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【イギリス】ロンドンで飲茶体験 ディムサム(點心)を楽しもう!
中華系の人々が多く暮らし、中華料理店が星の数ほどもあるロンドン。そして中華街をはじめ多くのレストランでランチとして楽しむことができるのが、飲茶(Yumcha ヤムチャ)です。
飲茶とは、香港やマカオ、中国の広東省など行われている習慣で、中国茶を飲みながら点心(てんしん)を食べること。こちらでは点心はディムサム(Dim sum 點心)として知られています。昼時から午後にかけて、時間とお腹に余裕があれば、ぜひ飲茶を楽しみに出かけてみましょう。
目次
ディムサムの注文の仕方
ディムサムのお料理は、お皿1枚または蒸し器のせいろひとつにつき、3つか4つといった形で運ばれてきます。メニューを参照しながら、マークシートのようなオーダー表に塗印を入れて注文したり、店員さんがワゴンで多種類を運んでくる中から選んで注文したりします。
メニューは、写真がついていたり、1皿ごとの個数が書いてあったりなかったり、お店次第です。オーダー方法やメニューの内容、分量などが不明な場合には遠慮なく聞いてみましょう。
テーブルに着くとまずは、オーダーをする前に「お茶はいる?」と聞かれます。
ディムサムのおすすめメニュー
蒸し料理や揚げ料理、腸粉というお餅のような食感の巻物料理、粥などが味わえます。
日本でもおなじみの小籠包や海老蒸し餃子、豚まんなどに加え、もっちりとした食感のコロッケや、はたまた蒸しパンやカスタード入りのパンやマンゴープリン、エッグタルトに杏仁豆腐など、デザート類も魅力的です。
小籠包。メニューでは「上海小籠包("Shanghai" Pork Buns")」となっていました。
海老蒸し餃子。
ディムサムを楽しむコツ
とにかくメニューの種類が豊富で、食べごたえのあるディムサム。各メニューとも、見た目はあまり量が多くないように見えても、意外とすぐに満腹感を覚えてしまいます。なので、なるべく大人数で訪れてシェアしながら、少しずついろんなメニューを試してみるのがおすすめです。とはいえ、1人で訪れている人も結構いるので、おひとりでチャレンジしても全然問題ありません。
揚げコロッケ(Savoury Meat Croquette)。外はサクサク、中はモチモチの皮の中にひき肉が入ったもの。日本のコロッケとは全く異なる食感。
ブタの形が可愛いカスタードまんじゅう!
香港系の友人家族と飲茶に出かけた際に、友人が自宅から持参していたのはなんと「Myハサミ」!調理用バサミというよりは文房具のハサミのようでしたが、それはさておき、頼んだものが来るとすぐに料理をハサミで食べやすい大きさに切って、いくつものお皿にササっと取り分けていました。こうすることで子どもたちも簡単に料理を味わえ、そして我々もさまざまな種類の料理を適量で楽しむことができ、納得の便利道具でした。
そして、頼み過ぎた、残してしまった、という場合には、遠慮せずに「お持ち帰り」の箱をもらいましょう。食べきれなかった分は自分で詰めて持ち帰り、後でゆっくり味わえばOKです。
一般家庭でも楽しめるディムサム
今日では、英国の一般的なスーパーマーケットでも、レディミールとして中華料理のメニューが多く提供されています。餃子(dumplings ダンプリングス)や春巻き(spring rolls スプリングロールズ)などが定番商品です。
こちらは英国を代表するスーパーマーケット、Marks & Spencer(マークスアンドスペンサー)の店舗の様子。ちょうど旧正月を迎える時期に訪れたため、関連セールが行われていました。メインディッシュ2点とサイドメニュー2点で15ポンドというオファー。
メインでは、英国の人気料理スイート&サワーチキン(酢鶏)、スペアリブ、ビーフ&ブラックビーンソースなど、サイドでダックや野菜の餃子などからチョイス!
Lunar New Year(旧正月)を祝うものとバレンタインデーのプロモーションが隣り合わせで陳列されているのも、多文化国家ならではの光景ですね。
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。