フランスの魅力的な都市7選! 観光客数世界一のパリや歴史あるリヨンなど

フランスの魅力的な都市7選! 観光客数世界一のパリや歴史あるリヨンなど

ヨーロッパ随一の観光大国「フランス」。数多くの世界遺産や広大な自然を有するフランスは、地域によって特徴や魅力もさまざまです。芸術の都として名高いパリや、ワインの街として知られるボルドー、フランス最古の港湾都市マルセイユ。どの街も見ごたえのある観光スポットが盛りだくさんです。今回はフランスの有名な7都市を、その魅力もあわせてご紹介します。

目次

<1. 観光客数世界一の「パリ」>

<2. 海岸沿いのリゾート地「ニース」>

<3. 2000年以上の歴史を持つ「リヨン」>

<4. フランス最大の港湾都市「マルセイユ」>

<5. ワインの産地として有名な「ボルドー」>

<6. 市の全体が世界遺産の「ストラスブール」>

<7. 巡礼地として有名な「ルルド」>

1. 観光客数世界一の「パリ」

パリのエッフェル塔とセーヌ川
<出典元:写真AC

フランスの首都・パリは、国内で最も多くの観光客が訪れるという都市です。山手線と同じくらいの広さを持つパリは20の区に分かれており、エリアによって街並みや雰囲気も大きく異なります。ここでは、パリの魅力や観光スポットなどをご紹介します。

パリはどんなところが魅力的?

パリはファッションや芸術、グルメなどさまざまな魅力がつまった都市です。

有名な観光スポットといえば、凱旋門が建つシャンゼリゼ通りや多数の美術館が集まるルーヴル・オペラ地区、エッフェル塔エリアなど。そのほか、パリの下町・モンマルトルなど、同じ市内でも少し離れると雰囲気はガラッと変わります。

「フランスといえば」が集まるパリは、どこへ行っても見どころ満載。何度訪れても新たな発見があるのがパリの大きな魅力です。

パリでできること

芸術の街パリは美術館の宝庫。ルーヴル美術館などの有名な美術館から、個人のギャラリーまで大小さまざまな美術館が集まっています。

自分の興味に合わせて、美術館巡りをするのもおすすめです。場所によっては予約が必要な場合もあるので、事前にどの美術館に行くか決めておくと良いでしょう。

また、パリはルイ・ヴィトンやエルメスの本店があるファッションの街。高級ブランドから雑貨店まで幅広いショップが集まっているので、観光だけではなくショッピングも楽しめます。

パリは有名な観光スポットが集まっているので観光客が多く、その分待ち時間が長くなったり入場制限がかかったりすることも。そんなときは、観光ツアーに参加するのもおすすめです。日本語ガイド付きで名所を巡ることもできるので、初めての海外旅行で不安な方でも安心して楽しめますよ。

2. 海岸沿いのリゾート地「ニース」

ニース市街
<出典元:写真AC

フランス最大のリゾート地・ニース。19世紀からヨーロッパの王族貴族を魅了してきた、地中海沿いの人気観光都市です。

ここでは、ニースの魅力や観光スポットなどをご紹介します。

ニースはどんなところが魅力的?

ニースは、地中海沿いに広がるエリア「コート・ダジュール」の中心都市。イタリアの国境に近いため、イタリアの影響を受けた街並みや料理なども多く見られるのがニースの特徴です。

一年を通して温暖な気候なので、バカンスを過ごすのにもピッタリ。夏は海水浴、冬はカーニバルやお祭りなどのイベントを楽しめます。青い海と青い空の下でゆったりとした時間を過ごせるのがニースの大きな魅力です。

ニースでできること

ニースといえば、美しい海! 海岸沿いには、ホテルなどが運営するプライベートビーチと、誰でも入れるパブリックビーチがあります。海水浴や日光浴をして、南フランスのゆったりとした自然を感じるのもおすすめです。

海岸近くにはカフェやレストランもたくさんあるので、新鮮魚介を使ったニース料理を楽しむこともできます。

また、冬場はカーニバルも有名です。毎年2月中旬頃から2週間に渡って開催され、世界各地から約100万人もの観光客が訪れる、冬のニースのビッグイベントです。期間中は趣向を凝らした山車が大通りをパレードします。イルミネーションや、花を投げ合う花合戦などのプログラムもあり、丸一日参加しても飽きません。

ニース観光をするなら、夏は海、冬はカーニバルと、季節を問わず楽しめますよ。

3. 2000年以上の歴史を持つ「リヨン」

リヨンベルクール広場
<出典元:写真AC

リヨンは、ローマ帝国の時代から2000年以上もの歴史を持つ都市として有名です。また、中世より「絹の町」として栄えたヨーロッパ有数の商業都市でもあり、当時の建物や史跡などが今も残っています。

ここでは、リヨンの魅力や観光スポットなどをご紹介します。

リヨンはどんなところが魅力的?

リヨンの魅力のひとつは、世界遺産にも登録されているリヨン歴史地区です。イタリアルネッサンス様式の建物が集まっており、石畳の街並みが大きな特徴です。

車が通れないほど細い道が多いため、路地と路地を行き来できる抜け道「トラブール」が数多く残っています。これはかつて絹織物産業が盛んだったころ、商品を雨に濡らさずに運ぶための道で、リヨン独自の文化。

現在は、レストランやお土産店なども多く建ち並んでいます。歴史ある街並みを散策すると、いろいろな魅力に気づけますよ。

リヨンでできること

リヨン歴史地区の一部であるフルヴィエールの丘には、リヨンのシンボル・フルヴィエール大聖堂や、古代ローマ劇場などの観光スポットが集まっています。これらの史跡を巡りながら、歴史地区の散策をするのもおすすめです。

数多く残る抜け道トラブールのなかには見学可能なものもあるので、散策と一緒にトラブール巡りも楽しめるでしょう。

また、リヨンは美術館や博物館も多く、リヨンでうまれた絹織物の作品を展示する織物博物館などもあります。美しい刺繍が施されたドレスやタペストリーなど、さまざまな展示品が収蔵されており、織物芸術の分野ではヨーロッパ最大級の規模を誇ります。ファッションに興味がある方は必見ですよ。

4. フランス最大の港湾都市「マルセイユ」

マルセイユは、古くから南フランスの海の玄関口として栄えた都市。フランス最大の港で、世界各国の人々が行き交う異国情緒あふれる観光スポットです。

ここでは、マルセイユの魅力や観光スポットなどをご紹介します。

マルセイユはどんなところが魅力的?

マルセイユは、紀元前600年頃に古代ギリシャ人によって建設された、ヨーロッパ最古の港といわれています。市内には城や聖堂などのさまざまな史跡が残されており、長い歴史を感じさせる観光スポットが盛りだくさん。

また、2013年に欧州文化首都に指定されたことがきっかけで、多くの文化施設が続々とオープンしました。個性的な建物が点在しており、芸術や文化の街としても人気の観光スポットです。

マルセイユでできること

マルセイユハーバー
<出典元:写真AC

マルセイユを訪れたら、旧港散策がおすすめです。小型船やヨットが美しく並んでおり、活気のある港町の雰囲気を楽しめます。

早朝には朝市が開かれるので、近くのカフェでモーニングや、ランチで新鮮な魚介をいただくのも良いでしょう。マルセイユ名物のブイヤベースも味わってみてくださいね。

マルセイユでは史跡巡りもおすすめです。街のシンボルであるノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院や、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』に登場するイフ城など、見逃せない観光スポットがたくさんあります。どちらも入場無料なので、気軽に訪れることができますよ。

市内には史跡だけではなく、有名な建築家ル・コルビュジエが設計した建築作品や、隈研吾が設計したマルセイユ現代美術センターなどもあります。現代建築やデザインに興味がある方は、建築散歩もおすすめです。

5. ワインの産地として有名な「ボルドー」

ブルス広場
<出典元:写真AC

ボルドーは、世界的に知られるワインの生産地です。ワイン貿易のおかげで黄金時代を築き、街中には18世紀に建てられた重厚な建築物が数多く残っています。

ここでは、ボルドーの魅力や観光スポットなどをご紹介します。

ボルドーはどんなところが魅力的?

ボルドーの魅力は、なんといっても世界最高峰とも呼ばれるボルドーワインです。街にはたくさんのワインバーやレストランがあり、試飲や飲み比べなどができるお店もあります。ワイン好きにはたまらない観光スポットです。

ワイン貿易が盛んだった時代に建てられた酒蔵などが今も残されており、歴史散策も楽しめます。さまざまなワイン体験ができるのが、ボルドーの大きな魅力です。

ボルドーでできること

ボルドーでワインをいただくなら、シャトー巡りがおすすめです。シャトーとは醸造所のことで、ボルドーには見学を受け付けているシャトーがたくさんあります。ブドウがワインになるまでの過程を見学でき、その後はテイスティング体験をすることも可能。本場のワインをたっぷり味わうことができます。

街の中心部には、キリスト教聖地巡礼路の一部として世界遺産にも登録されているサンタンドレ大聖堂や、フランスで最も美しいとされる大劇場などの人気観光スポットなどがあります。大劇場の近くに繁華街もあるので、観光スポット巡りの後にビストロでボルドーワインをいただくのもおすすめですよ。

6. 市の全体が世界遺産の「ストラスブール」

ストラスブール
<出典元:写真AC

ストラスブールは、フランス北東部に位置するアルザス地方最大の都市です。ドイツの国境に接しているため、ドイツの影響を受けた建物やグルメなどがたくさんあります。

ここでは、ストラスブールの魅力や観光スポットなどをご紹介します。

ストラスブールはどんなところが魅力的?

ストラスブールの主な見どころは、イル川に囲まれた旧市街に集まっています。旧市街は街全体が世界遺産に登録されており、ゴシック建築の代表格であるノートルダム大聖堂や、ドイツの影響を受けた木骨組みの家が建ち並ぶプティット・フランスと呼ばれるエリアなどが代表的です。

建物や看板など、街の至るところでドイツの伝統を感じることができ、アルザス地方独自の文化を楽しめるのが魅力のひとつです。

ストラスブールでできること

ストラスブールを訪れたら、建築巡りは外せません。街のランドマーク・ノートルダム大聖堂は、繊細な彫刻や聖堂内部にある巨大な天文時計など、どこを見ても迫力満点です。近くにノートルダム美術館もあるので、彫刻やステンドグラスなどのアルザス地方の美術品を鑑賞することもできます。

プティット・フランスの街並みも見逃せません。木骨組みの家々が軒を連ねるエリアで、まるで絵本の中に入ったかのような景色を楽しめます。フォトスポットとしても有名で、記念撮影をしながらアルザス風雑貨などのショッピングもできます。レストランでは、ドイツの影響を受けたアルザス料理を楽しめますよ。

7. 巡礼地として有名な「ルルド」

ルルドロザリオ聖堂<出典元:写真AC

ルルドは、カトリック最大の巡礼地として有名な都市です。世界各国から数多くの人々が訪れており、特に病気を持つ人にとって重要な聖地となっています。

ここでは、ルルドの魅力や観光スポットなどをご紹介します。

ルルドはどんなところが魅力的?

ルルドが巡礼地となった発端は、少女ベルナデットが聖母マリアから受けたお告げでした。お告げに従い、少女がある洞窟近くの地面を掘ると泉が湧き始め、その湧き水で病気が治癒する奇跡が何度も起こったといわれています。そこから、ルルドはカトリック最大の巡礼地となり、特に病気を持つ人々の心のよりどころとなっているそうです。聖域には、奇跡の泉や聖堂などが集まっており、神秘的な雰囲気を感じられます。

ルルドでできること

ルルドでは、マリアの奇跡にまつわるさまざまな施設を巡ることができます。マリアが現れたとされるマサビエルの洞窟からは現在も水が湧き出しており、近くに泉の水を引いた蛇口がたくさん並んでいます。ここでは好きなだけ水を持ち帰ることができるので、事前にお土産店でボトルを買っておくと良いでしょう。

そのほか、洞窟周辺にあるベルナデット博物館や、ベルナデットの生家である水車小屋も見学できます。どちらも無料で入れるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

フランスはどの都市も魅力的な観光スポットやグルメが盛りだくさん。世界遺産を巡る旅や、歴史やアートに触れる旅など、目的に応じて旅先を決めるのもおすすめです。フランスへの旅行を考えている方は、本記事を参考に観光プランを立ててみてくださいね。

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