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【インド】俗世を離れて心の休息を。天空の街ダラムサラの自然と人に癒される旅
「心が疲れ気味」「自然の中で、ぼんやり過ごしたい」「ざわつく心を整えたい」
そんな人におすすめしたい旅先が、インド北部ヒマーチャルプラデーシュ州にあるダラムサラです。
標高1,450m以上の山間地にあるダラムサラは、イギリス統治時代、イギリス人の避暑地だっただけあり、自然が豊富。さらに、ダライ・ラマが住まうこの街には、チベット仏教寺院や瞑想センター、ヨガスタジオなどが点在していて、心を整えやすい環境にあります。それに人も穏やか。
チベット文化圏が好きな人はもちろん、俗世を離れて心の休息を取りたいという人にぜひ訪れていただきたい場所です。今回は、疲れた旅人の心をじんわりと癒してくれる、ダラムサラのおすすめスポットをご紹介します。
目次
- 絶景に心を奪われる!秘密のビューポイント「TORAL CAFE」
- 野牛もくつろぐ「ダル湖」でまったり
- 茶畑を眺めながら、上質なお茶でティータイム♪
- チベット式マッサージで心の底からリラックス
- おわりに
絶景に心を奪われる!秘密のビューポイント「TORAL CAFE」
「ローカルしか知らない、とっておきの場所に案内してあげる」と言う親切なタクシードライバーに連れられて、ダラムサラの中心地マクロードガンジから車で走ること約40分。
民家も野牛すらも見当たらないような田舎に入り、砂利がむき出しの山道をぐんぐん上がると、山の中腹にポツンと1軒のカフェ「TORAL CAFE」が。ここは、標高3,500~6,000mの山が連なる、ダウラダール山脈の一部が間近に見える絶景ポイントなんです。
カフェは360度、山々に囲まれており、まさに大自然の中にぽつねんといる感覚。しかも、筆者以外に観光客はおらず、絶景をひとり占め状態です。
テラスでマサラチャイをすすりながら、雪をいただいたダウラダール山脈を眺めていると、あまりの美しさに時間がたつのを忘れてしまいます。
山道をさらに5分ほど歩いて上がると、山がもっと近くに見える絶景ポイントが!インドの雄大な自然に心を奪われてしまい、悩みごとなんてどこかへ消えてしまいそうです。
野牛もくつろぐ「ダル湖」でまったり
マクロードガンジから車で約15分のところにある「ダル湖」は、観光客や地元住民の憩いの場として人気のスポットです。
広々とした湖を取り囲むようにヒマラヤスギが立ち並び、とても静か。湖の畔にあるベンチに腰掛けて、近くの露店でテイクアウトしたモモ(チベット風餃子)やサモサを食べたり、ぼんやりしたりするだけでも気持ちがいいんです。
ハイキングが好きなら、歩いて「ダル湖」へ行くのもおすすめ。マクロードガンジからダラムコットを経由して「ダル湖」へ向かう道中には、空気の澄んだ森林やチベット仏教寺院などがあり、歩くのが楽しいですよ。
マクロードガンジから「ダル湖」までは、徒歩約1時間です。
茶畑を眺めながら、上質なお茶でティータイム♪
自然の中で、ホッとひと息つきたいと思ったら「ヒマラヤン・ブリュ・ファクトリー・アウトレット」へ。目の前に広がる茶畑を眺めながら、150年以上の歴史を持つ製茶会社が作ったお茶と軽食を楽しむことができます。
売店には、紅茶や緑茶、フレーバーティーなどさまざまなお茶が売られていて、どれにするか迷ってしまうほど。筆者は紅茶を飲みましたが、ダージリンティーに似た繊細で上品な味わいでした。茶葉やティーバッグも売られているので、お土産にもぴったりです。
お茶を堪能した後は、茶畑を歩いてリラックス。どこまでも続く緑一色の茶園を歩いていると、肩の力がすぅ~っと抜けていくのを感じますよ。
チベット式マッサージで心の底からリラックス
心の休息の旅の仕上げに「Body Sense Tibetan Wellness Centre」で、チベット式マッサージを受けるのはいかがでしょうか。
チベット式マッサージは、オイルマッサージを基本に、特に凝りがひどい部分を温めたハーバルボールでポンポンと叩くもの。セラピストの技術力が高く、あまりにも気持ちが良かったので、筆者は1週間の滞在中に2回も訪れてしまいました。
おわりに
今回は自然を中心に紹介しましたが、他にも心が整いそうなアクティビティはたくさんあります。
瞑想に興味があるなら「Tushita MEDITATION CENTRE」へ。申し込みなしで参加できるドロップインの瞑想クラス(寄付制)のほか、滞在型の10日間瞑想コースも設けられています。
仏画が好きな人は「Himalayan Art Museum」で、チベット仏画観賞やランチ付きの1日仏画教室に参加するのもおすすめ。
「UNIVERSAL YOGA CENTER」をはじめ、ヨガスタジオも点在しています。
皆さんも、心のエネルギーチャージに、ダラムサラを訪れてみてはいかがでしょうか。
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にっしー
- 国内外と転々としながら、好きなことをしている関西人。お茶の産地を旅するのがライフワーク。