、半分以上登った辺りからは視界が開けだして一気に伊江島を一望できるようになります。

伊江島を一望

伊江島を一望

伊江島を一望

伊江島を一望

そして急こう配に足が悲鳴をあげ始めたころ、ようやく頂上へと辿り着きます。頂上からは遮るもののない、文字通り360度の大パノラマが待っています。手に届くように伊江島の隅々までが見渡せる絶景はここまでの疲れを吹き飛ばしてくれるでしょう。

城山(タッチュー)

  • 住所:沖縄県伊江村東江上
  • アクセス:伊江港から車で約10分
  • 駐車場:あり

リリーフィールド

リリーフィールド

リリーフィールド

伊江島は実は百合の島としても有名です。毎年ゴールデンウイークの頃になると「伊江島ゆり祭り」が開催され、多くの観光客が伊江島を訪れます。

その「伊江島ゆり祭り」のハイライトといえば、リリーフィールド公園の一面に咲き乱れる、伊江村の村花であるテッポウユリ。なんとその数は100万輪!青い海や空とテッポウユリのコントラストはまさに圧巻の光景。期間中は連日屋外イベントなどもあり、伊江島は島をあげて大きく盛り上がります。リリーフィールドはそんな祭りの会場になっています。

リリーフィールド

  • 住所:沖縄県伊江村東江上3087
  • アクセス:伊江港から車で約15分
  • 駐車場:あり

ハイビスカス園

ハイビスカス園

ハイビスカス園

ハイビスカス園

ハイビスカス園

ハイビスカス園

ハイビスカス園

ハイビスカスといえば南国の花の代表格ですね。そんなハイビスカスの花を存分に見てみたい方は「伊江島ハイビスカス園」へ行ってみましょう。この伊江島ハイビスカス園の始まりは2004年に行われた浜名湖でイベントに出品されていたハイビスカスを譲り受けたところから。

譲り受けたハイビスカスは200品種、500株だったのが、その後は育種、増殖を重ねて約2000種類を超えるハイビスカスがある、日本最大規模のハイビスカス鑑賞施設になっているのです。

展示はコーラル系、オールド系、ハワイアン系、原種と多種多様であり、しかも伊江島で交配されたオリジナル品種もあります。施設は2019年にリニューアルされており、中でも「映える」写真が撮れるハイビスカスプールは必見!花は毎日入れ替えられているそうです。

営業時間は午前9時から午後5時まで、ハイビスカス展示棟のみ有料となっています。入園料は一般300円です。

伊江島ハイビスカス園

  • 住所:沖縄県伊江村東江前3614-1
  • アクセス:伊江港から車で約10分
  • 駐車場:あり

伊江ビーチ

伊江ビーチ

伊江ビーチ

伊江ビーチ

伊江ビーチ

伊江島には美しいビーチもありますので行ってみましょう。その名も「伊江ビーチ」は、伊江島青少年旅行村の中にあるビーチで、キャンプ場の管理エリア内にあるため、入場料がかかります。しかし、島の東側に沿って約1kmも続く白砂のロングビーチは一見の価値あり。夏はマリンスポーツも存分に楽しめるビーチになります。

伊江ビーチ

  • 住所:沖縄県伊江村東江前2439
  • アクセス:伊江港から車で約5分
  • 駐車場:あり

ゆったり時間の流れる伊江島へ

伊江島はリゾート化されていない、素朴でのどかな離島。それゆえに美しい海や豊かな自然が残されており、都会の喧騒を逃れてゆっくりとした時間を過ごしたい方にはもってこい。日帰りでも気軽に行くことができる離島、伊江島。ぜひ一度訪ねてみてください。

ぐるり伊江島(伊江島観光協会):https://ie-kankou.jp/

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