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【フランス】パリ在住者がおすすめする観光客にあまり知られていない無料の穴場美術館5選~
パリジェンヌが普段の生活で訪れている美術館にあなたも行ってみませんか?
パリの美術館といえばルーヴル美術館やオルセー美術館、ポンピドゥーセンターなどが有名ですが、パリにはまだまだ訪れるべき美術館が山ほどあるんです。ここ"光の街"と呼ばれるパリには180にも及ぶ美術館や歴史的建造物があふれています。
今回はパリ観光が初めての方にも、リピーターの方にも知って得する、芸術の秋に訪れるべきパリで無料の穴場美術館をパリ在住者がご紹介します。
「定番の美術館にはもう行ったことがあるし、何か新しい作品を見てみたい」「人混みはちょっと、、、ゆっくり作品を鑑賞したいな」そんな人たちにぴったり!観光雑誌にはあまり載っていない、無料で鑑賞ができて旅行の節約にもなる、そんなパリの穴場美術館で芸術の秋を楽しんでみませんか。
目次
- Musée Carnavalet カルナヴァレ美術館
- Musée Cognacq jayコニャック・ジョイ美術館
- Musée Zadkine ザッキン美術館
- Musée Bourdelle ブールデル美術館
- Petit Palais プティ・パレ美術館
- まとめ
Musée Carnavalet カルナヴァレ美術館
マレ地区の中心に1880年に開館した、最古のパリ市立博物館。歴史好きの人にはぜひ訪れてほしい美術館の1つ。なぜならここを訪れれば昔から現代までのパリの歴史を知ることができてしまうからです。
歴史を知っていればパリ観光がより楽しくなること間違いなし。絵画、彫刻、模型、看板、デッサン、版画、ポスター、貨幣、歴史的なオブジェ、家具など63万点近いアイテムを所蔵しています。
こちらは昔のパリの街中に多く見られた吊り看板などが並ぶ展示室。まるで昔のパリの街を散策しているような気分です。お子さん連れの方でしたら「この看板は何屋さんの物だったのかな」などと一緒にイメージをしながら鑑賞するのも楽しそうです。
Musée Carnavalet カルナヴァレ美術館
- 住所:23 Rue de Sévigné, 75003 Paris, France
- 開館時間:10:00~18:00
- 定休日:月曜日 ※ほか不定休あり
- 入館料:常設展無料(特別展は有料です)
- 公式サイト:カルナヴァレ美術館
Musée Cognacq jay コニャック・ジョイ美術館
マレ地区にあるこちらの美術館は主に18世紀の絵画や家具調度品、オブジェ、宝飾品などの美術品が展示されています。歴史ある邸宅ドノン館の美しさとロココ様式の美術品の美しさに、18世紀にタイムスリップしたかのよう。
ちなみに、ここの美術館はパリの有名デパート、サマリテーヌ創業者、コニャック・ジェイ夫妻の遺贈によって誕生した美術館なんです。当時の貴族たちの暮らしを想像しながら鑑賞するのはワクワクしてしまいます。
こちらの美術館は定期的にワークショップも開催しているので、本場パリでデッサンのテクニックを学んでみてはいかがでしょうか。(公式サイトからの予約が必要です!)
Musée Cognacq jayコニャック・ジョイ美術館
- 住所:8 Rue Elzevir, 75003 Paris, France
- 開館時間:10:00~18:00
- 定休日:月曜日 ※ほか不定休あり
- 入館料:常設展無料(特別展は有料です)
- 公式サイト:コニャック・ジョイ美術館
Musée Zadkine ザッキン美術館
パリ6区のリュクサンブール公園近くにある、ベラルーシ出身の彫刻家オシップ・ザッキンの美術館です。
ザッキンが1928年から1967年に亡くなるまでの間、妻で画家のヴァランティーヌ・フラックスとともにアトリエ兼住宅として過ごした場所であり、没後、膨大な作品と一緒にパリ市に遺贈され、1982年に美術館 として公開されるようになりました。パリの中でも彫刻ファン以外にはあまり知られてないので、ゆっくりと美術鑑賞が楽しめます。
こじんまりとした美術館ですが、自然との対話の中で作品を生み出してきた彼の姿が想像つくほど。この美術館にはやさしい時間が流れています。
Musée Zadkine ザッキン美術館
- 住所:100bis Rue d'Assas, 75006 Paris, France
- 開館時間:10:00~18:00
- 定休日:月曜日 ※ほか不定休あり
- 入館料:常設展無料(特別展は有料です)
- 公式サイト:ザッキン美術館
Musée Bourdelle ブールデル美術館
モンパルナス地区の名所の1つ、ロダンの弟子であるアントワーヌ・ブールデルが1880年代から亡くなるまでアトリエとして使っていた美術館。ロダン美術館からも簡単にアクセスできる距離なので、"師匠と弟子"両者の美術館を訪れるのも何か感じるものがありそうです。
ギリシャ神話に多くのインスピレーションを受けた彼の彫刻は、無料とは思えないほどの見ごたえです。躍動感あふれる作品の数々が室内、そして緑あふれる中庭に展示されています。
Musée Bourdelle ブールデル美術館
- 住所:18 Rue Antoine Bourdelle, 75015 Paris, France
- 開館時間:10:00~18:00
- 定休日:月曜日 ※ほか不定休あり
- 入館料:常設展無料(特別展は有料です)
- 公式サイト:ブールデル美術館
Petit Palais プティ・パレ美術館
パリ8区、シャンゼリゼ通りからすぐ側にあるこちらの建物。1900年のパリ万博の際に美術展示場として建てられたもので、万博終了後に美術館としてオープン。「Petit Palais」 とは小さな宮殿という意味。ドラクロワ、セザンヌ、モネなど19~20世紀初期のフランス美術や彫刻などを展示しています。
美しい彫像や天井にうっとり魅入ってしまいます。広い館内なので鑑賞のひと休みに、中庭に面した回廊部分を利用したミュージアムカフェもおすすめです。心地よい風を感じながら観光の疲れを癒してくれそうです。
Petit Palais プティ・パレ美術館
- 住所:Av. Winston Churchill, 75008 Paris, France
- 開館時間:10:00~18:00
- 定休日:月曜日 ※ほか不定休あり
- 入館料:常設展無料(特別展は有料です)
- 公式サイト:プティ・パレ美術館
まとめ
今回は、有名どころの美術館は見つくした、人混みを避けてゆっくり芸術を鑑賞したい、お得に芸術を楽しみたい、という方のために観光客にはあまり知られていない、パリ在住者おすすめの穴場美術館をご紹介いたしました。素敵なパリ観光の参考になればうれしいです。
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